アッ-サラーム

アラビア語名の音

As-Sallum

英語名

Sallum

• 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

　アッ-サラームは、エジプト=アラブ共和国の北西縁で、エジプト - リビア国境間際に位置する集落（村）、あるいは、小さめの町。

　地中海沿岸部から僅かに距離を置いている。

　アッ-サラームからは、リビア領に通じる自動車道が敷設されていて、リビア領の沿岸都市トゥブルク?からは、145kmほどしか離れていない。他に、アッ-サラーム近くの地方都市までは、アレクサンドリア市から地中海沿岸の都市を経由してきた鉄路が通じている。

【参照地図】

• 
  （エジプト=アラブ共和国（ジュムフーリーヤ=ミスル・アル・アラビーヤ）の主要都市図，Wikimedia Commons）

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

　アッ-サラームは、エジプトのマトルゥーフ県に属している。エジプト側では、地中海沿岸の地方都市（大きめの港町）ソロウン（Soloum）から遠くない。

伝統的には、ベドゥイン?の集落で、近傍にエジプト - スーダン地上ゲートがある（と、想定）以外、さして見所も無く、観光化もされていない。ただ、2006年３月に、アッ-サラーム付近が皆既日食を最も長く観測できるエリアになったので、この時期は各国からの観光客（？）で賑わった。

　アッ-サラームの近傍は、遺跡がある可能性が少なく無いが、現在までのところ組織だった調査がおこなわれたことは知られていない。

　いわゆる史跡とは性格が違うが、第２次世界大戦の戦没者の共同埋葬地がある。しかし、西方のアラメイン?からアッ-サラームまで脚をのばす人は、今では少ない。

　歴史的には、アッ-サラームは、長い間、ベドゥイン族同士の交易の地域センターとして機能していたエジプトの北岸と、キレイナイカ地方?、そしてスィーワ・オアシスからのルートが交わるような地理的環境によるだろう。

• 「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。

　「増補待ち」。

• GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど

補足設定

• アッ-サラーム及び、近傍に想定される国境ゲートについて、情報が不足しています。
  当面、次のようなフィクション設定を、想定しておいてはどうでしょうか

• アッ-サラームの住人は、外国人には慣れていなくて、警戒心がある。
• 近傍の国境ゲートは、主に、リビア側、エジプト側の地域住民の往来に利用されている。
  外国人が利用しようとすると、入管検査だけで数時間かかるかもしれない。
  もちろん、事前に両国政府と折衝してあったり、適当なゾディアック・メンバー・カードを使っていれば、この限りでは無い。
  （入管検査だけで数時間かかったとしても、セッション現場では、時間をハショって「そして◎時間後」といったマスタリング処理がいいでしょう）
  なお、シナリオの狙いにもよるが、「両国政府と折衝してある」場合、政府の案内人という名目で監視役のNPCをPCたちに付きまとわせたりできると、もっともらしさは増す。
• 特別な対処をPCたちが示せなかったな場合、手荷物検査は厳重にした方がもっともらしいかもしれない。シナリオの狙いに応じて、PC所有の装備品、武器類や電子機器類などを没収するくらいしても不自然では無い。（特に、エジプト側からリビア側に向かう場合。
• シナリオの狙いがある場合は、PCたちの通行拒否の処理をしても、いいかもしれない。
  理由付けとしては例えば、「近傍地域の情勢に、外国人の安全を保障できない危険な様子になっている」などでも構わないだろう。

参照地図

• 北エジプト 地図（エジプト 地図，Super Travel Net）
• National Geographic Society - Maps
  インタラクティブ・マップ。“Sallum”で表示される候補の内から“Sallum，Egypt”を選択するといい。

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編

関連項目

• トゥブルク?
• マトルゥーフ県

資料リンク

• Wikipedia英語版:Sallum

活用

• このページの記事を踏まえた、アイデア・フック、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど

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