紅海州,スーダンの〜
- 紅海州,スーダンの〜 スーダンの こうかい しゅう 簡易版
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- Wilayah Bahr al-Ahmar(ウィラァヤフ=バハル=アル・アフマール)
- 英語名
- State of Red Sea(ステイト・オブ・レッド・スィー)
スーダン共和国の「紅海州」は、スーダンで現行の州の1つ。
スーダン領北東部で、紅海(レッド・スィー)に面している。州域北縁は、エジプト=アラブ共和国との国境で、両国間で領有未決着の係争地も州域に含んでいる。州域の南西縁は、エリトリア国と国境を接している。
スーダン領の全体でも北東部にあたるカッサラ地方の最北部を占め、西縁中部以北で、北スーダン地方に隣接。南東部では、カッサラ地方の他州に接している。
紅海沿岸の南北中ほどに位置するポート・スーダン?は、紅海州州都で、スーダン共和国の主要海港。
やや詳しい情報
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紅海州(ウィラァヤフ=バハル=アル・アフマール)の州域は、北の国境を挟んでエジプトの紅海県?に隣接。紅海沿岸では、エジプト側が領域主張している土地を、北部まで実効支配。内陸部では、スーダン側が領域主張している土地が、エジプト側の実効支配地になっている。
沿岸部には、エジプトの東方沙漠に連なる沿岸山地が断続。州域北東部のスーダン側実効支配地から、岩地性丘陵の東西幅が膨らみ、州域北西部に広がっていく。この丘陵地は、北西裾がエジプト側実効支配地との境界線にほぼ近く、西縁裾野部が、北スーダン地方との州境にほぼ近い。北スーダン地方で、紅海州と接しているのは、ナイル川州(ウィラァヤフ=ナハル=アン・ニルス)。
紅海沿海平地は、スーダン側実効支配地では、やや幅が広いが、エジプト側もスーダン領と認める地域に入ると、山裾が海岸線間際まで迫る。以南の紅海州では、沿岸平地は東傾の微傾斜地が続いていく。
山地の西斜面では、沿岸部に連なる山地と、エジプト側から続いて、東西幅が広がった北西部山域とが、狭間に盆地に似た土地を形成。正確には、南西方向に西傾くの傾斜地が開けた袋状の土地になっている。
海岸線は中部南寄りで、やや東に広がるが、沿岸平地(微傾斜地)の奥行きは、さほど変化しない。沿岸山地の方は、中部以南で東西幅が広がり、山並みも複雑化。何箇所かで、山間の扇状地が沿岸平地に口を開くようになる。
沿岸で、南北中ほどに位置するポート・スーダン?の南西にも、扇状地がある。この扇状地から峠を越えると、沿岸山地西斜面の山間にやや広めの山間の袋状地に出る。この袋状地にも、人口が集住。人口密度も高め。
紅海州の環境は、基本的には乾燥気候だが、沿岸では紅海の影響で、降水もやや多め。人口は圧倒的に州域南部に偏る。ポート・スーダンとその周辺が、最も人口密度の高い地域で、次いで、ポート・スーダン南西の山間袋状地の人口密度が高い。その次に人口が集中しているのは、州域南西部の山地。
州北部の平均人口密度は、沿岸部も含めて大変に低い。北部では、都市部を除いて事実上無人の地域が広い。
州域全域の面積は、218,887平方km。人口は、2000年の推計で、およそ70万人ほど。州域全体の平均人口密度は、3人ほどになる。
同年のスーダン全域の数値と比較すると、9%弱ほどの面積に、およそ2.2%ほどの人口が居住していた見当になる。同年のスーダン全域の平均人口密度は、12人ほど。
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参照:[小辞典ワールド編] [ナイル川州,スーダンの〜]