マグ・ムクラマの戦い

• シームレス・ワールドの用語解説。

英語表記

Battle of Mag Mucrama

• 「判定処理なしに、ＰＣが知ってることにしていい」情報とします。

　特に無し。

　「マグ・ムクラマの戦い」については、「関連技能を持たないＰＣは、予備知識なし」の処理でも不自然ではないと思われます。

• 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。

小事典版推奨判定

「表現＋知性　目標値=８〜10」「情報＋知性　目標値=10〜12」「魔術＋知性　目標値10〜12」「歴史＋知性　目標値10〜12」

簡単な情報　（必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いＧＭから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない）

　「マグ・ムクラマの戦い」の戦いは、アイルランドの中世に伝えられた歴史譚の１編。物語の背景は、３世紀頃と思われるので、古代末期のケルト部族時代の物語になる。

　現在の研究では「歴史物語?」の１編とされ、内容は伝説と入り混じっている。

　物語の主筋は、ルギド・マク・コン?が、アイルランド王?になるまでの戦いと、アイルランド王になった後の転落。

　「マグ・ムクラマ」は、コナハト地方で、現在のゴールウェイ県?にあった草原の名。

小事典版推奨判定

「表現＋知性　目標値=10〜12」「情報＋知性　目標値=12〜14」「魔術＋知性　目標値12〜14」「歴史＋知性　目標値12〜14」

やや詳しい情報　ルギド・マク・コンの母は、かつてアイルランド王だったコン・ケードハタハ?の娘だった。マク・コンは、父親の死後、従兄弟のエオガンと戦い、敗れるとイングランドに逃れる（スコットランドとも）。亡命先で得た援軍を伴い、マク・コンはアイルランドに逆襲。エオガンとその同盟者を倒すと、さしたる反対者もなくアイルランド王の地位に就く。

　しかし、アイルランド王になった後、ある訴えの裁定で不当な判断を下したため、民心は離れ、国土も荒廃してしまう。マク・コンは、エオガンの父で自分の叔父であるアリル・アウロム?を頼っていくが、アリルに息子の仇として殺されてしまう。

小事典版推奨判定

「表現＋知性　目標値=12〜14」

　「マグ・ムクラマの物語」は、『レンスターの書』に収められた写本の再発見で、現代人に知られるようになった。この写本自体は、12世紀頃に手写したもの、と鑑定されている。

　近年の研究では、この物語の伝承は、少なくとも９世紀頃までは遡り得る、とされている。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど。

　「増補待ち」。

• ＋αのワールド用語
• 小辞典

関連項目

• アイルランド島
• アリル・アウロム?
• コナハト地方
• ゴールウェイ県?
• コン・ケードハタハ?
• リー・エーレーン?
• ルギド・マク・コン?
• 『レンスターの書』
• 歴史物語?

資料リンク

• Wikipedia英語版:Battle_of_Mag_Mucrama
  Wikipedia英語版:Category:Cycles of the Kings
  Wikipedia英語版:Category:Irish texts

活用

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