中央公論新社版世界の歴史6『隋唐帝国と古代朝鮮』
世界の歴史6『隋唐帝国と古代朝鮮』
どんな本か
『隋唐帝国と古代朝鮮』は、中央公論新社から刊行されてる、世界の歴史シリーズ(全30巻)の第6巻。
ハードカバーで、全ページ、フルカラー。古代中国の東漢末代から魏晋南北朝を経て唐朝の終焉までが扱われ、古代朝鮮については檀君神話の物語概要と背景とを前史的に扱い、統一新羅の滅亡までが扱われている。
書誌情報
樺山 紘一、礪波 護、他 共編,礪波 護、武田 幸男 共著,世界の歴史6『隋唐帝国と古代朝鮮』,中央公論新社,Tokyo,1997.
ISBN 4-12-403406-7
- 四六判、ハードカバー、本文454頁、本体2524円+税
感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
- やや高めの本ではあります。歴史書単行本の内では、そうバカ高いわけでもない。
- 「ブルーローズ」の資料本、参考書としては、遺跡図、歴史地図の類が多めである点が助かる。
「ブルーローズ」以外にも購入動機のある方、TRPGで使うだけでなく、元から歴史書が好きだ、と言う方は、GMをする人、プレイヤー専門の人の区別無く、購入を検討してみるといい1冊でしょう。 - 遺跡図や歴史地図は、それぞれ、決して大きなサイズではない。
しかしフルカラーで印刷されていて、表現力はかなりある。遺跡図は遺跡地帯の起伏などもイメージできるし、歴史地図もフルカラーの特色を活かした工夫が見られる。 - GMをする人では、ことに歴史ミステリーに絡めたオリジナル・シナリオを作る人にお勧め。
「ブルーローズ」を離れたらどんな本か
- 一般向け古代中国史、古代朝鮮史の概説書としては、良書だと思える。
- 諸民族が入り乱れ、大小の国家が盛衰する複雑な経緯が、読みやすく整理されている。
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参照:[書籍紹介]