データブック オブ ザ ワールド
二宮書店 編,「データブック オブ ザ ワールド」

どんなシリーズか
ハンディかつ、比較的安価な各国要覧(世界各国のデータ集)で、年度版が毎年改訂出版されています。
リーズナブルな価格帯と比べても、類書の内で群を抜いた充実度。
書誌情報
- 2009年版(Vol.21)は、A5判、479頁で、本体価格価格¥648+税。
ISBN 978-4-8176-0333-3
感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
- プレイヤーにとっても、GMにとっても、ベーシックなデータブックとして使えます。
高い本ではないですし、基本サプリメントのようにみなしていいシリーズです。毎年、年度版が改訂刊行されている点も魅力。 - 現存国家各国の情報が、ほぼ共通した構成フォーマットにて、A5判1頁〜2頁程度にまとめられています。
- データブックに書いてあることは、セッションでも基礎データとして扱う、くらいにやっていくと、シームレス・ワールドの魅力を充分に活用できるようになるでしょう。
- ことに、シームレス・ワールドの魅力の1つである「今、リアル・ワールドで起きてるできごとと、物語内の世界をシンクロさせてく」路線を追求するにはお勧めです。
- 特にGMにとっては、「都市居住率」や「インターネット普及率」なんて、類書でもなかなかみることのできないデータが豊富(一部に未掲載の国もあり)なとこが魅力です。
人口密度のデータは、もちろん、各国の項に記されてますので。都市居住率のデータと組み合わせてくと、かなり冒険舞台のイメージを練ってくことができます。
「ブルーローズ」を離れてみるとどんな本か
- A5判というハンディなサイズは、もしかしたら、ビジネス・ユースを想定した携行の便利さを狙ったものかもしれません。
- 2009年版で見ますと、160頁の「統計要覧」で、主題ごとに各国のデータを比較した各種統計を整理。300頁強の「世界各国要覧」で、国ごとの基礎データを整理、という2部構成が使い易いです。
キーワード:
参照:[データブック オブ ザ ワールド 2008年版] [データブック オブ ザ ワールド 2009年版] [世界地図帳と各国要覧の購入ガイド] [書籍紹介 ベーシック・ピックアップ] [データブック オブ ザ ワールド 2005年版] [株式会社 二宮書店] [データブック オブ ザ ワールド 2006年版] [今がわかる 時代がわかる世界地図 2006年版] [データブック オブ ザ ワールド 2007年版] [IRC] [書籍紹介]