東方沙漠,北アフリカの〜
- 北アフリカの東方沙漠 きたアフリカの とうほうさばく (簡易版)
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「東方沙漠」は、アフリカ大陸北東部で、ナイル川の流域渓谷よりも東方で紅海沿岸部にまで到る乾燥地帯を広く指す広域地域名。
上の地理的な定義では、エジプト領から、スーダン領、エチオピア領、エリトリア領に渡る広域を指す。
ただし、地理学関連ではなく、一般社会では「エジプト領内でナイル川流域と紅海との間に続く乾燥地帯」を指して「(エジプトの)東方沙漠」と呼ぶことが多い。スーダンやエチオピア、エリトリアなどで「東方沙漠」と言っても、まず、通じないだろう。
また、東方沙漠の別称として「アラビア沙漠?」がアフリカ側の各地でローカルに用いられる事も多い。スペイン語?でも、地域を“Desierto ar?bigo”(アラビア沙漠)と呼ぶし、フランス語でも“D?sert Arabique”と呼ぶことはある。が、こちらは、地理学で言うアラビア沙漠とは範囲が異なる。
【参照地図】
やや詳しい情報
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東方沙漠は基本的には、岩地性の乾燥地帯(岩沙漠)で、紅海の海岸線に沿うように断続している岩山が特徴。
この岩山は、北辺のスエズ湾沿岸部では、500m〜1,000m内外の高さだが、南に移るにつれ暫時高くなっていく。
エジプト領内では、アスワン市の概ね東方に位置するハマータ山が標高1,977m。ハマータ山の概ね南で、エジプト - スーダン国境近くに位置するニクルーブ・アル-カフール山が1,078m。
スーダン領内の紅海沿海部では、北部のアソテリバ山が2,215m、中部に位置するオーダ山が2,259m。
エリトリア領内では、2,000m〜3,000m級の山並みになり、エチオピア領内では、西部の東縁を縁取る3,000m超級の山並みに連なっている。
サハラ沙漠に連なる西方沙漠が、石灰岩が多く、黄褐色の砂礫が優勢なのと違い、東方沙漠の、とくに山地は赤褐色の花崗岩が多い。この地質は、シナイ半島南部やエチオピア高原?の地質と概ね等しい性質だ。
- 【参照イメージ】
- Africa/Egypt/Aswan(Arab republic of egypt,Tago.com)
エジプト領を中心にした広域の衛星イメージ(おそらくGoogle mapベースのもの)。西方沙漠と東方沙漠の色味の違いが見てとれる。
GM向け参考情報
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「増補待ち」。
- 【参照地図】
(1984年版の紅海地図,Middle East Maps,Perry-Castaneda Library Map Collection)
別称類
- 別称=(エジプトの)アラビア沙漠
主要国の言語
- アラビア語名=(調査中)
- 英語表記=Eastern Desert
- フランス語表記=d?sert oriental
- スペイン語名=Desierto ar?bigo
- ロシア語表記=Аравийская пустыня
- 中国語表記=(調査中)
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キーワード:
参照:[エジプト=アラブ共和国の諸地域] [エジプト=アラブ共和国の有用地図集] [アフリカ州のランド・マーク] [アラビア沙漠,エジプトの〜] [エル-バハール・エル-アフマル県] [ランド・マーク] [ワディ・ハンママート] [エジプトの5大オアシス] [メンチュヘテプ4世]