アイスランド防衛隊

• シームレス・ワールドの用語解説。

英語表記

Iceland Defense Force

• 「判定処理なしに、ＰＣが知ってることにしていい」情報とします。

　「アイスランド防衛隊」とは、1951年〜2006年、アイスランド共和国の、ケプラヴィーク空軍基地をベースにしていた、NATO軍の部隊。

　NATO(北大西洋条約機構)?からの要請で、アイスランドに派兵されたU.S.空軍が主体だった。2006年、U.S.政府は、派兵部隊の撤収を開始。ケプラヴィーク国際空港の施設を利用していた空軍基地もアイスランド側に返却され、アイスランド防衛隊は解消された。

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「軍事＋知性　目標値=８〜10」「情報＋知性　目標値=10〜12」

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　1950年代に創設されたアイスランド防衛隊は、当時の自由主義国陣営と、社会主義国陣営との冷戦対立を背景に、あきらかに、北大西洋での補給基地として、アイスランド島?の重要性を活用するための組織だった。

　アイスランド防衛隊の主体は、派兵されたU.S.空軍だったが、組織は空中給油機を配備された部隊や、対潜哨戒機を配備された部隊、アイスランドU.S.陸軍（U.S. Army Iceland, ARICE)など、25を超える各種部隊で構成されていた。

　人員は、1，350人のU.S.軍人、350人のアメリカ国防総省職員、650人のアイスランド職員の他、ネーデルラント、ノルウェー、カナダ、デンマークなどのNATO加盟国から派遣された要員もいた。

小事典版推奨判定

「交流＋知性　目標値=８〜10」「情報＋知性　目標値=10〜12」

簡単な情報　（必要に応じてゲーム前ブリーフィングやブレイクを使いＧＭから素でプレイヤーに伝えてもいいかもしれない）

　アイスランド防衛隊は、主にケプラヴィーク国際空港の施設を使用していた。この間、空港の運営費用は、アイスランド政府も、U.S.政府も一部を負担したが、1980年代半ば頃まで、空港の通関パスポート・チェックもU.S.軍がおこなうなどして、アイスランド国民世論の反感をかなり招いていた。ベトナム戦争やイラク戦争の時期には、しばしば抗議運動が繰り広げられもした。

　なお、ケプラヴィーク市の、住宅地区ニャルズヴィークには、隣接する郊外に、基地勤務者を中心にした、アイスランド防衛隊の基地住宅地が設けられていた。アイスランド防衛隊の解消と共に、この住宅地も再開発がされるかもしれないが、定かではない。

小事典版推奨判定

「情報＋知性　目標値=10〜12」

やや詳しい情報　アイスランド共和国は、独立以降、沿岸警備隊などは組織しても独自の国軍を持たない国だった。アイスランド政府は、U.S.軍の撤収を機会に、警察や沿岸警備隊を含む国土警備および防衛目的機関の設立をおこなう方針を公表。

　2008年に外務省の下に防衛庁を設置、対空レーダー網の管理と、アイスランド危機対応部隊の管理を管轄にした。

　政府プランは常備軍設立ではないが、常備軍整備を主張している政党もある。なお、政府当局は、引き続き、NATOへの基地提供と財政支出をおこなうともしている。

• ＧＭ向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど

　「増補待ち」。

• 小辞典
  ⇔ 小辞典ワールド編

関連項目

• アイスランド共和国
• アイスランド共和国の情勢
• ケプラヴィーク国際空港

資料リンク

• Wikipedia英語版:Iceland_Defense_Force
  Wikipedia英語版:Military_of_Iceland

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