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環境保護に関する南極条約議定書

環境保護に関する南極条約議定書 
かんきょうほごにかんする なんきょくじょうやく ぎていしょ
(Protocol on Environmental Protection to the Antarctic Treaty;Madrid Protocol)

PCが予め知ってていい情報

 「環境保護に関する南極条約議定書」(通称「マドリッド・プロトコル」)は、1991年に開催された南極条約協議国会議にて採択され、1998年に発効した国際条約。

 1970年代からの地球規模の環境保全に関する関心の高まりを背景に、南極地域の環境、生態系の包括的な保護が目的とされている。

 議定書では、南緯60度以南の「南極地域」での鉱物資源採取活動の禁止、ほ乳類及び鳥類の捕獲、殺傷の禁止、在来動植物の生育、生息環境の保護、生きた生物の持ち込み禁止、廃棄物の抑制と制限、保管、南極地域からの撤去などが義務づけられている。締約国は、各国ともに関連法規を整備している。

 他に、学術的な観測、探検、観光ツアーを問わず、南極地域へ渡航する場合には、所属国当局へ国際条約、各国法に定められた所定の書類を提出し許可を得ることも定められた。

 さらに、動物の捕獲や特別保護地域への立ち入りには、特別な手続きも必要とされている他、南極地域で予定されている活動が、現地環境に与える影響を評価する環境アセスメント(現地で活動を始める前に、その活動が環境に与える影響を予測し評価する手続き)を行うことも定められている。

GM向け参考情報

「南極条約」の項を参照されたし。(⇒ 南極条約

活用や検討

活用


検討

  • 検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで)

更新日時:2006/02/02 12:09:54
キーワード:
参照:[国際関係の関連用語] [南極条約]
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