ミール
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「ミール」の名は、ラテン語?で「イスパニアの戦士」を意味したミル・イスパニア(M?l Esp?ine)が古い形だった。近代になると、ラテン語風に造語した「ミレシウス」の名で再話が書かれた例もある。
伝説によれば、彼は「ゴラム(Golam)」又は、「ガラム(Galamh)」という名の傭兵で、はじめはスキタイ地方?で、その後エジプト?で将軍を勤めた。あるいは、「ゴイデル・グラス(Go?del Glas)」と言う名のスキタイ人で、バベルの塔?の崩壊にも立ち会った人物だった、と言われることもある。
「子孫がアイルランドを支配するだろう」との予言を得た彼は、西方に旅して、ローマの属州イスパニアが営まれていたイベリア半島に到達。イスパニアでは、何度か戦った後に死んだ。
ガラムの妻だったスコタとガラムの甥だったイースは、ガリシア王?ブレオガン?が建造した巨大な塔の上からアイルランドを望見。偵察のためアイルランドに渡ったが、イースはトゥアター・デ・ダナンの3人の王に殺されてしまう。スコタがイースの遺体をイスパニアに持ち帰ると、ガラムの8人の息子たちと、イースの9人の兄弟たちは復讐を誓って、アイルランドに侵攻。トゥアター・デ・ダナンを打ち破ると、予言どおり、アイルランドを支配することになった。
11世紀頃、神話的な歴史譚を収集再編したと思える『アイルランド来寇の書?』では、ミールは『旧約聖書?』にも名前が見えるノアの息子の1人、ヤフェト?の子孫だった、とされた。
「来寇の書」の物語では、ヤフェトの子孫の一団は、大洪水の後、スキタイ人の祖先になったとされた。スキタイ人の族長の1人フェニウス・ファルサ?の息子と、エジプトのファラオの姫スコタとの子供がゴイデル・グラス。ゴイデル・グラスの息子、あるいは遠い子孫がミールだった。
ミールはイベリア半島で生まれたが、成長してから傭兵として活躍した、と「来寇の書」の物語は記している。
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参照:[トゥアター・デ・ダナン] [神話、伝説のキャラクター] [ミールの息子たち] [小辞典ワールド編] [ゴイデル・グラス] [シード(異界)] [スコタ]