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ナイル・サハラ語族

ナイル=サハラ語族 ナイル=サハラごぞく(Nile-Saharan)

英語表記
Nile-Saharan

PCが予め知ってていい情報

  • 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。

 言語学者の間には「ナイル=サハラ諸語」と整理する立場もある。

 「ナイル・サハラ語族(ナイル=サハラン)」は、北アフリカの中西部内陸から東アフリカ北部にかけてで用いられている幾つかの言語の、近縁関係、及び、言語系統を整理した言語学上の概念。「ナイロ=サハラン(ナイロ=サハラ語族,ナイロ=サハラ諸語)」とも。

 ナイル=サハランは、近縁諸語に属す言語を母語にした、諸民族?の近縁関係をカテゴライズするのに用いることもある。単に「ナイル=サハラン」と言うと、近縁の民族集団を指して用いられることの方が多いかもしれない。

 しかし、言語系統と民族系統とは、必ずしも常に一致するわけではない。アラブ化したスーダン人、ギリシア化したスラブ系民族、他、歴史上の事例は多い。

 「ナイル=サハラ語族」は第1に言語学の概念なので、民族関係の方を、「ナイル=サハラ語系統の民族」などとしていった方がいいのかもしれない。

【参照資料】

  • AfricanLanguage.com
    アフリカの言語系統分布の概略図が掲載されています(2006年6月現在)。

追加情報

小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値10〜12」「交流+知性 目標値12〜14」
やや詳しい情報 ナイル=サハランに属す諸言語のネイティヴ・スピーカー?は、ナイル水系?の上流域〜中流域と、シャリ川?の流域とに話者の集住地が多い。
 より具体的には、ナイル=サハラ語族に分類される諸言語がネイティブに用いられている社会は、サハラ沙漠東西中ほどの内陸から、スーダン共和国領、及び、エチオピア高原?にかけての地域と、スーダン領のナイル川流域を南に遡り、ウガンダケニア西部、タンザニア北部にかけての地域とに分布している。
小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値10〜12」「情報+知性 目標値12〜14」
やや詳しい情報 言語学者によれば、ナイル=サハラ諸語の属す諸言語のネイティヴ・スピーカー?は、大まかな推計で。1,100万人ほど、と言われた(1987年)。
小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値10〜12」「情報+知性 目標値12〜14」
やや詳しい情報 ナイル=サハラ諸語に分類される諸言語は、言語間の差異が比較的大きい。インド・ヨーロッパ語族?や、ニジェール・コルドファン語族?などと比べた場合、言語としての近縁性は乏しくなっている。
 研究者の間でも、「ナイル=サハラ語族」のカテゴリーを仮説である、として認めない立場も少なくない。
 これは、「共通の祖語から歴史的に分化していった系統関係の証明は不充分」と、いった意味。あるいは、ルーツの異なる複数の言語系統が相互に影響しあって類縁性を高めた、との可能性が説かれることもある。
 ナイル=サハラ諸語と呼ばれることもある諸言語は差異の大きさにも関わらず、類縁性が認められることも事実と言える。

小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値12〜14」
詳しい情報 「ナイル=サハラ語族」は、1960年代にU.S.A.(合衆国)の人類学者、言語学者のJ.H.グリーンバーグが提唱したもの。グリーンバーグによる言語類型の整理には疑問や批判も少なくない。
 グリーンバーグの提唱では、ナイル=サハラ語族は5系統の語派と孤立したフル語のグループ(フル語に属す諸方言)とからなる、とされた。
 後に、やはり合衆国の研究者である、M.ライオネル・ベンダーがカテゴリーに修正を加えて再整理をした。この整理にも、細部について、全面的な合意が成り立っていない部分もあり、現状は複数説が並立している、とみた方がいい。否定説も含め、複数の異説も唱えられている。
 ライオネル・ベンダーが、グリーンバーグの整理に修正を加えたカテゴリー整理は、次のようなものになっている。
  • サハラ語派
  • ソンガイ語派
  • フル語群
  • マバン語派
  • コマッズ語派(このカテゴリーは、現在、上位の言語系統としては言われなくなっており、系統の下位に位置づけられることが多くなっている)
  • (シャリ・ナイル語派)
    「シャリ・ナイル語派」は、「ナイル・サハラ語族」提唱者の間でも、後に撤回されたカテゴリー。系統関係の論証が不充分とのことで、シャリ・ナイル語派に含められていた以下の4つの諸語に置き換えられている。
    中部スーダン諸語
    クナマ諸語
    ベルタ諸語
    東部スーダン諸語
 マサイ語、ルオ語、カヌリ語は、サハラ語派に分類され、ヌビア語?ナイル諸語は、東部スーダン諸語に分類されている。
 他に、「コマッズ語派」が言われなくなったのと代わるように、「コマン語派」のカテゴリーが言われるようになっている。ただし、これにも議論は多い。

  • 「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。
小事典版推奨判定
「言語+知性 目標値14以上」
詳しい情報 ナイル・サハラ語族の諸言語に概ね共通する特徴としては、次のようなものが指摘されている。
  • 格変化を持つ言語が多い。格変化は、接辞の付加、音調の変化、母音の変化で示される。
  • 名詞の複数形を示す変化の規則が、複雑な言語が多い。
  • 普通、形容詞は名詞の後ろにくることが多い。
  • 動詞の派生形を多種類持つ言語が多い。
  • 名詞に性差を持つ言語が少なくない。(ナイル諸語が典型例)

GM向け参考情報

【参照資料】

運用

  • ナイル=サハラ語族に限らず、言語系統に関しては、「言語系統と民族系統とは、必ずしも常に一致するわけではない」「言語系統の分類には異論、異説や議論が多い」この2点を押さえておくことをお勧めします。
  • 上記のポイントさえ押さえいけば、細かな学説は、あまり神経質に気にする必要もないでしょう。シナリオの設定と割り切って活用していっても構わないでしょう。
  • あるいは、上記のポイントを押さえた上で、あえてナチのように「人種と民族と使用言語とをごちゃ混ぜにした筋の通らない理論」を振りかざすトンデモ系のNPCを出す、という手もなくはないです。ただ、このアプローチは、うっかりすると、プレイヤーに対してGMが意図しないミス・リーディングを出すことになりかねませんので。ご注意ください。

アイデア・フック

  • 系統不明のフル語(ダルフール地方の主要民族であるフール人母語)を超古代ネタに絡めてく、なんて料理法があるかもしれません(が、かなり料理が難しそうな題材ではあります)。

活用や検討

活用

  • このページの記事を踏まえた、アイディア・フック?、使ってみたシナリオ、セッション・レポ、などなど
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重要な改訂の情報

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検討

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更新日時:2008/04/23 09:23:37
キーワード:
参照:[ヌビア人] [フール人] [ナイル諸語]
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