中央公論新社版世界の歴史1『人類の起原と古代オリエント』
世界の歴史1『人類の起原と古代オリエント』
どんな本か
中央公論新社から刊行されてる、世界の歴史シリーズ(全30巻)の第1巻。
ハードカバーで、全ページ、フルカラー。有土器新石器文化に至る人類史、古代メソポタミアの歴史、古代エジプトの歴史を解説。
- 内容構成
- 第1部 人類文明の誕生
人類のはじまり/食料生産のはじまり/文明の誕生/文化と文明 - 第2部 都市と帝国
メソポタミア文明の誕生/都市の境界をこえて/人びとのくらし/アッシリアとフリ人の勢力―前二千年紀前半の北メソポタミア/国際関係の時代―前二千年紀後半のオリエント世界/大帝国の興亡―前一千年紀前半のアッシリアと周辺世界 - 第3部 ナイルが育んだ文明
エジプト文明の成立/官僚国家への道/オリエントの国際政治のなかで/栄光と衰退
書誌情報
樺山 紘一、礪波 護、他 共編,大貫 良夫、前川 和也、他 共著,世界の歴史1『人類の起原と古代オリエント』,中央公論新社,Tokyo,1998.
ISBN 4-12-403401-6
- 四六判、ハードカバー、本文574頁、本体2524円+税
感想コメント
「ブルーローズ」にどう役立つか
- やや高めの本だが、歴史書単行本としては、そうバカ高いわけでもない。
- 「ブルーローズ」の資料本、参考書としては、遺跡図、歴史地図の類が多めで助かる。
「ブルーローズ」以外にも購入動機のある方、TRPGで使うだけでなく、元から歴史書が好きだ、と言う方は、GMをする人、プレイヤー専門の人の区別無く、購入を検討してみるといい1冊でしょう。 - 遺跡図や歴史地図は、それぞれ、決して大きなサイズではない。
しかしフルカラーで印刷されていて、表現力はかなりある。遺跡図は遺跡地帯の起伏などもイメージできるし、歴史地図もフルカラーの特色を活かした工夫が見られる。 - 考古遺物の写真、遺跡地域の現在の風景写真などもフルカラー。
- GMをする人では、ことに歴史ミステリーに絡めたオリジナル・シナリオを作る人にお勧め。
「ブルーローズ」を離れたらどんな本か
- 一般向け世界史概説書としては、良書と思える。
- 1巻はシリーズの内でもヴォリュームがある方。多分、じっくり読み込む人向け、ではないか(?)。
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参照:[書籍紹介]