クェッタ
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「クェッタ市」は、パキスタン=イスラム共和国西部を占めているバローチスタン州の州都。周辺を含んだクエッタ県の行政中心も兼ねている。
クエッタ市は、バローチスタン州北部で、東西概ね中ほどのやや東寄りに位置。中央ブラーフィ山脈?北端部の西方の山中にあって、海抜1680m〜1900mほどに位置。
- 【参照地図】
- バローチスタン州内のクエッタ県略地図(Wikimedia Commons)
- パキスタン=イスラム共和国略地図(Pakistan,Merriam-Webster Online)
やや詳しい情報
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クエッタ県は、四方を、より高い山地に囲まれ、3つの山脈に属す4つの山域の間で、盆地のような谷間地に位置。概ね東方に位置する、標高3,578mのザルグーン山が、周囲で最も高い峰。
シンド州?の都市スックル?の概ね北西にあたり、基幹道路、及び、基幹鉄路で結ばれている。盆地内には、地方空港も擁す。他にも、パキスタンの主要な自動車道、鉄路が交差。パキスタン西部の交通路センターになっている。
クエッタ県の領域は、2.65平方km。クエッタ市とパンジャパイ(Panjpai)の2つの地区からなり、狭い隘路でつながっている。2005年の推計で、郡には85万人ほどが居住。内、9割ほどがクエッタ市の居住者である見当。
夏季の最高気温は40℃ほどまで上がるが、最低気温は12℃ほど。冬季の最高気温は25℃ほど、最低気温は−18℃ほど。
高地にある分、周囲の地域よりも、比較的冷涼で過ごし易い。ただ、パキスタン東部がモンスーン季を迎えても、地域の降水は少なく、年間を続いて乾燥した気候が続き、降水の多くは、12月頃から翌3月頃に得る(降雪も見る)。
伝統的には、果樹栽培で知られ、「バローチスタンの果樹園」のようなイメージがもたれている。近年、バローチスタン州で盛んな鉱工業開発の中心地で、クエッタ郡近傍の各地には、現代的な工場類が増えている。
地域住民の内、最多数派はパシュトゥーン人?で、ほとんどが定住化した人々。次いで、バローチ人、ハザラ人が多い。少数派にはブラーフィ人、シンド人?、パンジャーブ人?などがいる。
クエッタは、第2次アフガン戦争の後までは、ドゥーラニー朝?のアフガニスタン王国?の勢力下にある時期が長かった。パシュトゥーン人人口の多さも、そのためと言えるだろう。2000年頃までは15万人ほどのアフガン難民も受け入れていたが、2008年現在は8万人ほどまで減っているようだ。
地域の、バローチ人は、1970年代以降に移住してきた人口が多い。
クエッタに至っている基幹鉄路は、地域を多くの主要都市を結んでいる。例えばカラチ?、ラホール?、ペシャワル?などだ。また、イラン領のザーヘダーンまで続く鉄路も通っている。
自動車道も、シンド州方面との間を結ぶ道だけでなく、バローチスタン州北東部のスレイマン山地を経由して、ペシャワルに至っている。また、バローチスタン州北縁の山地地帯を通って、イラン領のザーヘダーンまで続く自動車道も通っている。
なお、クエッタからペシャワルに至る自動車道は、クエッタ市を出てすぐに北西方向に分岐する道が、アフガニスタン領のカンダハール?に通じている。
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