古代ムトの遺跡
簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。
- アラビア語現地名の音
- Mut al-Khorab(ムート・アル-コーラブ)
- 英語表記
- archaeological site of ancient Mut
- フランス語表記
- (調査中)
PCが予め知ってていい情報
- 「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。
「古代ムトの遺跡」は、エジプト=アラブ共和国のダフラ・オアシスで、オアシス地帯北北西の外縁に位置。古代王朝時代に都市があった、と伝えられている遺跡。日干しレンガが崩壊し、遺丘(テル)状に堆積、マウンドになっている地区。
現在までのところ、本格的な発掘調査は、公式にはなされていない(と、想定)。
やや詳しい情報
- 「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。
古代ムトの遺跡は、現在のムトの街の概ね北西、地図上の直線距離で40kmほどに位置。東西、南北、共におよそ5kmほどの地区に、雑然と崩壊した日干しレンガの堆積が広がっている。
ダフラ・オアシスの北西外周では、西方沙漠内の岩地性台地が、南北から迫っている。古代ムトの遺跡は、南北の台地の間が、現在のオアシスに入る手前でやや狭まっている辺りの谷地地形にある。マウンド地帯の南縁、北縁は、石灰岩台地の段差の裾間際にまで連なっている。
地域は保全されておらず、立ち入りは自由。入場料を徴収するようなシステムも整えられていない。それどころか、ところどころで、ダフラ・オアシスでも特に貧しい人々が日干しレンガで建てた廃屋のような小家屋に居住している。
このマウンド地帯は、「古代エジプト王朝の時代に遡る都市の跡だ」と、言われている。本格的な発掘調査はなされていない(と、想定)が、近傍にはデール・イル-ハガル?の神殿遺跡などが遺っている。
ファラーフラ・オアシスからムトの街に至る舗装された自動車道は、オアシス地帯に入る直前で、古代ムトのマウンド地帯の北寄りを西から東へ横切る。遺跡を抜けた地点から道なりに12kmほど進むと、中世の城砦都市アル-クァーサルに至る。アル-クァーサルを過ぎれば、オアシス地帯だ。
また、マウンド遺跡地帯の南西には、ファラーフラ・オアシスに至る未舗装の旧キャラバン・ロードが走っている。この道は、ダフラ・オアシスから概ね東西にはじまり、北側の石灰岩台地の上に入っていく。マウンド地帯の北を過ぎたあたりから、北西方向にカーブ。舗装された自動車道の東側を併走するように、西方沙漠内の岩地性台地上の縁近くを続いていく。
古代ムトの遺跡と、アル-クァーサルの間には、舗装道の南に石灰岩の丘がある。自動車道を離れこの岩丘に入ると、丘のうえにデール・イル-ハガルの神殿遺跡?が、丘の東側の岸壁にはムザワア岩窟墓群?が遺っている。
GM向け参考情報
- GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど
参照地図
補足情報
- ファラーフラ・オアシスからダフラ・オアシスに至っている自動車道は、西方沙漠内に風化仕切らずに残った谷地地形を辿ってくる。
「参照地図」に挙げたTour Egypt!の略地図を見るとわかるが、古代ムトの遺跡からアル-クァーサルのあたりは、南北に広がる石灰岩の台地が幅を狭めたあたりに位置している。
マウンド地帯は、石灰岩の岩地台地の間に雑然と広がっている、と想定してもいい。 - なお、デール・イルハガル?と、デール・イルハガル?がある岩丘は、なぜか資料地図類に表現されていない。南北の台地よりも低い、と想定するといいだろう。
運用
- 古代ムトの遺跡は、セッションで使いがいがありそうです。
たとえば、軽火器を使った銃撃戦などは盛り上がるでしょう。
あるいは、少し離れた城砦都市(アル-クァーサル)内でチェイスをして、マウンド地帯での銃撃戦につながる、なんて想定も面白いでしょう。 - マウンド地帯の景観は、「資料リンク」の項に挙げたLOOKLEXのコンテンツに、枚数は少ないですがいい感じの写真が見られます。イメージ・ソースとして、シナリオの狙いに応じた構想をするといいでしょう。
別称類
- アラビア語現地名の音=Mut al-Khorab(ムート・アル-コーラブ)
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活用
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キーワード:
参照:[遺跡] [デール・エル-ハガル] [ダフラ・オアシス] [ムト,ダフラ・オアシスの〜] [小辞典ワールド編] [ダフラ・オアシスのクァーサル]