チップス,キャンペーン・マスタリングの〜
キャンペーン・マスタリングのチップス(ちょっとしたコツ)
話題
「ブルーローズ」は、「数回から13回程度のキャンペーン(シリーズ)で楽しむ場合にうまく機能するようにルールが作られて」いるそうだ。当然カジュアル・プレイをメイン想定にしてのことだろう。
(スザク・ゲームズのサイトで公開されてるオフィシャルなQ&A、及び、正誤表「ローズ考古学財団ブルーローズ・ニュース」を参照のこと)
しかし、キャンペーン・プレイに関しては、10回も遊びPCを成長させていくと、ゲーム・バランスが崩れる、という意見も聞く。
確かに、武術?系の特技?や拳銃の特技?に特化して伸ばしていったPCは、戦闘力だけは強くなる。しかし、それだけで、本当にブルーローズのゲーム・バランスが崩れるだろうか?
チップス
「ブルーローズ」の冒険で、「戦闘だけでは解決しない課題を、PCが達成すること」を重視していけばなんとかなる気がする。
対策としては次のようなものがあるはずだ。
- PCにどんどん縁故を振っていく
- 特に戦闘力に特化したPCには、強いクリチャーとのライバル的な縁故を振っていく
- もちろん普通の縁故だけでなく精神汚染もどんどん振っていく
- さらに、(精神汚染も含めた)縁故と絡めて神聖言語やもぶつけ至高体験も狙っていく
- 戦闘で対処できる障害だけではなく、戦闘場面に天変地異(地震や火山噴火)などの災厄を関らせていく
- 戦闘に特化してPCには、そうした災厄の内で、縁故も使って高Levクリチャーを挑ませるなどして、至高体験に導く。
こういう路線を狙っていけば、言われるほどゲーム・バランスも崩れないと思われる。
そんな状況は、他のPCにははた迷惑? そうだろうか? 他のPCはクリチャーの関係しているオーパーツの確保、奪取や、財団に報告すべき参考情報の収集に勤めればいい。
GMの方で、そうしたミッション主旨を意識したシナリオを組んでいこう。戦闘に特化したPCが育ってきたら、ヒドゥン・ミッションの仕掛けも考えていくといい。こちらは、戦闘特化型以外のPCの見せ場を意識して考えていくといいだろう。
戦闘に特化したPCには、チームの前衛になってもらい、他のPCは調査や確保のミッションに専念するのだ。あるいは、至高体験などにも挑んでもらいたい。戦闘特化型PCの担当プレイヤーも、特化させたかいがある、というものだろう。
活用や検討
活用
考え方A
キャンペーンのマスタリングにも、GMごとにいろいろな考えがあるだろうし、セッション・グループごとの好みもいろいろあるだろう。
ここでは、コミック『スプリガン』(原作 たかしげ宙、作画 皆川亮二)の第1エピソードと、本編最終エピソードにみられる落差を、シナリオ・メイクやマスタリングの参考にしていく方針を提唱したい。
- 「本編最終エピソード」と呼んでいるのは、連載完結後に発表された「その後のスプリガン的番外編」を除いた、最終エピソード群のこと。
第1エピソードでは、封印されるべき高Levクリーチャーが出たが、最終エピソードでは、同類のクリチャーの背後に、主人公だけが察知できた、意志が暗示されていた。
「落差」と呼んだのは、この「実は、クリチャーの背後にね……」と、後出しで大掛かりな設定を出してく語り口の効果のことだ。
「ブルーローズ」は『スプリガン』を再現するためのシステムではないはずなので、第1エピソードから、最終エピソードに至る展開をなぞる必要はない。そんなことは目指すべきではないだろう。
ここで提唱したいのは、あくまで「落差」がもたらす効果だ。
戦闘に特化したPCに、高Levクリチャーとのライバル的縁故(?)を振っていくにしても、縁故を使って、戦闘で解決できる課題を作っていくだけでは、ちょっともったいないだろうと、思うのだ。
活用や検討
活用
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検討
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参照:[チップス集]