{{toc}} !アナン女神 {{br}}アナンめがみ {{br}}簡易版 *[[シームレス・ワールドの用語|小辞典ワールド編]]解説。 :'''英語表記''':Anann !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 ![[PC|プレイヤー・キャラクター]]が予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、[[PC|プレイヤー・キャラクター]]が知ってることにしていい」情報とします。  「アナン女神」は、中世[[アイルランド|アイルランド島]]の文書によれば、「神々の母」として、キリスト教化以前のアイルランド部族に崇拝されていたとのこと。アヌ女神(Anu)、アナ女神(Ana)、アナンド女神(Anand)とも。  [[マンスター地方]]との結びつきが深かったと思われる。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  「神々の母」アナン女神は、中世[[アイルランド|アイルランド島]]の文書によれば、「[[マンスター地方]]に住まう豊饒の女神だった」とも伝えられた。  「神々の母」と伝えているのは、900年頃に編纂された『[[コルマクの語彙集]]』。「マンスターの豊穣の女神だった」としているのは、1500年頃の写本で伝わっている『[[コール・アンマン]]』だ。  中世アイルランドの詩歌では、「アヌ女神の地」を意味した「イナト・ナナン(Iath nAn-ann)」が[[アイルランド|アイルランド島]]の別称、雅称の1つとして、しばしば用いられていた。  アナン女神は、キリスト教化以前のケルト族が崇拝した地母神だったようだ。  [[マンスター地方]]で、[[ケリー県]]中部の[[キラーニ]]近くに現在も見られる近接した2つの丘陵は、「ダー・ヒーヒ・ナナン」(アヌの両の乳房)と呼ばれている。古くは、夏至の火の夜にアナン女神に供えるかがり火が夜通し炊かれた、とも伝えられている。  アナン女神は、出産と繁栄を司る女神として崇拝された。牛を守護する女神だが、弱い子牛が成長前に死ぬのも女神の采配とされ、「慈悲深い女神」の名で、畏怖されたようだ。  [[マハ女神]]、[[バドブ女神]]と共に、戦の帰趨を左右した3女神の1柱でもあり、戦士に戦死の運命を予言した。  『[[アイルランド来寇の書]]』に採録された物語には、「アナン」が[[モリガン]]の秘められた名だと記した、あるいは示唆したヵ所が少なからずある。  アイルランド神話の、現在の研究者の間には、アナン女神を、[[アーネ女神]]の別名とする意見、[[ダヌー女神]]の別名とする意見のそれぞれが、少なからず聞かれる。しかし、どちらの意見にも、「それぞれは別の神格だった」とする反対意見も同程度聞かれる。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」。 ![[GM|ゲーム・マスター]]向け参考情報 *[[GM|ゲーム・マスター]]向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など  「増補待ち」。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[神話、伝説のキャラクター]] !!関連項目 *[[アイルランド島]] *『[[アイルランド来寇の書]]』 *[[アゥイナ女神]] *[[キラーニ]] *[[ケリー県]] *『[[コルマクの語彙集]]』 *[[ダヌー女神]] *[[バドブ女神]] *[[マハ女神]] *[[マンスター地方]] *[[モリガン]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Anann]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Irish mythology|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Irish_mythology]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Irish goddesses|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Irish_goddesses]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど *2008-10-02 (Thr) 12:11:07 srvddf : azWjOeLCFcrC {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}