!アンク (Ankh) !PCが予め知ってていい情報  「アンク」は、俗に「エジプト十字架」とも言われるシンボル。古くは、エジプト伝統神たちの持物(アトリビュート)とされていた。 !追加情報 :'''小辞典版推奨判定''':「表現+知性 目標値8〜10」「歴史+知性 目標値10〜12」「魔術+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' 「エジプト十字架」は十字架形(+)の頂部に円形(○)を接合したシンボルとイメージされることもある。つまり♀形である。 :: 本来の「アンク」はTの字形の頂部に、宙空の涙滴形が狭まった方向を下に接合されたもの。Tの字部分の3本の腕は、裾広がりに湾曲している形が基本形だった。 :: 現在、アンクもエジプト十字架も、ペンダント・トップのような小ささで、アクセサリーやみやげ物としてよく見かける。が、本来のアンクには、掌よりも大きな物で、神々は、涙滴形の部分を取っ手のように保持して扱った。信徒や下級神は柄の部分を握って扱った。 ---- :'''小辞典版推奨判定''':「魔術+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値12〜14」 ::'''詳しい情報''' アンクをアトリビュート(持物)にしていたエジプト神は、数多い。[[ハトホル女神]]や[[ホルス神]]も持物にしており、起源は古い。 :: [[イシス女神]]の崇拝と共に古代ローマに広まった。 ---- :'''小辞典版推奨判定''':「魔術+知性 目標値12〜14」 ::'''詳しい情報''' イシス崇拝と共に古代ローマでは、アンクが豊穣、生命、生殖、再生などに関る宗教的シンボルとして広まった。(生命と不死の象徴とも言われる) :: その後「♀」のマークが女性を意味するシンボルとなったが、ルーツはアンクにあると思われる。 !GM向け参考情報  神々の持物としてアンクは、主に壁画などに描かれた物。  後代のキリスト教の十字架のように、1mほどの高さで作られたアンクが儀式に用いられたこともあったらしい。 !!別称類  古代エジプトの言語では「アンフ」あるいは「アーンフ」のように発音されたようだ。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[アーティファクツやオーパーツ・ソース]] !活用や検討 !!活用 !!検討 *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) ----