{{toc}} !アントニヌスの長城 {{br}}アントニヌスのちょうじょう {{br}}(簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語名''':Antonine Wall :'''フランス語表記''':Mur d'Antonin !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「アントニヌスの長城」は、[[グレート・ブリテン島]]北部の[[スコットランド]]で、[[ハイランド地方|スコティッシュ・ハイランズ]]の南外周近く(ロウ・ランドの北縁沿い)に、ローマ帝国が建造した境界防備用施設の通称。2世紀中葉に、[[アントニヌス帝]]の命令で建造された。  2007年に[[ユネスコ]]の[[世界遺産|ユネスコ世界遺産]]候補として登録申請が出された。 :'''【参照地図】''': *地図中北側がアントニヌスの長城の位置([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Hadrians Wall map|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0e/Hadrians_Wall_map.png]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  アントニヌスの長城は、142年から144年の足掛け3年ほどで完工された。すでに160km南方で、132年に観光していた[[ハドリアヌスの長城]]同様、ケルト系諸族や、ピクト人らが、北方からローマ領ブリタンニアへ繰り返した侵出に対する防備施設だった。ブリタンニア側では、長城の北を[[カレドニア]]と呼ぶようになっていった。  10年ほどの工期をかけたハドリアヌスの長城の全長が118kmほどだったのに対し、アントニヌスの長城は全長60kmほど。[[クライド湾]]沿いの[[西ダンバートンシャー]]([[オールド・キルパトリック]])から、[[フォース湾]]沿いの[[フォールカーク]]に至っていた。  現在は、一部の地域に付属施設の基台部などが遺っているばかりだ。[[バースデン]]、[[キルキントロッホ]]、[[クロイ]]、[[ポルモント]]などで見られる。 //Twechar, Falkirk  長城は高さ4mほどの土塁で、北側に幅の広い堀を掘り、南側に軍道を併設していた。防壁沿いには19箇所に砦が併設されていた。往時の様子を、比較的よく残している[[遺構]]が、[[フォルカーク]]近くの町の近傍に遺っている[[ラフ・キャッスル砦址]]だ。 ----  164年、アントニヌスの長城は完工後20年で放棄された。ハドリアヌスの長城まで撤退したローマ帝国は、後、ブリソン族と講和。ハドリアヌスの長城周辺は、一時、北方との緩衝地帯になった。  197年、再び北方諸族との交戦が激化。208年に[[セウェルス帝]]が辺境防備指揮のため現地に入り、アントニヌスの長城を補修させた。セウェルス帝の遠征は短期間のものだったが、後にローマの歴史家によって「セウェルスの長城」とも記された。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど *特に無い場合は、「増補待ち」と明示することを推奨します。 !!別称類 !!![[主要国の言語|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]] *英語名=Antonine Wall *フランス語表記=Mur d'Antonin *スペイン語名=Muro de Antonino *アラビア語名の音=(調査中) *ロシア語表記=Вал Антонина *中国語表記=安多〓〓城{{br}}(〓はそれぞれ表示できない漢字) //その他 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[遺跡]] !!関連項目 *[[ハドリアヌスの長城]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Antonine_Wall]] *[[Wikimedia Commons:Antonine Wall|http://commons.wikimedia.org/wiki/Antonine_Wall]]{{br}}(アントニヌスの長城に関連するフリー・ファイル集アーガイブ) !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}