{{toc}} !イングランドのカーライル {{br}}(簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語名''':Carlisle :'''フランス語表記''':Carlisle !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「カーライル」は、[[北西イングランド]]北部の[[カンブリア県]]で、北端部を占めている「カーライル都市圏」(郡に相当する行政区)及び、同都市圏の中心「カーライル市」を指す。  カーライル都市圏は、カンブリア県で最も人口が多く、カーライル市はカンブリア県の行政中心地も兼ねている。  カーライル市の北西にある[[エデン川]]河口部は[[ハドリアヌスの長城]]の西端だった。カーライル都市圏では、北部の数ヵ所で、長城基台部などの遺構が見られる。 :'''【参照地図】''': *[[United Kingdom|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/untdkgdm.htm]]([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]) //[[北西イングランド]]領域図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:EnglandNorthWest|http://en.wikipedia.org/wiki/Image:EnglandNorthWest.png]] *[[カンブリア県]]領域図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:EnglandCumbria|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/49/EnglandCumbria.png]] //カーライル都市圏領域図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:CumbriaCarlisle|http://en.wikipedia.org/wiki/Image:CumbriaCarlisle.png]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  イングランドの北縁に位置するカーライル市は、古くから[[カンバーランド]]の中心的都市で、かつては[[イングランド王国]]とスコットランド勢の間で、争奪が繰り返された。  [[エデン川]]、[[カルデュー川]]、[[ペットリル川]]の合流点あたりに立地。  [[ニューキャッスル・アポン・タイン]]の概ね西方にあたり、地図上の直線距離で115kmほどに位置。[[ランカスター]]の概ね北で、地図上の直線距離145kmほど。[[グラスゴゥ市|グラスゴゥ,スコットランドの〜]]の概ね南で、地図上の直線距離150kmほど。  カーライル大聖堂などのある旧市街は、エデン川の[[左岸|右岸、左岸,河川の〜]]、カルデュー川の右岸に立地。カーライル市の現在の市域は、さらに広い。  都市圏(行政区)の面積は、1,039.97平方km。居住人口は、10万人強(2006年)。  カーライル市は、古くから交通の要衝を占めた都市だ。現在も、中心市街地の東方に、イングランド南方から続いてくるMナンバーの国道が敷設されている。この国道は、カーライル市の北方で、一端、Aナンバーの主要地方道に接合しているが、[[スコットランド]]側で、再度、[[グラスゴゥ|グラスゴゥ,スコットランドの〜]]まで続くMナンバー道路に接合。他に、Aナンバーの主要地方道2、3本が連絡し、スコットランド各地に続いている。  カーライル都市圏の内では、概ね南北に断続している上記のMナンバールートに、さらに東西からAナンバーの主要地方道複数も連絡している。鉄道も、ウェスト・コースと・メイン・レールウェイ線、他が乗り入れている。  観光客にとっては、「[[湖水地方]]に至る玄関にあたる都市」とのイメージが強い。 :'''【参照地図】''': *カーライル都市圏領域図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Cumbria outline map with UK|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b8/Cumbria_outline_map_with_UK.png]]{{br}}地図中太い黒線でくくられた地域が[[カンブリア県]]。北端部の地区がカーライル都市圏。{{br}}カーライル都市圏の内で、濃いグレイに彩色されている部分が、都市化した市街地。カーライル市は、都市化エリアの内に含まれている。都市化したエリアを横切っている川([[エデン川]])の[[左岸|右岸、左岸,河川の〜]]に面したあたりに、カーライル市の旧市街がある。{{br}}カーライルの市街地エリア東方に、南から続いてる道路がMナンバー。地図では、市街地の北で一端途切れているが、Aナンバーの道路に接合し、スコットランド側のMナンバー道路に続いている。 ----  カーライルは、19世紀には繊維産業で知られていた。現在は、繊維産業の他に、機械工業、酒類醸造業、食品加工なども営まれている。これらの産業は地域では斜陽化し低迷が続いている。  現在、地方自治体では、軽工業、食品加工業、醸造業に重点を置いた地域振興に力を入れている。2005年には、[[フェアトレード都市|フェアトレード]]として認定されている。 ----  古代に地域に侵出したローマ人たちは、自分たちの居留地を「ルグウァリアム(Luguvalium)」と呼んでいた。ローマ人の侵出以前は、[[ウェールズ語]]系統のケルト系言語を使う人々の生活圏だった、と思われる。  ローマ人は、72年〜73年頃に木造の砦を建造、103年〜105年頃に破壊され、後、再建された。  122年から10年ほどをかけて[[ハドリアヌスの長城]]が築かれると、砦も、長城防備システムの一環に組み込まれた。砦は、165年頃、石造に改築された、と伝えられている。  ローマ軍がブリタンニアから撤退した後、砦を中心にした地域が、[[カルヴェティ族]]の首邑になったようだ。カルヴェティ族はローマ勢に協調的で、かなりローマ化したブリトン人だった。現在も地域の地名にケルト的なものが多いのは、ローマ軍撤収後に再度用いられるようになった地名が、変遷しながらも続いているのだ、と推定されている。  地域は9世紀には、現在のカンブリア県の概ねと共に、ブリトン系の[[ストラスクライド王国]]に治められた。  後、地域は、[[アルバ王国]]の支配を経て[[スコットランド王国]]の勢力圏に。この頃から[[スコットランド王国]]と[[イングランド王国]]との間での争奪が繰り返されるようになっていった。1092年には[[ウィリアム2世]]の命で、現在も遺るカーライル城が建てられた。カーライル城の位置に、ローマ時代の砦があった、と伝えられている。  1122年、後のカーライル市(旧市街)の位置に、修道院の分院が設けられた。この修道院(分院)は、1133年に教区大聖堂に改築された。17世紀の内戦で、それまでの大聖堂はかなりの破壊を被り、現在遺っている建物は、19世紀半ばに修築が終了したものになっている。 //-- //*「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!参照地図 *[[Carlisle and surrounding area|http://www.historic-carlisle.org.uk/historiccarlisle/main.asp?page=48]]{{br}}[[Carlisle City Center|http://www.historic-carlisle.org.uk/historiccarlisle/main.asp?page=49]]{{br}}([[Carlisle and Hadrian's Wall Country|http://www.historic-carlisle.org.uk/historiccarlisle/main.asp?page=0]]) *[[North West England|http://europa.eu/abc/maps/regions/uk/nthwest_en.htm]]([[EUROPA - Gateway of the European Union]]) *[[Carlisle|http://www.worldcitydb.com/carlisle_-3565709.html]]([[United Kingdom (General)|http://www.worldcitydb.com/united_kingdom_(general)_in_united_kingdom_state.html]],[[World City Database]]) *[[Carlisle, United Kingdom Page|http://www.fallingrain.com/world/UK/0/Carlisle.html]]([[Directory of Cities, Towns, and Regions in United Kingdom|http://www.fallingrain.com/world/UK/]],[[World Index]]) *[[連合王国 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/index.php?action=showmap&country=279_0_4&language=33]]([[Super Travel Net]]) !!補足情報 *2005年1月、カーライル市、及び都市圏の一帯は、大規模な水害に見舞われた。市内に通じる道路ほとんどすべてが水没したほどで、「1822年に地域を襲った洪水以来、最悪の被害」と言われた。 !!!カーライル関連の著名人物 *[[メアリー・ステュワート]]=1542年に生後6ヵ月で、スコットランド女王位に就けられ、1548年に反乱で王位を追われた。1568年に一時期、カーライル城に幽閉されていた。1587年刑死。 !!!別称類 !!!![[主要国の言語|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]] *英語名=Carlisle *フランス語表記=Carlisle *スペイン語名=Carlisle *アラビア語名の音=(調査中) *ロシア語表記=Карлайл *中国語表記=〓〓爾{{br}}(〓はそれぞれ表示できない漢字) !!!!その他 *ウェールズ語名=Caerliwelydd !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[カンバーランド]] *[[カンブリア県]] *[[ハドリアヌスの長城]] *[[北西イングランド]] !!資料リンク *[[Wikitravel英語版:Carlisle]]([[Wikitravel英語版:Cumbria]]) *[[Carlisle Travel Guide|http://www.world66.com/europe/unitedkingdom/england/manchester_liverp/carlisle]]([[England Travel Guide|http://www.world66.com/europe/unitedkingdom/england]],[[World66]]) *[[Wikipedia英語版:Carlisle]]{{br}}[[Wikipedia英語版:City_of_Carlisle]] *[[Carlisle City Council|http://www.carlisle.gov.uk/]]{{br}}地方自治体の公式サイト(英文)。 *[[Carlisle and Hadrian's Wall Country|http://www.historic-carlisle.org.uk/historiccarlisle/main.asp?page=0]] *[[Visit Cumbria|http://www.visitcumbria.com/]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}