{{toc}} !キャラクター・シート  PCの数値データや、キャラクター設定の要点を記入するシート。  プレイヤーは、[[セッション]]中このシートを使い、担当[[キャラクター]](PC)を管理する。特に、[[生命力]]や[[活動力]]、[[《夢と希望》]]の残数や[[マイナス状態]]など(他にもある)、セッション展開に応じて変動するデータは、シートに現在状態を記して管理していく。  プレイヤーだけでなく、GMも各PCの現在状態をキャラクター・シートで確認することがある。キャラクター・シート記入事項は、セッション運営のため、メンバー間で共有されるのだ。  [[ルールブック]]巻末の[[APPENDIX]]に、原紙が掲載されている。 !!使い方  記入例は、[[ルールブック]]、p.51に、解説記事はp.50にある。 !!用紙構成  用紙は次のような構成になっている。 !!!左紙面 :'''欄外''':'''作成日時''' 最初にキャラクター・メイクをした日時を書いておくといいだろう。 ::'''GM''' 最初にキャラクター・メイクをした後、GMに内容了解を受けた時にサインしてもらうといいだろう。プレイヤーがGM名を書いてもいい。この辺はセッション・グループごとの運用。 :'''最上段''':'''パーソナル・データ欄'''(運用法は「[[パーソナル・データ]]」の項を参照のこと) ::'''キャラ・イメージ記入枠''' イラストを描くなり、外見の特徴を箇条書き記入するなり、プレイヤーとGMで相談して好き好きに。 :'''2段目''':'''能力値欄''' [[能力値]]の基本値と判定値を記入し、[[負傷]]を選択した場合のチェックにも使う。 ::'''関連数値欄''' 能力値の[[関連数値]]などを記入する。 :'''3段目''':'''技能欄''' 取得した[[技能]]の数値を記入。キャラクターの成長処理をしたら書き換える。 ::'''重傷欄'''  [[重傷]]を選択した場合のチェックに使う。[[運命]]に応じて、追加の重傷欄を持つ場合は、予め、空きスペースにチェック・ボックスを作っておく。 :'''最下段''':'''ステータス・バー''' 「移動力」のバーに、[[マイナス状態]]、プラス状態で変動する[[移動力]]数値を記入しておく。セッション中、キャラクターのステータスがが変動したら、一番上のバーで、現状の数値を○で囲んでいく。 :: こうすれば、その時々の[[大失敗]]の数値と移動力とが一目瞭然になる。 !!!右紙面 :'''欄外''': [[縁故]]ポイントの上限を記入することになっている。 :: 原紙にちょっとした修正を加えると、余剰縁故(未使用縁故ポイント)の現在値を管理するように使える。この件は「[[縁故]]」の項の「縁故現在値と余剰縁故」を参照のこと。 :'''1段目、2段目''':'''運命欄''' [[運命]]で定められた基本設定を記入。枠内に書ききれないことは、とりあえず、右隣りのメモ欄に記入。 :: 特に、[[特技]]は運命で取得されるものに限らず重要なので、項目箇条書きだけでもメモ欄に記入していくことをお勧め。 ::'''ゾディアック・メンバー欄''' セッションで実際に呼び出したゾディアック・メンバーを記録していく。記入枠に正の字で記録していくといいだろう。チップスとしては、今回呼び出し可能なメンバーの名を丸で括っておくといい。 ::'''メモ・特技欄''' 「『メモ・特技』の欄が狭い」。これは、よく聞く不満で、オフィシャル・キャラクター・シートの欠点の1つと言える。 :: この件の対処策は、本項の「運用例」を参照のこと。とりあえず、オフィシャル・シートに修正を加えず使うなら、取得した「特技」から記入していくことをお勧め。 :'''第3段''':'''武器欄''' 「『武器』の欄が5行しかないのは少ない」。これは、よく聞く不満で、オフィシャル・キャラクター・シートの欠点の1つと言える。 :: この件の対処案は、「[[装備管理P.O.D.]]の項を参照のこと。とりあえず、オフィシャル・シートに修正を加えず使うなら、よく使う武器から優先的に記入していくことをお勧め。 :'''最下段''':'''装備欄''' 「装備欄」とあるが、ここは実質「[[運搬可能スロット重量]]と[[Enc]]のルールとを管理する欄」と割り切った方が、便利。 :: 「スロット1と、スロット4とに刷込まれてるデータが邪魔だ」。これは、[[キャンペーン・プレイ]]を重ねて、いろんなタイプのシナリオを遊ぶようになったプレイヤーから、ママ聞く不満だ(遊びはじめの頃はあまり気にならない)。 :: この件の対処案は、とりあえず「[[装備管理P.O.D.]]」の項にある、修正案を参照のこと。キャラクター・シートと同じ問題に対する対処案が提案されている。 !!運用例  [[ルールブック]]記載のキャラクター・シート原紙には、いくつかの欠点が認められる。いずれも、[[キャンペーン・プレイ]]、特に、システム想定上限の12〜13回に近い、長いキャンペーンを遊ぼうとすると気になるものばかりだ。遊びはじめのときは、あまり気にならないことが多い。  以下では、すでに記したことも含めて、キャラクター・シートの欠点に対処する運用案を提案していく。根本的な対処は、ユーザーが、オリジナル・シートを自作して使用することだ。しかし、この方法の具体策は、セッション傾向ごとにいろいろに別れる。  ここでは、オフィシャル・シートの簡単な修正、あるいはちょっとした改造で棲む程度の対策に限っていきたい。 !!!運用例A:とりあえず原紙をそのまま使う  「メモ欄」は、[[特技]]から優先的に使うものとする。後はセッション中取得した新たな[[縁故]]の管理に使うといい。  所持金の変動や、新たに得た装備などの管理は、プレイヤーが[[メモ・パッド]]を使ってメモしていく。 !!!運用例B:縮小コピーを使う  [[セッション]]で使用するキャラクター・シートをコピーするとき、左上合わせにして、90%〜85%程度の縮小をかける。こうすると、用紙右端と下欄外とに、若干のマージンができる。  例えば、右端のマージンには、所持金の出入りを上から下にメモしていく。あるいは、メモ欄から横のマージンにかけ、[[特技]]のスペックを記入。所持金の出入りは、「武器欄」横からのマージンを使ってもいい。  下欄外のマージンでは、キャラクターが所有する装備(私物)、管理する装備(貸与品)、に大別して装備名箇条書きだけでもメモしていく。物語内で移動用機器(乗り物類)に搭載している装備には欄外で丸でもつける。  オフィシャルな「装備」欄は、物語内の局面ごとにPCが手持ちで移送している装備に限ってEncを管理していくようにするといい。 !!!運用例C:装備管理シートを自作する  オフィシャルな[[装備管理P.O.D.]]に代わる、装備管理用のリスト・シートを自作。これをセッション中、キャラクター・シートを併用する。  この方法を、運用案AかBと併用すると、オフィシャル・シートに対する不満もある程度和らぐ。具体策は「[[装備管理P.O.D.]]」の項を参照のこと。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇒ [[小辞典道具編]] !活用や検討 !!活用 !!検討 *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) ----