{{toc}} !超古代文明 {{br}}ちょうこだいぶんめい *[[シームレス・ワールド]]の用語解説。{{br}}[[ゲーム・コンセプト]]との関係も深い。 !![[公開情報級解説|公開情報]]  「超古代文明」は、[[ローズ考古学財団]]が、[[オーパーツ]]を手がかりにした研究を通し、実態解明をしようとしている喪われた謎の文明だ。ただ、歴史研究の分野では研究上の仮設文明と言わざるを得ない。  「[[ブルーローズ|ブルーローズ部門]]はいまだ学会で認められないユニークな視点、独自の切り口で古代史研究に取り組む」([[ルールブック]]、p.25[[「ブルーローズの目的」]])。  つまりは、[[ブルーローズ部門]]が、1970年代に創設されて以来、解明に取り組んで来ている超古代文明について、[[シームレス・ワールド]]の一般社会での取り扱いは、リアル・ワールド同様、トンデモ話扱い、と言うことになる。  なぜなら「いまだ学会で認められていない、ユニークな視点、独自な切り口」での研究だからだ。  平たく言えば、東スポ風タブロイド紙で大見出しを飾ることはあっても、クオリティ・ペーパーでまともに扱われることはないのが、超古代文明説だ。なぜなら、「[[ブルーローズ]]」のオーパーツは、[[異常との遭遇|異常との遭遇判定]]を引き起こし、[[陰謀組織]]の多くは[[シャドウ・ウォーズ]]やオーパーツ、超古代文明の手がかりを隠蔽するからだ。  おそらく、クオリティ・ペーパーの記者や編集者の大多数は、[[キャスト・レベル]]が0か1なのであろう。  キャストLev0や1の各国研究者も、おそらく[[ローズ考古学財団]]の平常業務や、PCチームの[[ミッション]]の一部(を誤解したもの)――、例えば紛争地帯からの遺物の緊急移送、危険地帯で活動する研究者の警護、救難などについてはきちんと評価できるだろう。  しかし、彼らは、[[ブルーローズ部門]]の本来の任務や、PCたちの活動の真意を理解することはできない。  なぜなら、彼らは[[異常との遭遇判定]]に挑むことすらできないからだ。  では、キャストLev1の研究者は、超古代文明(説)について本心ではどう思っているか――  '''詳細は、個々のGMに委ねられている'''が、例えばこんな研究者は、シームレス・ワールドのどこかには、いるだろう――  「だいたいだねぇ、『超・古代文明、すなわち古代文明の凄いの』の話なのかね? それとも『超古代・文明、すなわち、古代よりもはるかな太古にも文明があった』という話なのかね? いくらヨタ話と言ってもだね、基礎概念からして、てんでなっちゃいなのだよ(苦笑)」  しかし、「いまだ学会で認められないユニークな視点、独自な切り口で古代史研究に取り組む」《ブルーローズ》としては、超古代文明の手がかりを秘めていると思える[[オーパーツ]]らしきものに関らざるを得ないのである。  かくして、PCチームに新たな[[ミッション]]がくだる。  プレイヤーやGMとしては、「超古代文明」を、フィクションの題材として、心に余裕を持って楽しんでいくのがいいと思います。 !![[限定情報級解説|限定情報]] *プレイヤー専門の人が限定情報の内容を知るのは、「情報をシナリオ中で獲得したときか、GMをするとき」とされている。 *[[超古代文明]]についての、より詳しい設定などは、[[限定情報]]に多数ある。 !![[秘匿情報級解説|秘匿情報]] *「秘匿情報」の内容は、ルールで口外が禁じられてる。  「増補待ち」。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!補足説明 :超古代文明の特徴: 「[[ブルーローズ]]」で扱われる超古代文明には、いくつか特徴がある。 *それは、[[オーパーツ]]を手がかりにして解明が試みられていく何かである。 **しかし、超古代文明の解明自体は、必ずしもPCが達成しなくてはならないものではない。{{br}}もちろん、PCが解明に寄与できれば、それに越したことはない。しかし、それを言うなら、個々のミッションの達成自体、PCの立場からの、超古代文明研究への寄与になるはずなのだ。{{br}}個別のミッションで確保されたオーパーツを研究し、超古代文明をどこまで解明できるかは、PCたちもNPC([[マリア]]など)も含めた[[ブルーローズ部門]]全体の問題になる。つまり、キャンペーン展開やGMの意図も関る。 **PCについては、例えば、運命表の運命を見比べてみるといい。「超古代文明の解明」以外の個人的動機付けを(少なくとも作り立て時点では)設定されているPCもいるはずだ。{{br}}(「太陽・乙女座」、「水星・天秤座」、「木星・蟹座」など){{br}}もちろん、一方で「太陽・牡牛座」、「水星・蠍座」、「木星・乙女座」といった運命もある。これらの運命や縁故を、どのように扱い、縁故値を伸ばしていくか、減じていくかは、基本的には担当プレイヤーに委ねられている。 !!運用  GMとしての1つの考え方は、「[[ブルーローズ]]」での超古代文明を、「[[キャンペーン・プレイ]]で、個々の冒険を物語的に導いく長期的な『謎』」とみなす、という考え方だ。  だいたい、オーパーツ自体が「ブルーローズ」では、「何だかよくわからないけど異常な出来事を起すもの」である。  その「何だかよくわからないもの」を手がかりにしないと解明されない超古代文明が、謎でなくてなんだと言うのだろう? 財団研究所の[[マリア]]の気苦労は推して計るべし、と言うものである。  キャンペーン・マスタリングについては、GMごとにスタイルも考え方もいろいろあると思います。この件に関しては[[「キャンペーン・プランニングのチップス」|http://hiki.trpg.net/BlueRose/?TipsAboutCampaignPlanning]]の「考え方A」を参照してください。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[アーティファクツやオーパーツ・ソース]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}