{{toc}} !アジア州の現存国家と、地域行政体  [[21世紀]]のリアル・ワールドで[[アジア州|アジア]]に現存する国家、地方行政体、都市など。 (地方行政体や都市などの項目は、国の解説記事から辿ってください) *[[ランド・マーク]]に分類した項目とは異なり、現存する人為的、政治的(行政的)な地域行政体を整理します。{{br}}例えば、[[グレイト・ブリテン島]]は、[[小辞典]]で言う[[ランド・マーク]]にあたりますが、[[U.K.(連合王国)]]は、現存する国家ですし、[[スコットランド]]や[[ウェールズ]]は、U.K.を構成する現存地域行政体です。 *連邦国家の構成国、自治共和国、自治州の類、国際承認を得ていない事実上の独立国なども、国家に準じるものとして扱うことにします。 !注記  このページに記す記事は、皆「PCが予め知ってていい情報」とします。 !アジア州の現存国家 !!あ〜ん :[[アゼルバイジャン共和国]] アゼルバイジャンきょうわこく:'''関連項目''' [[アゼルバイジャン共和国の参照コンテンツ集]]、[[アゼルバイジャン共和国の有用地図集]] :: [[南カフカス地方]]で[[カスピ海]]の西岸に面す共和国。旧[[ソ連邦|ソヴィエト連邦]]構成国の1つだったが、1989年に、いち早く「主権に関する法律」を採択。1991年に[[ソ連崩壊|ソヴィエト連邦崩壊]]と前後して独立を宣言。国名を現行のものに変更した。 :: 2006年現在、[[アルメニア共和国]]領に囲まれた[[ナヒチェヴァン自治共和国]](いわゆる「アゼルバイジャン飛び地」)がアゼルバイジャン領になっている。同時に、アルメニアの実効支配地で、[[アルメニア人]]勢力が独立を宣言している[[ナゴルノ・カラバフ]]地方の領有を主張している。 :[[アブハジア自治共和国]] アブハジアじちきょうわこく: [[南カフカス地方]]で、[[グルジア共和国]]領北西部を占め、事実上の独立国をなしている。1992年にグルジアからの独立を宣言、1994年にも主権宣言を採択し、1999年にも独立宣言を再公表したが、2006年現在に至るまで国家承認をしている国は存在していない。 :[[アルメニア共和国]] アルメニアきょうわこく:'''関連項目''' [[アルメニア共和国の参照コンテンツ集]]、[[アルメニア共和国の有用地図集]] :: [[南カフカス地方]]の南部で、[[アルメニア山地]]の東部を占め、[[小カフカス山脈]]も擁す山がちな国。旧[[ソ連邦|ソヴィエト連邦]]構成国の1つだったが、1990年に主権を宣言し、現国名に改称。翌91年、独立宣言をした。 :: 1988年から、ナゴルノ・カラバフの帰属を巡り、隣国[[アゼルバイジャン共和国]]との抗争が表面化。2006年現在、アゼルバイジャン領のアルメニア実効支配地周辺では、両国の戦闘は停戦状態にある。しかし、ナゴルノカラバフ側の[[アルメニア人]]と、ナゴルノカラバフから逃れた[[アゼリー人]]との間では、銃撃に至る衝突も散発している。 :[[イエメン共和国]] イエメンきょうわこく:'''関連項目''' [[イエメン共和国の参照コンテンツ集]]、[[イエメン共和国の有用地図集]] :: [[アラビア半島]]の南西縁で、[[紅海]]、[[アデン湾]]と、[[アラビア海]]とに面す国。 :: 1918年にオスマン=トルコから独立した北イエメン(イエメン王国、後、イエメン=アラブ共和国)と、1962年に[[U.K.(連合王国)]]から独立した南イエメン(イエメン人民共和国)とが、1990年に合邦して発足した。 :[[イラク共和国]] イラクきょうわこく:'''関連項目''' [[イラク共和国の参照コンテンツ集]]、[[イラク共和国の有用地図集]] :: [[西アジア]](西南アジア)で、[[シリア沙漠]]の東、[[アルメニア山地]]の南、[[ザクロス山脈]]の西に位置する国。[[ペルシア湾]]内奥部に幅の狭い海岸部を領有している。 :: 第1次世界大戦後に、[[U.K.(連合王国)]]の委任統治領として、旧オスマン=トルコから独立した「U.K.領メソポタミア」が、「イラク王国」として独立(1932年)した後、第2次世界大戦後の1958年に軍事クーデタで共和制に移行した国。 :: 共和制に移行した後も、何度かの軍事クーデタを経て、バース党の権力が強まり、フセイン元大統領による独裁と言われた体制に行き着いた。2003年、[[U.S.A(合衆国)]]、U.K.(連合王国)を中心とした有志国連合が侵攻、フセイン政権が実力で倒され現在に至る。 :: 2006年1月、総選挙がおこなわれ移行政権が発足したが、宗派と民族とが絡んだ多数の政治勢力が複雑な関係にあり、5月に正式政権が発足するまで、半年近くも政治的空転が続けられた。 :: その後、首都[[バグダード]]を典型とする、[[シーア派]]、[[スンナ派]]混住地域を中心に、無差別テロが多発。2006年現在、宗派間対立に根ざすと目される、暴力の応酬が続く状況が続いている。 :[[イラン=イスラム共和国]] イラン=イスラムきょうわこく: ::[[アバダーン]] [[イラン=イスラム共和国]]の南西部で、[[イラク共和国]]との国境を成す、[[シャッタル・アラブ川]]河口から48kmの東岸に位置する港湾都市。石油精製と輸出の拠点。 ::[[ホラムシャハル]] [[イラン=イスラム共和国]]の南西部で、[[イラク共和国]]との国境を成す、[[シャッタル・アラブ川]]下流東岸に位置する港湾都市。石油精製拠点でもある。[[ザクロス山脈]]西麓南部の[[フーゼスタン平野]]に位置し、[[アフワーズ]]、[[クム]]を経てザクロス山脈を横断して首都[[テヘラン]]に至る基幹鉄路の起点。 :[[クウェート国]] クウェートこく:'''関連項目''' [[クウェート国の参照コンテンツ集]]、[[クウェート国の有用地図集]] :: [[アラビア半島]]の付け根部西側にて、[[ペルシア湾]]の北西岸に面した、立憲君主制の小国。 :: [[第2次世界大戦]]の直前に発見された[[クウェート油田]]から産出される原油、天然ガスと、石油産業とで、経済は堅調。1990年〜1991年の[[湾岸戦争]]で、かなりの戦禍を被ったが、1994年頃から産油量が戦争前の水準に回復した。 :[[グルジア]]:'''関連項目''' [[グルジアの参照コンテンツ集]]、[[グルジアの有用地図集]] :: [[黒海]]の東岸に面し、[[大カフカス山脈]](コーカサス山脈)南麓西部に位置する国家。[[旧ソヴィエト連邦|ソヴィエト連邦]]構成国の1つだったが、[[ソ連崩壊|ソヴィエト連邦崩壊]]に前後して、1991年に独立。 :: 地理的には[[西アジア]](西南アジア)に含まれるはずだが、歴史的経緯から[[ヨーロッパ]]の1国とイメージされることも多い。 :: 国内北西部で、黒海に面して自称[[アブハジア自治共和国]]が、南西部でトルコと国境を接して[[アジャリア自治共和国]]が、北部中ほどに[[南オセチア自治州]]が存在。(アジャリア自治共和国は、2006年現在、グルジア大統領直轄領とされ、事実上、自治は停止されている) :[[シリア=アラブ共和国]] シリア=アラブきょうわこく: [[西アジア]](西南アジア)の[[地中海]]東岸北部で、やや狭い沿岸部と、広い内陸部とを領土にしている国家。 :: 社会主義の人民民主主義国家とされている。事実上バース党の一党独裁に近いアラブ的社会主義国。 :: レバノン内戦に介入した派兵をきっかけとして、国際的孤立状況に陥った。派兵された部隊は、2005年に撤兵し、国際監視団によって撤収完了も確認された。2006年現在の優先課題は、この国際的孤立からの脱却だろうと思われる。 *主要都市などは、「[[シリア=アラブ共和国の諸地域]]」を参照のこと。 :[[ダゲスタン共和国]] ダゲスタンきょうわこく: [[ロシア連邦]]の[[連邦構成共和国|ロシア連邦の連邦構成共和国]]の1つ。[[カフカス地方]]の北部([[北カフカス地方]])で、[[ロシア連邦の南連邦管区]]に属し、現ロシア連邦領で最も南の部分を含んでいる。 :: 領域は、東でカスピ海に面し、中部の西では、ロシア連邦のチェチェン共和国と、北西では[[スタヴロポリ地方]]と、北では[[カルムイキア共和国]]と境界を接す。南西では[[グルジア]]と、南では[[アゼルバイジャン共和国]]と国境を接している。首都は、カスピ海沿岸で、南北中ほどに位置する[[マハチカラ]]。 :: 2000年以降、ダゲスタン共和国では、小兵力のチェチェンゲリラのゲリラ戦、正規軍による掃討戦が断続している。最近の事例では、2006年8月に、首都マハチカラで、武装ゲリラと思われる少人数の集団と警察とが2時間の銃撃戦を続けた事件が起きている。 :[[ネパール連邦民主共和国]] ネパールれんぽう みんしゅきょうわこく: [[南アジア]]北部の東寄りで、概ね[[ヒマラヤ山脈]]の南斜面を占めている内陸国。18世紀に地域を統一したシャハ王朝の王制が、2008年に国民議会に廃止され、共和政体に移行した国家。 :[[ブリヤート共和国]] ブリヤートきょうわこく: [[ロシア連邦]]の[[連邦構成共和国]]の1つ。英語名正が「ブリヤート共和国(ブリヤート・リパブリック)」。英語名略称が、「ブリヤーティア」。ロシア語名正称は、「リスプーブリカ・ブリャーチヤ」。 :: [[モンゴル高原]]の北東方向、[[中央シベリア高原]]の南東方向で、[[バイカル湖]]周辺の山地地帯東域に位置。[[ロシア連邦のシベリア連邦管区]]に属している。 :[[レバノン共和国]] レバノンきょうわこく: [[第1次世界大戦]]後の1926年に、[[フランス共和国]]の信託委任統治領となり、[[第2次世界大戦]]末期の1943年に独立した国。国土は、[[西アジア]](西南アジア)で[[地中海]]東岸に面し、南北に細長い。 :: 1次大戦前は、オスマン・トルコ領だった時期が長かった。その関係で、戦後の1920年〜1926年の間は、シリアと一括してフランスに統治されていた。1926年の措置は、レバノンがシリアとは別の地域だ、との判断を制度化したもの、と言える。 :: 南部を拠点にしていた[[シーア派]]の武装過激集団[[ヒズボラ]]の武装解除を、諸国から求めらていた矢先の2006年7月。ヒズボラによる[[イスラエルへ国]]のロケット弾、ミサイル攻撃、イスラエル兵の拉致をきっかけに、7月13日以降、イスラエル軍により、空爆を含む大規模な武力行使を受けている。シリア=アラブ共和国に多数の難民が移動しているようだ。 !!地域別インデックス !!!北アジア地域 [[ブリヤート共和国]] !!!東南アジア地域 !!!内陸アジア(中央アジア)地域 !!!西アジア地域 [[アゼルバイジャン共和国]]、[[アブハジア自治共和国]]、[[アルメニア共和国]]、[[イエメン共和国]]、[[イラク共和国]]、[[イラン=イスラム共和国]]、[[クウェート国]]、[[グルジア]]、[[シリア=アラブ共和国]]、[[ダゲスタン共和国]]、[[レバノン共和国]]、 !!!東アジア地域 !!!南アジア地域 [[ネパール連邦民主共和国]] !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[現存国家]]