{{toc}} !マン島自治領 マンとう じちりょう 簡易版 :'''英語名''':Crown dependency of Man(クルァウン・ディッペンダンスィ・オブ・メァン) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「マン島自治領(クルァウン・ディッペンダンスィ・オブ・メァン)」は、[[アイリッシュ海]]に浮かぶ[[マン島(アィル・オブ・メァン)|マン島]]と周辺海域、小島を領域にしている。15世紀以降、[[U.K.(連合王国)]]の王室領とされて来たが、10世紀に遡る、と伝えられる自治の伝統が守られてきた。 (日本語では、慣用的にに「マン島自治領」と紹介されることが多い。が、正式には「王室領(Crown dependency)」)  行政中心は、東岸、概ね南北の中ほど、やや南寄りで[[アイリッシュ海]]に面している[[ダグラス]]。  2006年現在、形式上の主権者はエリザベス2世。エリザベス2世の代官は、島の副知事があたる慣例になっている。  伝統的に漁業が盛んだが、近年は、観光業、金融業の方が、より活発。  夏季に冷涼、冬季に温和とされ、多数の保養客が訪れる。他に、1907年以来マン島で開催されているオートバイの国際レース、マン島TTレースや、アマチュア・グランプリ・レースで知られる。 '''【関連項目】'''{{br}}⇔ [[マン島]] '''【参照イメージ】''' *[[マン島についてのフリー・メディア・ファイル集|http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Isle_of_Man]]([[Wikimedia Commons]]) !!マン島の地図 ⇒ [[マン島の有用地図集]]{{br}}(別ウィンドウで、並べて見ると多分便利) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  マン島の人口は、2001年の統計で、およそ25,347人。  マン島自治領全域の人口は、76,538人(2005年)。面積、572平方km。平均人口密度、1平方kmあたり131人。  王室属領であり、[[イングランド王国]]や[[U.K.(連合王国)]]には属していない。[[EU(欧州連合)]]にも参画していない。  マン島の自治議会は、領域の内政について、ほとんどすべての分野の自決権を持っている。ただし、領土防衛と外交的は、王室を通じて、U.K.政府が代行、代弁することになっている。島民の市民権は、U.K.の法規によって保証されている。  独自の通貨を発行しているほか、独自の税制で外資を誘致。多数のペーパー・カンパニーが設定され、マン島に開設された口座を通した国際的な商取引も多い。  現在、国際的金融業は、観光業に匹敵する自治領の主要産業になっている。過去に、[[EU(欧州連合)]]から「マネー・ロンダリング防止などの法規制を強化すべき地域」として、[[ケイマン諸島]]などと共に、名指しの勧告を受けたこともある。  1次産業は、農業よりも、漁業、畜産業の方が盛ん。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  マン島の領有件は、13世紀後半にノルウェイ王から[[スコットランド王国]]に割譲された。  1290年にイングランド王国のエドワード1世が領有したが、スコットランドに奪回された。その後もイングランドとスコットランドとの交戦に応じ、マン島の帰属は、何度か両者の間を移動。1346年に、イングランドがスコットランドに対する優位を得た後は、領有権はイングランドの王や、高位貴族の間でやりとりされた。  1406年、「マン島は、将来に渡りイングランド王の所領とされる」と定められた。その後、王自身が島を訪れることはマレで、在島の代官を中心に、自治議会が営まれていった。 歴史伝承では、マン島の自治議会は、979年に始められたと伝えられている。[[アイスランド島]]や、[[フェロー諸島]]の議会よりも後発だが、中断せず営まれたとされるため、しばしば「世界最古の自治議会」と呼ばれる。 !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!アイデア・フック  ペーパー・カンパニーが多く開設され、マネー・ロンダリングなどの規制が求められている。  [[イギリス海峡のチャンネル諸島]]同様、[[海南商事]]関係のペーパー・カンパニーが架空口座を開いていておかしくありません。しかし、アイルランド、ケルト系民族、ヴァイキング、と伝奇っぽい題材がクロスする場所柄です、[[銀の暁]]の大物NPCも、架空口座を持っていたりするかもしれません。 ----  国際的なバイク・レースを隠れ蓑にして、何かの重要な[[オーパーツ]]か、オーパーツの手がかりの取引がされている、なんて導入もおもしろいかもしれません。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[マン島]] *[[マン島の有用地図集]] *[[U.K.(連合王国)]] !!資料リンク *[[Wikitravel英語版:Isle_of_Man]]{{br}}[[Wikitravel日本語版:マン島]] *[[Wikipedia英語版:Isle_of_Man]]{{br}}[[Wikipedia日本語版:マン島]] *[[エリア情報:Isle of Man|http://www.visitbritain.com/VB3-ja-JP/destinationguides/isleofman/index.aspx]]([[英国政府観光庁|http://www.visitbritain.com/VB3-ja-JP/index.aspx]]) *[[Isle of Man Government|http://www.gov.im/]] (マン島自治府オフィシャル・サイト、英文) *[[Isle of Man Guide|http://www.iomguide.com/]](英文) *[[Manx Radio|http://www.manxradio.com/]](マン島公営ラジオ局のオフィシャル・サイト、英文) !!補助資料 !!!あれば便利な補助資料 :ロンリープラネットの自由旅行ガイド『英国』:デイビッド・エルス、他 共著、GODOT 訳 ,メディアファクトリー,Tokyo,2003.{{br}}ISBN 4-8401-0821-8 *{{isbnImg('4840108218')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/2378775/p-sf0023]] !!!+αの補助資料{{br}}(なくても平気だけど、あると面白い) :『バイクの島、マン島に首ったけ。 出たとこ勝負のバイク旅・海外編 』(〓文庫):小林 ゆき 著,エイ出版社,Tokyo,2005.{{br}}ISBN 4-7779-0300-1 *{{isbnImg('4777903001')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/2532752/p-sf0023]] :『制覇せよ世界最高峰レース 〈ホンダ〉マン島・オートバイにかけた若者たち』(コミック版プロジェクトX挑戦者たち):NHKプロジェクトX制作班 原作・監修、横山 アキラ 作画・脚本,宙出版,Tokyo,2005.{{br}}ISBN 4-7767-1698-4 *{{isbnImg('4776716984')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/2579289/p-sf0023]] :『マン島の黄金』(クリスティー文庫):アガサ・クリスティー 著、中村 妙子(他) 訳,早川書房,Tokyo,2004.{{br}}ISBN 4-15-130064-3 *{{isbnImg('4151300643')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/2480844/p-sf0023]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}