!大失敗 だいしっぱい  [[ダイス・ロール]]で処理する行為判定([[行動判定]])では、キャラクターが通常状態のとき「3」の目が大失敗となり、通常の失敗より不利な結果が処理される。  [[マイナス状態]]を被ると、「3+マイナス状態の数値」が大失敗の値になり、わずかずつ確率もあがっていく([[ルールブック]]、p.53)。  大失敗の目は、[[エキサイティング・ロール・システム]]の、「ゾロ目振り足し」のルールより優先される。  また、振り足しを重ねてきても、大失敗の目が出た時点で、それまでの達成値はすべて無効化。判定結果は大失敗として処理される。 *マイナス1状態では「4」が大失敗になる。「4」以下ではないので、マイナス1状態で「3」を出しても通常の判定処理をする。 *例えば、担当キャラが−1状態にあるとき、《夢と希望》を使って判定用ダイスを3個にしていたとしよう。1、1、1が出たら、ゾロ目で振り足しの選択肢が開かれる。 *−1状態にて、通例通りダイス2個で判定していたとする。2、2の目が出ても、大失敗の目の方が優先され、振り足しには挑めない。  [[運試し判定]]で処理する場合は、大凶星(羅喉)が大失敗にあたることになっている([[ルールブック]]、p.54)。  ダイス・ロールでも、運試しでも、ヒーロー・ポイントである[[《夢と希望》]]を消費すると、判定結果を大失敗に変えることができる。  これは、「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加する」という、[[シネマティック]]な手法を活用した、[[ゲーム・コンセプト]]の一環である。  例えば、次のようなケースで使うと効果的。 *あなたのPCは[[陰謀組織]]のNPCを崖縁で追い詰めた。崖縁で足をすべらせるNPC。 **実は、あなたのPCと相手のNPCは互いに縁故を振り合い、恋愛感情にも似た気持ちが互いに設定されていた。あなたはPCに相手を助ける判定を試み、成功した。 **しかし、ここで、[[《夢と希望》]]を使用して、結果を大失敗に変えると、「PCは相手を助けようと試みたが、運悪く大失敗した」という物語展開になる。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ルール編]] !活用や検討 !!活用 !!検討 *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) ----