{{toc}} !エディンバラ (簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語名''':Edinburgh :'''フランス語表記''':?dimbourg !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「エディンバラ」は、[[スコットランド]]中部の東域で、[[フォース湾]]南岸の西寄りに面した行政区(エディンバラ・カウンシル・エリア)。及び、行政区の中心地エディンバラ市を指す。  エディンバラ市は、[[ロジアン地方]]の中心的な都市でもある。都市規模は、[[グラスゴゥ|グラスゴゥ,スコットランドの〜]]に次いでスコットランド第2位になっている。[[スコットランド自治府]]の首府で、スコットランド議会を擁す。[[U.K.(連合王国)]]では、第7位の規模。「北のアテネ」とも呼ばれる[[エディンバラ大学]]もある。  エディンバラ市の中心市街は、フォース湾からやや離れた地区を占めていて、[[ユネスコ]]の[[世界遺産|ユネスコ世界遺産]]に指定されている。行政区内には、国際便も就航する[[エディンバラ空港]]を擁す。港湾としては、エディンバラ市街の北東に[[リースの港]](Port of Leith)がある。 :'''【参照地図】''': *[[Physical Map of Scotland|http://www.freeworldmaps.net/europe/united-kingdom/scotland/map.html]]([[FREE WORLD MAPS]]) *[[Scotland|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/scotland.htm]]([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]) *スコットランド略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[ImageImage:Scotland map|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/48/Scotland_map.png]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  エディンバラ市は、[[グラスゴゥ|グラスゴゥ,スコットランドの〜]]の概ね東北東、地図上の直線距離で72kmほどに位置している。  行政区(カウンシル・エリア)の総面積は、264平方km、人口は463,500人ほど(2006年)。市街地は、ユニタリーの中部から北東に偏って発展。市街地中心部の面積は78平方km。  ユネスコ世界遺産に指定されているのは、中世以来の旧市街から、18世紀に発展したニュー・タウンに渡っている。 :'''【参照地図】''': *エディンバラ行政区(カウンシル・エリア)略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Edinburgh outline map|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a1/Edinburgh_outline_map.png]]{{br}}地図中、濃いグレイで彩色されている部分が市街地(都市化したエリア)で、俗に“グレーター・エディンバラ”とも呼ばれている。{{br}}中心街区や旧市街は、市街地エリアの1部に含まれている。 ----  旧市街は、11世紀まで遡り得る。15世紀に[[スコットランド王国]]の王都に遷都された。  地域は、概ねの平坦地の内に、火山岩で形成された小さな岩山や岩の丘が散在しているのが特徴。旧市街にあるエディンバラ城も、こうした岩山の上に築かれている。エディンバラの市街地が、[[ユネスコ]]の[[世界遺産]]に指定されたのも、こうした特徴的な地形に旧い市街地が遺っていることにもよる。  [[北海|北海,大西洋の〜]]の影響で、気候は緯度が高い割には温暖。特に、冬季の気候は湿潤で、冷え込みも意外なほど軽やか。氷点下を記録する日は、2月頃に数日あるかないか。8月〜9月頃は日中最高気温が20℃内外に、同時期の1日の最低気温は10℃内外。  降水量は年間を通じて多めで、内でも、10月頃をピークに、9月頃〜翌年1月頃が多め。 ----  エディンバラ市は、[[スコットランド王国]]の王都だった都市で、行政、商業、文化の中心地。工業は、醸造業、化学工業、ゴム産業などが営まれているが、生産業や工業の分野では[[グラスゴゥ|グラスゴゥ,スコットランドの〜]]にはかなわない。エディンバラ市は、工業都市としての性格は薄い。  現在のエディンバラは、U.K.(連合王国)領内で[[ロンドン]]に次ぐ人数の観光客が訪れる観光地でもある。年間で1,300万人ほどの観光客が訪れ、特に、毎年8月に催される[[エディンバラ・フェスティバル]]は、多くの観光客で賑わう。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  地域でのヒトの活動痕跡としては、紀元前8500年頃の集住地跡かと思える[[遺跡]]が、ユニタリーの北西部に知られている。  エディンバラ城が建っているキャッスル・ロックには、紀元前900年頃の集住地遺跡が知られている。ケルト系ブリトン人の砦が築かれていた。この先住民は、[[ゴドディン族]]だった、と伝えられている。  638年頃、[[ノーサンブリア]]の[[エドウィン|エドウィン,ノーサンブリアの〜]]に率いられた[[アングル人]]たちは、ゴドドィン族を倒し、キャッスル・ロックの上に、ダン・エダインの砦(Dam Edain)を築いた。11世紀頃までに、砦の麓周辺に形成された市場町が、現在まで続く旧市街のルーツになっている。  960年頃から、地域はスコット人の領域になった。1020年、スコットランドの[[マルコム2世]]が、エディンバラ市の内外を領有。1074年に、スコット人の王[[マルコム3世]]が、エディンバラ城を築いた。  1329年、エディンバラは、地域の公認マーケットとして特許状を得た。同時にレイスの港(Leith)も公認された。  1492年、スコットランド王国の王都が、[[パース|パース,スコットランドの〜]]からエディンバラに遷都された。スコットランド王ジェィムズ1世の暗殺(1437年)がきっかけになった、と言われる。  1603年、イングランド王ジェィムズ1世が、スコットランド王を兼ね、イングランド、スコットランド両王国は同君連合体制に。以降の、スコットランド王を兼ねるイングランド王は、概ねエディンバラを訪れることがマレで、エディンバラの重要度は徐々に低下していく。  1707年、イングランド議会で連合法(Acts of Union)が成立し、エディンバラのスコットランド議会は閉鎖された。議会が再開されたのは、1999年のこと。1728年には[[U.K.(連合王国)]]のエディンバラ公領が創建された。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!参照地図 *[[SCOTLAND|http://europa.eu/abc/maps/regions/uk/scotland_en.htm]]([[EUROPA - Gateway of the European Union]]) *[[Edinburgh|http://www.worldcitydb.com/edinburgh_-3570147.html]]([[United Kingdom (General)|http://www.worldcitydb.com/united_kingdom_(general)_in_united_kingdom_state.html]],[[World City Database]]) *[[Edinburgh, United Kingdom Page|http://www.fallingrain.com/world/UK/0/Edinburgh.html]]([[Directory of Cities, Towns, and Regions in United Kingdom|http://www.fallingrain.com/world/UK/]],[[World Index]]) //[[スコットランド 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/index.php?action=showmap&country=279_9003_5&language=33]]([[Super Travel Net]])表示が変,2008年5月 *[[Map of Edinburgh|http://www.lonelyplanet.com/maps/europe/scotland/edinburgh/]]([[Edinburgh: Overview|http://www.lonelyplanet.com/worldguide/scotland/edinburgh/]],[[Lonely Planet]]) *[[City of Edinburgh Google Satellite Map|http://www.maplandia.com/united-kingdom/scotland/scotland/city-of-edinburgh/]]([[Scotland Google Satellite Map|http://www.maplandia.com/united-kingdom/scotland/scotland/]],[[maplandia]]) !!補足情報 *エディンバラ市は、1994年の行政改革まで存在したロジアン州の州都だった。{{br}}「ロジアン」は、州制度が施行される前からの歴史的地域名。行政改革でロジアン州が廃止されてからは、歴史的地域名オンリーに戻った。 *[[リースの港]]を擁すリース地区は、2008年現在、エディンバラのカウンシル・エリアには属しているが、エディンバラ市には属していない。{{br}}もちろん、市街地は連続している。 !!!エディンバラ関連の著名人 *[[ノーサンブリアのエドゥイン|エドウィン,ノーサンブリアの〜]]{{br}}536年〜632/633年。[[デイラ]]の王と、[[ノーサンブリア王国]]の前身[[ベルミカ]]の王を兼ねたアングル人の族王。通例、ノーサンブリア王国の王に数えられることが多い。現在のエディンバラのあたりに遠征し、[[ゴドディン族]]に勝利した。 *マルコム2世{{br}}スコット人の王。1005年に王位に就き、1034年に死去するまで王位にあった。980年生まれ。当時のエディンバラに特許状を与えた。 *マルコム3世{{br}}スコット人の王。1058年生まれ、[[ダンカン1世]]の長子。父が[[マクベス]]に殺害され、イングランドに亡命。1054年にスコットランドに戻り、マクベス勢に挑む。1057年にランファナンの戦いでマクベスを討ち取った。スコット人の王位は、マクベスの養子ルーラッハに移ったが、ルーラッハが王位に就いて4ヵ月でこれを討ち取り、マルコム3世として即位。たびたびイングランドに侵攻し、1093年5度めのイングランド遠征中に戦死。 *[[メアリー・ステュワート]]{{br}}スコットランド王[[ジェィムズ5世]]の娘。1542年生まれ、生後6日めにスコットランド女王に。1548年、スコットランド王国で反乱が起き、ヴァロア朝のアンリ2世のフランス王宮に託される(亡命)。1559年、ヴォロア朝のフランソワ2世の后としてフランス王妃に。フランソワ2世の病死後、1561年にスコットランドに帰国。イングランド王位継承権を巡り、女王[[エリザベス1世]]と対立。1587年、反乱首謀の罪で、イングランドで処刑された。 *ジョン・ノックス{{br}}宗教者。スコットランド長老派の創始者で、スコットランドのキリスト教改革派の指導者の1人。1505年頃〜1515年頃のいつか、[[ロジアン地方]]東部で生まれた。スコットランドで宗教活動をはじめたが、亡命などでイングランド、ジュネーヴ、フランクフルトなどを転々とした。1559年にスコットランドに帰還。[[メアリー・ステュワート]]に度々、カソリック信仰から離れるよう説教をした。1572年、スコットランドで死去。 *ディヴィッド・ヒューム{{br}}政治思想家、歴史学者、哲学者。啓蒙主義的で、亡命中の[[ルソー|ジャン=ジャック・ルソー]]と交友をもった。1時期、パリのU.K.大使館で秘書として勤務していた。1711年、エディンバラ生まれ。1776年、エディンバラで死去。 *アダム・スミス{{br}}経済思想家、モラリスト、哲学者。主著『道徳感情論』、『国富論』。1723年、スコットランドで、現在の[[ファイフ]]に生まれる。グラスゴゥ大学でモラル哲学を学び、オックスフォード大学に進んだが、退学。エディンバラで、修辞学や文芸学を教諭。この頃、ヒュームと交友を持つ。1790年死去。 *ウォルター・スコット{{br}}作家。生前は詩人として知られていたが、後世はむしろ『アイヴァンホー』などの歴史小説で知られる。1771年エディンバラ生まれ。1832年死去。 *ジェームズ・クラーク・マックスウェル{{br}}電磁気学に大きな影響を残した理論物理学者。1831年エディンバラ生まれ。1879年[[ケンブリッヂ|ケンブリッヂ,イングランドの〜]]で死去。 *[[チャールズ・ロバート・ダーゥイン]]{{br}}適者生存の進化論を唱えた進化論者。1809年、イングランドの[[シュロップシャー]]([[ウェスト・ミッドランズ]])で生まれる。1882年死去。1825年からしばらく、エディンバラ大学で医学を学んだが、1827年に自主退学。後、ケンブリッジ大学に。 *ロバート・ルイス・スティーヴンソン{{br}}作家。冒険小説『宝島』、SF風の設定を使ったサイコ小説『ジキル博士とハイド氏』などが有名。1850年、エディンバラ生まれ。1894年[[サモア諸島]]で死去。 *アレクサンダー・グラハム・ベル{{br}}電話を発明した発明家、科学者。1847年エディンバラ生まれ。1882年[[U.S.A.(合衆国)]]国籍に帰化。1922年[[カナダ]]で死去。 *アーサー・コナン・ドイル{{br}}作家。シャーロック・ホームズのシリーズ、他で有名。1859年エディンバラ生まれ。1930年死没。{{br}}晩年は心霊主義(スピリチュアリズム)にのめり込み、降霊会などに出席。心霊写真や妖精の写真を収集したりもした。 *ショーン・コネリー{{br}}映画俳優。アカデミー賞受賞者。初代のジェィムズ・ボンド(007)役で有名。1930年、エディンバラ生まれ。2008年現在、存命中。 *[[トニー・ブレア]]{{br}}政治家。第18代労働党党首。第73代U.K.首相(1997年〜2007年)。1953年エディンバラ生まれ。2008年現在、存命中。首相退任後は、外交分野で活躍。 !!!別称類 *日本語別表記=エジンバラ *英語別称=Edina(エディナ) !!!![[主要国の言語|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]] *英語名=Edinburgh *フランス語表記=?dimbourg *スペイン語表記=Edimburgo *アラビア語名の音=(調査中) *ロシア語表記=Эдинбург *中国語表記=?丁堡 !!!!その他 *[[スコットランド・ゲール語]]名=D?n ?ideann *[[スコテキッシュ・イングランド]]名=Edinburgh,Embra,Embro,Edinburrie !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[スコットランド]] *[[スコットランド王国]] !!資料リンク *[[Edinburgh: Overview|http://www.lonelyplanet.com/worldguide/scotland/edinburgh/]]([[Scotland: Overview|http://www.lonelyplanet.com/worldguide/scotland/]],[[Lonely Planet]]) *[[Wikitravel日本語版:エディンバラ]]([[Wikitravel日本語版:スコットランド]]){{br}}[[Wikitravel英語版:Edinburgh]]([[Wikitravel英語版:Scotland]]) *[[Edinburgh Travel Guide|http://www.world66.com/europe/unitedkingdom/scotland/edinburgh]]([[Scotland Travel Guide|http://www.world66.com/europe/unitedkingdom/scotland]],[[World66]]) *[[Wikipedia英語版:Edinburgh]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Timeline_of_Edinburgh_history]] *[[Wikimedia Commons:Category:Edinburgh|http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Edinburgh]]{{br}}エディンバラ関連のファイル集アーガイブ。 !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}