{{toc}} !エポニム (Eponym) 暫定版 !記事内容追加調査中の暫定版です。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「エポニム」(Eponym)は、「広く名の知られた(Eponymous)人物や、神話、伝説の英雄の名を採った、物語類の題名や事物のタイトル」などのこと。  例えば、「ノーベル賞は、広く知られた(eponymous)化学者、アルフレッド・ノーベルの名にちなんだ賞(eponym)」だ。あるいは、「ブッシュ政権」も、大統領の名に由来する「エポニム」。  また、統治者の王号に基づく記年、年号、例えば「アウグストゥスの3年」なども「エポニム」と呼ぶ。これは、(英語などでは)古風な用法で、現在は、歴史研究での用語のように用いられている。 !追加情報 :'''小辞典版推奨判定''':「言語+知性 目標値8〜10」「表現+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' 「エポニム」は、古典ギリシア語から、ラテン語を通じて、英語、他に入った言葉。 :: 例えば、「部族、家門、土地などの名の起りとなった人物。始祖、名祖」(Eponymous person)が「エポニム」と呼ばれたりした。この用法は、現在ではやや古風な用法になっているが、歴史学や考古学では、用語のように用いられることが少なくない。 :: 「アケメネス朝は、始祖(Eponym)アケメネスの名に由来する王朝名(Eponym)」だし、[[ヘレネス]]は、神話上の始祖[[へレーン]]の名に由来した「エーポーニム(民族名)」だった。 :'''小辞典版推奨判定''':「歴史+知性 目標値10〜12」「言語+知性 目標値12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' 古代のアテネ市の盛期には、“eponymous archon”(由緒ある執政官)の職が、ポリス政治の最高位の官職とされた。 :: 共和制期の古代ローマでは、原則任期1年だった執政官の名で年を呼ぶのが、年の名を定める伝統的な習慣の1つだった。この習慣で名づけられた年号が、「エポニム」と呼ばれた。 :: 例えば、B.C.59年は、「ビブルス(Marcus Calpurnius Bibulus)と、カエサル(Gaius Julius Caesar)の年」(Eponym)と呼ばれた。 :: 古代ローマが帝政期に入ると、執政官の任期は有名無実化し、数ヶ月の間に度々代えられることが増えていった。が、年が改まった時期に執政官職についていた2人の名で年を呼ぶ風習は続いた。 :: 現在の古代メソポタミア研究では、[[アッシリア|アッシリア国家]]の[[リンム職|リンム]]のことも、「エポニム」と呼ぶ。これは、アッシリアでは、リンム職についた個人の名を採って、ある年の呼称を定め、年次記録をつけたためだ。 :: 例えば、「エポニム・キャノン(Eponym Canon)」は、「[[リンム年代誌]]」を指す。 :'''小辞典版推奨判定''':「治療+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' 医学の分野では、ある症状(病気)の病名が、発見者の名にちなんでつけられたものが「エポニム」。例えば「パーキンソン病」など。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」 !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[リンム]] *[[リンム年代誌]] //資料リンク !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}