{{toc}} !ゲーム・コンセプト *「[[ブルーローズ]]」のゲーム・コンセプト概説と、関連用語INDEX。 !!題材  「[[ブルーローズ]]」で扱われる冒険は、「[[21世紀]]のリアル・ワールドと、見かけは変わらない[[シームレス・ワールド]]を舞台に、[[国際的学術財団|ローズ考古学財団]]に[[所属するPC|ブルーローズのメンバーシップ]]が、[[超古代文明]]の謎を秘めていると思われる[[オーパーツ]]を巡って[[ワールド・ワイド]]に繰り広げる冒険」になる。 !!デザイン・コンセプト  デザイン・コンセプトは、「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加し、冒険のスリルを感じる」[[疑似体験]]を楽しむ[[ストーリー・ゲーム]]。  「友人など普段から知っている顔見知りとプレイ」する、気軽な[[カジュアル・プレイ]]で、数回〜13回程度の[[キャンペーン・プレイ]]を想定。(ルール運用に工夫をする、PC候補を限定するなどしていけば、単発セッションや[[コンベンション・プレイ]]でも楽しめるだろう)  [[マテリアル・ゲーミング]]の手法と、[[シネマティック]]な手法とを活用して遊んでいくデザイン。 *適したセッション・メンバー数、水準的セッション時間などについては「[[セッション・スペック]]」の項を参照のこと。 !!勝利条件  「冒険活劇を再現し、ゲームを通して冒険を体験すること」を[[ゲームの目的]]とし、「[[ミッション]]を成し遂げ」ることと「冒険物語を紡ぎ出す」ことの両立を[[勝利条件]]とする。 !!ゲーム・コンセプト関連用語 !!!ルールブック 第1章「ゲーム・コンセプト」  [[ルールブック]]第1章、「ゲーム・コンセプト」によれば、[[ブルーローズ]]のゲームコンセプトには、以下の諸要素が含まれている。 :'''[[疑似体験]]''' ぎじたいけん: 「ゲームの過程を楽しみながら、GMやプレイヤーが、それぞれの立場から物語が紡がれる過程に参加し、冒険のスリルを感じること」と言ったところが、[[ルールブック]](p.22)で宣言されている、[[ブルーローズ]]での疑似体験についての要点と思われる。 :'''[[ゲームの目的]]''' ゲームのもくてき: [[ブルーローズ]]のゲームの目的は、[[ルールブック]]では、端的に「現代を舞台にした宝捜しをテーマに、冒険活劇を再現し、ゲームを通して冒険を体験すること」と規定されている([[ルールブック]]、p.25)。 :: この規定文の意味は、もちろん前後の記述を参照して理解しなくてはいけない。この部分の文章だけを独立させ、文字通りの意味にとるべきではない。 :'''[[シネマティック]]''': 「映画的手法を多用し、映画のような物語を楽しむ」ゲーム・コンセプト。 :'''[[シームレス・ワールド]]''': [[ブルーローズ]]の[[セッション]]で扱われる冒険の背景世界を指す。冒険の背景をなす世界が、「フィクションではあるが、現実世界の延長線上にある」ことも意味している。ゲーム・コンセプトの1つの柱。 :'''[[勝利条件]]''' しょうりじょうけん: 「[[ミッション]]を成し遂げること」と、「冒険物語を紡ぎ出すこと」との両立が、[[ブルーローズ]]の勝利条件と規定されている。([[ルールブック]]、p.25) :'''[[ストーリー・ゲーム]]''': ストーリーゲームについては、「ストーリーを共有し、創作し、受容する楽しみ」と関係づけた説明が[[ルールブック]]の第1章でなされている。 :: ゲーム・コンセプトの1つと思われるが、具体的内容は、ルールブック内の他の記事も参照しないと掴みづらい。([[ルールブック]]、p.22)。 :'''[[21世紀]]''' にじゅういっせいき: 「21世紀」という言葉は[[ルールブック]]で、単元見出しに用いられたりしてる(p.24)。 :: これは、[[ブルーローズ]]の冒険舞台が、今現在のリアル・ワールドと[[シームレス|シームレス・ワールド]]な関係にある、との[[ゲーム・コンセプト]]をさらに補強しているのだと思われる。 :'''[[ワールド・ワイド]]''': PCの「活躍の舞台は世界全土」に及び、「日常の生活からかけ離れた秘境や異国」の舞台設定を楽しめる、というゲーム・コンセプト。([[ルールブック]]、p.23) :: [[ブルーローズ]]のゲーム・コンセプトで、1つの柱になっていると思われる。 !!!ゲーム・コンセプト関連  [[ルールブック]]の第1章には、直接の記述が見当たらないが、ゲーム・コンセプトとの関わりが深い、と思われるものとして、以下が考えられる。 :'''[[カジュアル・プレイ]]''': 「友人など普段から知っている顔見知りとプレイ」する、気軽なプレイを指す([[ルールブック]]、p.19)。 :: 「ブルーローズ」で提唱された独自の用語で、ゲーム・コンセプトとの結びつきは強い。 :'''[[キャンペーン・プレイ]]''': 1度のセッションで、プレイを終わらせず、同じ担当キャラを成長させながら、何度もセッションをおこなうTRPGの遊び方。 :: [[ルールブック]]によれば、[[ブルーローズ]]では「[[知名度]]、[[縁故]]、[[運命]]はキャンペーンにおいてこそもっとも表現力豊かに機能する」とある。(ルールブック、p.33) :'''[[マテリアル・ゲーミング]]''': 「[[シーン]]ごとのクリア目標を、具体的なもので示す」手法。 :'''[[ルールブック記事の情報等級]]''' ルールブックきじのじょうほうとうきゅう: [[ルールブック]]の記事は、[[公開情報]]/[[限定情報]]/[[秘匿情報]]に3大別され、後者2種には閲覧に条件が課せられている。この記事の扱い(閲覧条件、他)や、3大別自体を、便宜的に「ルールブックでの情報の等級付け」、「情報等級」などと呼ぶことにしたい。 :: 情報の等級付けは「ブルーローズ」ルールブックの大きな特徴の1つになっている。 :'''[[ローズ考古学財団の基本理念]]''' ローズこうこがくざいだんのきほんりねん: [[ブルーローズ部門]]もPCチームも、当然知っているべきだし、当然、行動原則として踏まえるべき[[ローズ考古学財団]]の基本理念。[[ルールブック]]、p.25のコラム([[「ブルーローズの目的」]])に記されている。 :: この行動原則を軽視すると、セッションでの暴走が起き易くなるらしい。 !リンク *[[wiki:Glossary]] *[[小辞典]]