{{toc}} ![[世界歴史の旅]]『トルコ』 *[[リアル・ワールド情報収集用|リアル・ワールドの情報収集]]の[[書籍紹介]]。 !!どんな本か  [[世界歴史の旅]]『トルコ』は、[[トルコ共和国]]各地の史跡ガイド。一般向け。  シリーズの他の書籍同様、トルコの地域史概説のコーナーと、[[トルコ共和国]]の地域区分を踏まえた史跡ガイドとの2部構成に編成されている。 :'''構成''': *本文170頁。ただし、この紙数には、年表、用語解説、索引などの資料編も含まれている。{{br}}資料編などを除くと、157頁が、2部に構成されている。I「トルコの歴史」(74頁)と、II「トルコの史跡を訪ねて」の2部だ。{{br}}扱われているのは7〜8世紀頃から、1991年まで、およそ、1400年ほど。 *第I部は、9章から構成されていて、旧石器時代から現代までの[[アナトリア]]地域史が概説されている。 *第II部は、7章から構成されていて、地勢に基づいた大別地域ごとに、多数の史跡が紹介されている。{{br}}地域大別については、第I部の冒頭に置かれた「アナトリアの風土と人びと」の章の内に説明がある。 *他に、巻頭に収められた年表、用語集、索引も便利。 !!書誌情報 大村 幸弘 著、大村 次郷 写真,[[世界歴史の旅]]『トルコ』,[[山川出版社]],Tokyo,2000.{{br}}ISBN 4-634-63240-3 *A5判変形、ソフト・カバー、170頁。本体2800円+税。 *{{isbnImg('4634632403')}} *[[一覧:世界歴史の旅]] *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/1919924/p-sf0023]] !!感想コメント !!!「[[ブルーローズ]]」にどう役立つか *[[プレイヤーに]]とっては、[[トルコ共和国]]の歴史や[[アナトリア地域|アナトリア]]の地域史、関連する[[遺跡]]のソース・ブックとしてお勧め。{{br}}ことに、歴史技能が高めになってる[[PC|プレイヤー・キャラクター]]などの担当プレイヤーは、楽しみながら参考にできるだろう。 *扱われている地域の現状については、情報は薄い。2000年刊行の書籍なので、最新情報ではないことに注意。{{br}}あくまで歴史背景のイメージ・ソース。地域の現状を知る時にはベース資料として扱い、他のソースからの情報で補っていくといいだろう。 *どのような使い方にしろ、この本から得られる情報の、[[セッション]]での採用/不採用は、[[GM|ゲーム・マスター]]裁量に従う事をお勧め。 *オリジナル・シナリオを作るGMさんには、有用性の高い良書。 *史跡近傍のルート・マップや遺跡図なども多め。 *ことに、「歴史ミステリーをシナリオ・ネタに絡める傾向」のGMさんにはお勧め。 *題材としては、各地の新石器遺跡、イリオン(トロヤ)の遺跡、ヒッタイト系の遺跡、[[カッパドキア]]の洞窟住居、ビザンツ関連の遺跡などなど、オーパーツ・ネタと絡め易い史跡の解説が多め。 *著者の大村幸弘氏は、1970年代からアナトリアでの発掘調査を重ねている考古学者(専門は[[ホユック(遺丘)|遺丘]])。{{br}}遺跡や発掘の現場を知る人ならでは、と思えるコラム類も面白い(アイデア・ソースになる)。 !!「ブルーローズ」を離れてみるとどんな本か *シリーズの他の書籍でも言えることですが、ことに大村氏の『トルコ』では、地勢に基づく大別地域の環境の内に史跡が位置づけられた解説が濃く、有益。地域の博物館についての記述なども多めで、これも有益です。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[リアル・ワールドの情報収集]]{{br}}⇔ [[書籍紹介]] !!関連項目 *[[世界歴史の旅]] *[[山川出版社]] !!資料リンク *[[一覧:世界歴史の旅]] *[[一覧:アナトリア]] *[[一覧:トルコ]] *[[bk1 - 著者インデックス - 大村 幸弘|http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110000203510000&partnerid=p-sf0023]] !感想コメント(新規) *記名書込の選択肢もありとします(記名書込みは、当然、当人以外の書き換え不可になります)。 {{comment}} !検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}