{{toc}} !ヒンドゥー・クシュ {{br}}簡易版 *[[シームレス・ワールドの用語|小辞典ワールド編]]解説。 :'''英語表記''':Hindu Kush :'''ロシア語表記''':Гиндукуш :'''中文表記''':興都庫什山脈 :'''フランス語表記''':Hindou Kouch :'''スペイン語表記''':Hindu Kush :'''アラビア語名''':(調査中) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 ![[PC|プレイヤー・キャラクター]]が予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、[[PC|プレイヤー・キャラクター]]が知ってることにしていい」情報とします。  「ヒンドゥー・クシュ」は、[[中央アジア]]の南東部と[[イラン高原]]東部とを隔てている高山地帯。周辺に密集している支脈なども含めると、山域の範囲は広い。普通は、[[南アジア]]北西縁の高山地帯とされることが多い。  伝統的には、[[パミール高原]]南部で[[ワハン回廊]]西域に至っている山地から、[[バーミヤン渓谷]]の北に隣接する山域までが、狭義にヒンドゥー・クシュとされることが多い。{{br}}(日本語で広義の山域全域を「山脈」と呼ぶのは、翻訳習慣によるが、実はあまり相応しくない)  狭義のヒンドゥークシュ山脈の東部山域は、[[パミール高原]]の南外縁部に連接して入り混じっている。  現在の地域名で言うと、支脈を含めた広義の山域は、[[アフガニスタン=イスラム共和国]]北域の概ねを占めている。東部山域の南斜面は[[パキスタン=イスラム共和国]]の領域にも渡っている。 :'''【参照地図】''': *ヒンドゥー・クシュ、及び、周辺の地形図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Hindu-Kush-Range|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c4/Hindu-Kush-Range.png]] *[[内陸アジア]]広域地形図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Central Asia Physical|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f4/Central_Asia_Physical.jpg]] *[[Physical Map of Afghanistan|http://www.freeworldmaps.net/asia/afghanistan/map.html]]([[FREE WORLD MAPS]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  ヒンドゥー・クシュの山域は、脊梁部にあたる南西 〜 北東方向の軸線延長が、1000km〜1200kmほど。軸線に対する最大幅は500kmほど。この内、狭義のヒンドゥー・クシュの脊梁線は600kmほど。  東部山域に高く険しい山が多く、西部に進むにつれ、やや低い支脈が幅広く広がっていく。  ヒンドゥー・クシュの広義の山域に北西で近接している[[サフィードクーフ山脈]]は、西端山裾で[[中央アジア]]と[[イラン高原]]とを結ぶ余り広くない準平地に隣接している。この平地は、近接する[[エルブルス山脈]]西部山域山裾との間で、鞍部に似た地形を形成している。  主要部は、標高4,500m〜6,000mほどだが、周辺部には3,500m〜4,000mほどの支脈や周辺山地が多数密集。  山域の最高峰は、[[パキスタン領|パキスタン=イスラム共和国]]北西部に座している[[ティリッチ・ミール]]の、標高7,708m。ほかにも、7,000m超級の高峰は複数ある。  標高が高く、冬季には冷え込む。内陸部にあるが、高山地帯への積雪は多く、四方に河川を流出させている。  樹木はほとんどなく、3,000m内外の中腹部には草地がある程度。それより低い地域では、草地の間に低木の茂みが散在する場合もある。  1部で鉱物資源が発見されていて、ほかにも埋蔵地は多いはず、と推定されているが、現在までのところ開発は進んでいない。 :'''【参照地図】''': *[[アフガニスタン|アフガニスタン=イスラム共和国]]の積雪概略図([[msnbc|http://www.msnbc.msn.com/]]){{br}}[[アフガニスタンの積雪概略図|http://www.msnbc.com/news/1250670.jpg]]{{br}}「年間を通じで降水のある日数」を基にした概略図らしい。 ----  狭義のヒンドー・クシュでは、西寄りの鞍部にある[[ハワック峠]]を通る道と、[[ハジガック峠]]を通って[[バーミヤン渓谷]]に至る道とが、山域の南北を結ぶ数少ないルートになっている。  ハワック峠は標高4,370m。ハジガック峠は標高2,713mだが、バーミヤン渓谷に至るには標高3000m内外の峠、2、3を経由しなくてはいけない。  他に、標高3,858mの位置にある[[アンジュマン峡谷]]も山脈の南北を結ぶルートになっている。  これらの山間ルート以外で、山域の南北を渡るには、山域西端を迂回して[[ヘラート]]を経由するルートをとるか、山域東端で[[カラコルム・ハイウェイ]]を通って[[新疆維吾爾自治区]]方面に出るしかない。 //There are a number of other important passes in Afghanistan.The Wakhjir (4,923 m), proceeds from the Wakhan Corridor into Xinjiang, China, and into Northern Areas of Pakistan. Passes which join Afghanistan to Chitral, Pakistan, include the Baroghil (3,798 m) and the Kachin (5,639 m), which also cross from the Wakhan. :'''【参照地図】''': *主要道路が記されたアフガニスタン地形図,2003年版(Afghanistan administrative boundaries and main cities (2003-01-29),[[Maps|http://www.grid.unep.ch/product/map/index.php?region=asia_pacific]],[[United Nations Environment Programme]]){{br}}[[Afghanistan administrative boundaries and main cities (2003-01-29)|http://www.grid.unep.ch/product/map/images/afghanistanb.gif]] !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」。 ![[GM|ゲーム・マスター]]向け参考情報 *[[GM|ゲーム・マスター]]向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など。  「増補待ち」。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]] !!関連項目 *[[アフガニスタン=イスラム共和国]] *[[アンジュマン峡谷]] *[[イラン高原]] *[[サフィードク山脈]] *[[ティリッチ・ミール]] *[[パキスタン=イスラム共和国]] *[[ハジガック峠]] *[[バーミヤン渓谷]] *[[パミール高原]] *[[ハワック峠]] *[[ワハン回廊]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Hindu_Kush]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Physiographic provinces|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Physiographic_provinces]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Iranian Plateau|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Iranian_Plateau]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}