{{toc}} !イヒ神 イヒしん (Ihy) 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先的に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「イヒ神」は、古代エジプトの伝統神の1柱。[[ハトホル女神]]の息子神とされる。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  多くの場合、イヒ神は、母神である[[ハトホル女神]]崇拝の祭儀などで盛んに用いられた楽器、[[シストルム]]と結び付けられた。  全裸の幼い男児の立ち姿で描かれた。古代エジプトの習俗に従った幼児の髪型で、頭髪を頭の片側で三つ編にしてたらしている。片手の指を1本、しゃぶっているような姿で描くのも、幼さを現わす約束事だった。しばしば、片手にシストルムや[[メニト]]を持つ姿も形象られた。  シストルムは、女性の持つ楽器で、イヒ神は、シストルムを持つ唯一の男神になる。イヒ神はシストルムを鳴らし、「天の牝牛」であるハトホル女神を呼ぶとされた。  [[新王国時代|古代エジプトの新王国時代]]頃には、儀式の際の神聖な楽音や舞踊からもたらされる、「大いなる喜びを体現する神」と呼びかけられていた。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  古くは、[[古王国時代|古代エジプトの古王国時代]]に記された、[[コフィン・テキスト]]や[[死者の書]]の内にイヒ神の名が見られる。  これらのテキストでは、イヒ神は「パンの守護者」と呼ばれ「ビールを司る神」と記されている。  しかし、後世には、なぜかデンデラの神殿以外で崇拝されることは稀だったようだ。  デンデラの神殿では、イヒ神は、ハトホル女神と[[エドフのホルス]]との息子神とされた。より稀に、[[ラー神]]が父神とされることもあった。  デンデラ神殿の複合建築の内では、「マミシス」と呼ばれた誕生殿が、イヒ神生誕を祝う祭儀の場であり、聖域であるとされた。  ハトホル女神が、[[セフメト女神]]と同一視された場合、イヒ神は[[ホンス神]]あるいは、[[ネフェルトゥム神]]と同一視された。ハトホル女神が[[イシス女神]]と同一視された場合には、[[ホルセイサ|イシスの息子ホルス]]と同一視されることもあった。 !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔[[神話、伝説のキャラクター]] //関連項目 //資料リンク !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。 {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) {{comment}}