{{toc}} !キングー 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語、他''':Kingu(キングゥ) ::Qingu(クィングゥ)とも !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「キングー(キングゥ)」は、バビロニア神話で[[ティアマト女神]]の息子とされる海の怪物、あるいは魔神。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  『[[エヌマ・エリシュ]]』では、ティアマト女神は、配偶神の[[アプスー]]を若い神々(イギギ神群)に殺害される。女神は、復讐のために海の怪物たちを呼び集めると、キングーを総指揮官に任じて若い神々に戦いを挑む。キングーは、軍勢の総指揮官に任じられるとき、ティアマトから3枚の[[天命の書板]]を与えられた。  キングー率いる怪物の軍勢は、緒戦では神々に打ち勝ったが[[マルドゥック神]]が出陣すると破れる。ティアマト女神は戦場で倒され、キングーは神々に捕らえらた後、処刑された。 ----  「キングー」の名は、古バビロニア時代には、「下級の労働者」を意味した。この単語は、[[シュメール語]]で、異邦人を意味する名から派生した。あるいは、シュメール語時代の語源は、スバルトゥ人を指したかもしれない、と言われるが、[[定かではない|定かでない]]。  現在、キングーはしばしば、大きな海竜のような姿をしていたと想像されることがある。このイメージは、ティアマト女神の姿についての想像や、『エヌマ・エリシュ』の物語からの連想であることが多いようだ。 !さらに詳しい情報 *「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  『[[エヌマ・エリシュ]]』で語られたバビロニア神話では、処刑されたキングーの血と泥とが捏ねあわされて、神々の僕として人間が作られた、と語られる。  この人類創造は、[[エア神]]がマルドック神に提案した事、というのが、『エヌマ・エリシュ』の物語だ。キングーがティアマト女神に与えられた天命の書板も、マルドゥック神の所有物になった、と『エヌマ・エリシュ』は伝えている。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[神話、伝説のキャラクター]] !!関連項目 *[[エヌマ・エリシュ]] *[[ティアマト女神]] *[[マルドゥック神]] *[[天命の書板]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Kingu|http://en.wikipedia.org/wiki/Kingu]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}