!クラ川 クラがわ (Kura) 暫定版 !記事内容追加調査中の暫定版です !PCが予め知ってていい情報  クラ川は、[[トルコ共和国]]領北東辺の山地を水源に、[[グルジア共和国]]領、[[アゼルバイジャン共和国]]領で[[カフカス山脈]](大カフカス山脈)の南を流れた後、[[カスピ海]]に西から流入する国際河川。 '''【参考】''' *[[アゼルバイジャン共和国地図|http://www.ncm-center.co.jp/tizu/azerubaijyan.htm]] *[[グルジア共和国地図|http://www.ncm-center.co.jp/tizu/gurujia.htm]] *[[トルコ共和国地図|http://www.ncm-center.co.jp/tizu/toruko.htm]] **([[ナゴヤ建機センター|http://www.ncm-center.co.jp/]]の[[世界の国々|http://www.ncm-center.co.jp/sekai/toppage.htm]]) !追加情報 :'''小辞典版推奨判定''':「情報+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' 川長、1,515km。流域面積、188,000平方km。 :: グルジア領内では[[小カフカス山脈]]西部の渓谷部を流れた後、同山脈中部、[[スラム山脈]]と[[大カフカス山脈]]に挟まれた渓谷を東流。首都[[トビリシ]]を流れた後、[[アゼルバイジャン共和国]]領に流入。 :: アゼルバイジャン領内では、大カフカス山脈と小カフカス山脈との間に人口湖(ミンギチュール貯水池)が設けられている。ミンギチュールの下流では、[[クラ=アラクス低地]]を東南東方向に流れて[[カスピ海]]に流出。河口から100kmほど上流でアラス川が合流している。 :: トルコ共和国領内の川長は、およそ185kmほど。グルジア共和国領内では、およそ426kmほど。アゼルバイジャン共和国領内では790kmほど。 ---- :'''小辞典版推奨判定''':「情報+知性 目標値12〜14」 ::'''詳しい情報''' 2006年現在、クラ川流域のトルコ、グルジア、アゼルバイジャン、いずれの国でも河川の水質について有効な公的管理はなされていない。トルコ - グルジア境界あたりから、すでに水質は悪化しており、グルジアでは川水を灌漑用水や工業用水に用いても、飲用には用いていない。ことに、グルジアの首都[[トビリシ]]近辺での水質汚濁が著しいと言われている。 :: 汚濁した水がカスピ海に流出していることについて国際的な懸念が高まっている。 ---- :'''小辞典版推奨判定''':「言語+知性 目標値14以上」 ::'''専門的知識''' 「クラ川」のアゼルバイジャン語による呼称「キュラ川」は、アケメネス朝ペルシアの支配者だった「[[キュロス2世]](大帝)」の名から派生したもの。「キュロス(またはクラシュ)」の人名は古典ギリシア語読みが伝わったもので、古代ペルシア語では「キュラス(またはキュラシュ)」だった。 !シナリオ・メイク用参考情報  クラ川の中〜下流域は、概ねステップ気候に属す。  上流域は、高地性の気候で極めて冷涼。 !!流域交通  アゼルバイジャン領の流域は、河川用小形船舶での遡行往来が可能と想定。ただし、ミンギチュール貯水池の流出口になっている地方都市ミンギチュール(人口不詳、1万人未満級)で通行は途絶されると想定。  ミンギチュール貯水池からは、グルジア首都のトビリシまでは、河川用小形船舶での遡行往来が可能と想定。  トビリシより上流は、ゴム・ボート、カヌーの類で下ることは不可能でない程度と想定。  [[バクー]] 〜 [[トビリシ]] 間に敷設された国際鉄路から分岐した支線鉄路が、下流の平地部でクラ川、アラス川を東西に横切った後、アラス川の北岸に沿って走る国際鉄路に繋がっている。(ただし、[[ナゴルノ・カラバフ共和国]]の領域に入る地点で鉄路は閉鎖されていると想定)  川筋に沿う自動車道は、基幹的なものは敷設されていない。  ただし、[[トビリシ]] 〜 [[バクー]] 間に敷設されている、基幹国際自動車道が[[アルメニア山地]]の北東辺でクラ川中流域を南から眼下に遠望するように走る。このルートは、イェブラフを経由した直後にクラ川を東西に横断。クラ=アラクス低地の北側を走って、一旦カスピ海西岸に出た後、北上してバクーに至る。  他に、クラ=アラクス低地の周縁部に、クラ川下流域を取り囲むように敷設された主要地方道があり、数箇所でクラ川を横断している。  クラ川の流域には、空港の類はみあたらない。 !!!クラ川に飛行艇で着水できるか?  トビリシ以東の中〜下流域で、河川用の舟が遡行航行可能な水域では着艇も可能と想定します。ただし、トビリシ市内では難易度が高いでしょう。また、グルジア-アゼルバイジャン国境部での飛行艇着水は避けるべきでしょう。  上流部は山間渓谷が多く、飛行艇での着水は不可能と想定。  アゼルバイジャン領内のミンギチュール貯水池での着水は、ダム湖への着水に準じて、関連当局の事前了解が、高い必要性を持つと想定。(その他の水域への着水に、管理当局からの事前了解が不要という意味ではありません) !!別称類  クワリ川とも。  グルジアでは、ムトゥクヴァリ川と呼ばれることが多い。  アゼルバイジャンでは、キュラ川と呼ばれている。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]] !!資料リンク *[[アゼルバイジャン関係の最近のニュース|http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E3%82%A2%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2]] *[[グルジア関係の最近のニュース|http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A2&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2]] *[[トルコ関係の最近のニュース|http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&ie=UTF-8&q=%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2]] **([[Googleニュース日本版|http://news.google.co.jp/nwshp?ned=jp&topic=w]]) !活用や検討 !!活用 ---- !!検討 *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) ---- :重要な改訂の記録: *追加調査の内容を反映して、河川水運に関連する部分(「クラ川に飛行艇で着水できるか?」も含む)に補完と改訂を加えました。(2006年3月9日) ----