{{toc}} !バイカル湖 バイカルこ (Lake Baikal) 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「バイカル湖」は、[[シベリア地域|シベリア]]の南縁中東部で、[[モンゴル高原]]東部の北、[[中央シベリア高原]]の南東で山間地を挟んだ高山地帯の山中に位置する大きな湖。  湖面は、[[ロシア連邦]]の[[シベリア連邦管区|ロシア連邦のシベリア連邦管区]]南縁で、[[ブリヤート共和国]]の領域と、[[イルクーツク州]]の州域とに渡っている。  湖面面積は、世界第7位で、深度は世界一深い。透明度も世界一とされていて、1996年以降[[ユネスコ世界遺産]]の自然遺産に登録されている。周辺部を含めた一帯は、ロシア連邦の国定国立公園に指定されている。  周囲が山地に囲まれ、330と言われる河川が流入。唯一の流出河川である[[アンガラ川]]は、[[エニセイ川]]の源流の1つ。 '''【参照イメージ】''' *[[バイカル湖に関するフリー・ファイル集アーガイブ|http://commons.wikimedia.org/wiki/%D0%9E%CC%81%D0%B7%D0%B5%D1%80%D0%BE_%D0%91%D0%B0%D0%B9%D0%BA%D0%B0%CC%81%D0%BB]]([[Wikimedia Commons]]) '''【参照地図】''' *[[Russia|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/russia.htm]]([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]) *[[Map of Siberia |http://www.nsu.ru/aiesec/english/images/siberia_map.jpg]](シベリア地図,[[NSU.ru|http://www.nsu.ru/english/]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  バイカル湖の湖面高度は、標高456m。世界一の水深は、最深部で1743m。やはり世界一の透明度は40mとされている。  長径635km、幅30km〜76kmほどで、湖面面積31,494平方km。国際法上海洋として扱われている[[カスピ海]]、現在、著しい縮退を続けている[[アラル海]]を除けばアジア一の広さ。湖面を含む一帯、88,000平方kmが国立公園であり、自然保護区にも指定されている。  周辺の気候は、年間200日ほどが氷点下の気温。例年、1月〜5月頃は、結氷している。ただし、広く深い湖水には複雑な水流が生じていて、冬季の間も結氷しない水域もある。  周囲が山地に囲まれていて、湖岸も岸壁状になっている箇所の方が多い。外界から孤立した環境で、数千万年をかけ、特徴的な生態系が形成されてきた、とされる。バイカル湖には多数の固有生物種が生息。例えば、バイカル湖の淡水に適応したバイカル・アザラシが有名。  世界一と言われる透明度も、湖水に生息する固有のプランクトンの働き、と言われている。多くの大形内陸湖が塩湖になっているのに、バイカル湖が淡水湖の状態を維持しているのも、特有の生態系の働きによる、とされている。  周辺の町や、近隣都市である、[[イルクーツク市]]([[イルクーツク州]]州都)、[[ウラン・ウデ]]([[ブリヤート共和国]]首都)には、ロシアのみでなく数カ国の学術団体、研究機関が、連絡事務所や調査ベースを構えている。 ----  現在のバイカル・パルプ製紙にあたる企業は、[[旧ソ連|ソヴィエト連邦]]時代の1966年から湖岸に生産工場を設けて操業している。工場では、製紙工程で漂白に使用した塩素を洗浄し、バイカル湖に放出していると報じられている。  社会主義体制崩壊後の1996年に、ユネスコ世界遺産に登録された際、工場移転なども期待されたが、地域経済活動に予想される打撃が大きいとして、移転はなされなかった。  近年、バイカル湖沿岸に石油パイプラインの敷設が計画されたこともあった。この計画は、一帯が地震の多発地帯であることなどを根拠にした反対意見のアピールが効を奏したのか、敷設ルートが変更された。 '''【参照地図】''' *[[Lena River and Lake Baikal|http://www.britannica.com/eb/art-551/The-Lena-River-basin-and-its-drainage-network]]([[Encyclopedia Britanica online]]) !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  バイカル湖は、地溝帯に形成された湖で、世界最深の深度もそのため。同じように地溝帯に形成された深い湖には、[[東アフリカ]]の[[タンガニーカ湖]]があるくらい。 (アフリカの大地溝帯には、タンガニーカ湖以外にも湖水が点在しているが、最も深い湖がタンガニーカ)  バイカル湖をなした地溝は現在も拡大していて、湖面の幅は毎年5cm〜7cmほど広がり、深度も数cmずつ深くなっている。周辺地域では地震が多い。 ----  バイカル湖の形成がはじまったのは現在から3千万年前と目されている。ユーラシア・プレートを構成しているサブ・プレートが分離する運動で形成された。  潜水すると、水中の岸壁でも1000m内外に及ぶ地層の成層を観察できる。湖底では、死火山の痕跡、地下水脈の流路と思われる亀裂なども確認されている、とのこと。 !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど  「増補待ち」 '''【参照地図】''' *[[Huge map of Lake Baikal region|http://www.baikal.ru/old.baikal.ru/baikal/maps/rezko.jpg]]{{br}}(バイカル湖周辺の地図,[[baikal.ru|http://www.baikal.ru/old.baikal.ru/fra_e.htm]]) *[[Lake Bikal|http://www.primap.com/en/html/maps_-_lake_baikal.html]]([[Maps|http://www.primap.com/en/html/maps.html]],[[primap.com|http://www.primap.com/en/index.html]]) !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ユネスコ世界遺産]],[[ランド・マーク]](⇔ [[アジア州のランド・マーク]]) !!関連項目 !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Lake_Baikal]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}