{{toc}} !アフリカ州のランド・マーク  アフリカ州に属す地名の内、「現存する国家や行政体の領域との関連が薄いもの」から扱っていきます。主に、自然地形の地名が増えるでしょう。 *例えば、[[エチオピア連邦民主共和国]]や[[ギニア共和国]]は「現存国家」で、[[エチオピア高原]]や[[ギニア湾]]は「ランド・マーク」で扱います。{{br}}歴史的地域名についても、多くは「ランド・マーク」で扱うことになると思われます。 *日常語で使われる「ランド・マーク」の用法とは違いますし、もちろん[[ルールブック]]でも見当たらない用法です。 !注記  このページに記す記事は、皆「PCが予め知ってていい情報」とします。 !アフリカ  「[[アフリカ]]」は、[[7大州]]の1つで、北は[[地中海]]、西は[[大西洋]]、東で[[インド洋]]と[[紅海]]とに面している。南では大西洋とインド洋とが接している。「アフリカ大陸」と呼ぶと陸地を指し、「アフリカ州」と呼ぶと周辺海域及び島嶼も含む。  [[スエズ運河]]、[[スエズ湾]]及び、紅海を介して[[アジア州]]に隣接。地中海を挟んで、[[ヨーロッパ]]州と対面。[[南極]]大陸とは、4000km以上とかなり離れている。 !アフリカ州のランド・マーク インデックス !!ア行 !!!ア〜 :'''[[青ナイル]]''' あおナイル: アフリカ北東部のスーダン共和国?領内で、ナイル水系?本流に東から合流している川。エチオピア高原?の、タナ湖?から流出している国際河川。 :'''[[青ナイル地方]]''' あおナイルちほう: 広義には[[中部スーダン地方]]の中北部以南の東寄りにあたる地域を指す。狭義には、[[青ナイル州]]、[[サンナール州]]、2州の州域に渡る地域を指すこともある。広義、狭義、どちらの地域も、現在は行政実体を持っていない。時として、「広義の青ナイル地方」を「中部スーダン地方」と呼び、「狭義の青ナイル地方」と区別することもなされる。 :: 広義の青ナイル地方は、[[ハルトゥーム州]]の南に隣接し、4州の州域に渡った南北が長い地域。西で[[コルドファン地方]]と、東で[[カッサラ地方]]と、南で[[上ナイル地方]]と隣接。地域の南東縁は、スーダン - [[エチオピア|エチオピア連邦民主共和国]]国境の一部を成している。 :'''[[アガバート谷]]''' アガバートだに: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]内にある、小さな谷状の地形。西方沙漠の中北部東寄りで、[[白沙漠地域|エジプトの白砂漠]]の北東辺を扼す形になっている。 :: [[サハラ沙漠]]に多い黄褐色の石灰岩の岩地が、あまり比高の高くない台地状に続く1角に位置。 :'''[[アスワン・ダム]]''': 現在「アスワン・ダム」と言うと、普通は[[アスワン・ハイダム]]を指す。ハイダムの下流6.4kmで、[[アスワン市]]市街地の南郊外にあるダムは、以前「アスワン・ダム」と呼ばれていたが、現在は「[[アスワン・ロウダム]]」あるいは「旧アスワン・ダム(old Aswan Dam)」と呼ばれている。 :: ハイダム、ロウダムの双方を合わせて“Aswan Dams”と言われることもあるが、この用法はむしろマレ。 :'''[[アスワン・ハイダム]]''': [[エジプト=アラブ共和国]]の[[上エジプト地方|上エジプト]]で、[[ナイル川]]に[[ナセル湖]](ハイダム湖)を形成している。下流6.4kmに[[アスワン・ロウダム]](旧アスワン・ダム)がある。ロウダムは、[[アスワン市]]市街地の南郊外にあたる。現在「アスワンダム」と言うと、普通、ハイダムを指す。 :: ハイダムのあたりから、ナセル湖周辺には、[[アブ・シンベル神殿]]など、[[ユネスコ]]の[[世界遺産|ユネスコ世界遺産]]の[[遺跡]]が多数散在。これらの遺跡は「[[アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群]]」として世界遺産に登録されている。 :: 遺跡を目的に訪れる観光客は多い。 :'''[[アトバラ川]]''' アトバラがわ: [[アフリカ]]大陸北東域の[[エチオピア連邦民主共和国]]北西部にて、[[エチオピア高原]]の[[ゴンダル]]北西を水源にした川。北西流し、[[スーダン共和国]]領内で、[[ナイル川]]に流入する国際河川。ナイル川との合流点の辺りには、[[アトバラ市]]が位置。 :'''[[アフダル山地,リビアの〜]]''' リビアの アフダルさんち: [[リビア|大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]の[[キレナイカ地方|キレナイカ]]沿岸部にある岩山群。[[地中海]]に向けて膨らんだようになっている地域の概ねを占め、東西に長く、南北幅は比較的狭い。 :: 西端が、[[スルト湾]]東岸、スルト湾に面している[[ベンガジ市|ベンガジ]]に近接。山域一帯には、古代ギリシア、古代ローマの[[遺跡]]複数が散在している。 :: アラビア語の“Akhdar”は「緑」「緑の」の意味。“Al-Jabel Al-Akhdar”を直訳すると「緑の丘」または「緑の山」。[[オマーン領|オマーン=スルタン国]]にも、同名の山脈がある。 :'''[[アフリカの角]]''' アフリカのつの: [[アフリカ]]東岸北部から北東方向に突き出た大きな半島を指す広域地域名。[[紅海]]、[[アデン湾]]と[[インド洋]]の南西海域との間に突き出ている。アフリカの角の東端部は、アフリカ大陸で最も東の土地になっている。 :'''[[アラビア沙漠,エジプトの〜]]''' エジプトのアラビアさばく: [[北アフリカの東方沙漠|東方沙漠,北アフリカの〜]]の別称。 :'''[[アルバート湖|アルバート湖,アフリカの〜]]''' アルバートこ: アフリカ中部の東縁で、[[コンゴ民主共和国]]と[[ウガンダ共和国]]との国境に位置する湖。[[ナイル水系]]の一部をなしている。 !!!イ〜 !!!ウ〜 :'''[[ヴィクトリア湖|ヴィクトリア湖,アフリカの〜]]''' アフリカのヴィクトリアこ: [[東アフリカ地域|東アフリカ]]の南部内陸で、[[ウガンダ共和国(リェパブリク・オブ・ユギャンダァ)|ウガンダ共和国]]、[[ケニア共和国(リェパブリク・オブ・ケンィヤ)|ケニア共和国]]、[[タンザニア連合共和国(ユナィテド・リェパブリク・オブ・タンザニィア)|タンザニア連合共和国]]、3国の国境部に広がっている湖。 :: [[アフリカ]]5大湖の1つで、湖面面積はアフリカ最大。[[ワールド・ワイド]]に見ても、世界第3位の湖面面積で、[[ナイル水系]]の主要水源の1つ。地名は、[[U.K.(連合王国)]]の[[ヴィクトリア女王]]の名にちなんだもの。 :'''[[ヴィクトリア瀑布]]''' ヴィクトリアばくふ: [[アフリカ南部|南アフリカ地域]]で、[[ザンベジ川]]の中流域に位置する滝。[[ザンビア共和国]]と[[ジンバブエ共和国]]との国境部に広がる滝は、100m〜150mほどの落差に対して、およそ1.7kmほどの幅を持つ滝で、大変珍しい景観をなしている。地名は、[[U.K.(連合王国)]]の[[ヴィクトリア女王]]の名にちなんだもの。 :: 「世界3大瀑布」の1つ、とも言われ、1989年から[[ユネスコ世界遺産]]の自然遺産に登録されている。自然遺産は両国共同管理。2008年現在、両国はそれぞれの領域に国定自然公園も制定している。 :: ただし、両国国境の移動は簡単ではない。特に、ザンベジ側からジンバブエ側への入国審査は厳しく、しばしば入国拒否される者もいる(2008年現在、各国の非難を受けているジンバブエの独裁的な政権は、ことに報道関係者などの入国に神経質だ)。 :: ちなにみ、ジンバブエ側からザンビア側への入国審査では、通例、入国拒否のような対処は無いようだが、「審査にかかる料金が高めだ」とも言われている。 !!!エ〜 :'''[[エカトリア地方]]''' エカトリアちほう: 現[[スーダン領|スーダン共和国]]の南縁で幾つかの州に渡る地域。領域は、東西が長く、スーダン国境南縁に沿った、三日月状、あるいは、角笛の線描にも似た輪郭の領域。 :: 1980年代から激化したスーダン内戦に際して、SPLA(スーダン人民解放軍)などの、拠点となった地域。2006年現在、事実上スーダン中央政府から反独立した、南部自治地域の主要部になっている。 :: アラビア語による地名は、「アル・イスティワ’ッイヤァフ(Al-Istiwa'iyah)」 :: エクァトリア地方は、SPLA(スーダン人民解放軍)などの、拠点となった地域。1980年代から激化した、スーダン内戦を通じてかなりの戦渦を被ったが、2005年、スーダン中央政府と講和。 :'''[[エクァトリア地方]]''' エクァトリアちほう:⇒ '''[[エカトリア地方]]''' :'''[[エジプトのクリスタル・マウンテン]]''': [[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]中北部東寄りの1画を指す通称。[[白沙漠|エジプトの白沙漠]]の北辺にあたり、[[黒沙漠|エジプトの黒沙漠]]の南西に隣接した1画。 :: 誤って“Crystal Mountain”と伝わってしまったが、大きな山があるわけではない。 :'''[[エジプトの黒沙漠]]''' エジプトのくろさばく: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]中北部東寄りの1画を指す通称。黄褐色の砂礫沙漠が特徴的な[[サハラ沙漠]]の概ねと異なり、黒く円錐形の緩やかな小山が連なっている。地域の土壌も黒味が強い。 :: 地域は無人だが、沙漠ツアーのスポットとして有名で、[[バフレイヤ・オアシス]]や[[ファラーフラ・オアシス]]を拠点にした沙漠ツアーや、[[カイロ|カイロ市]]発のツアーの過程で訪れる観光客も少なく無い。 :'''[[エジプトの5大オアシス]]''' エジプトの5だいオアシス: [[エジプト=アラブ共和国]]に現存する大きな[[オアシス地帯|オアシス]]5つを総称する俗称。 :: 通例、以下の5つを指し、いずれも[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]内にある。 *[[スィーワ・オアシス]]([[マトルゥーフ県]]) *[[ダフラ・オアシス]](アル-ワディ・アル-ジャディッド県) *[[バフレイヤ・オアシス]]([[ギザ県]]) *[[ハルガ・オアシス]](アル-ワディ・アル-ジャディッド県) *[[ファラフーラ・オアシス]](アル-ワディ・アル-ジャディッド県) :'''[[エジプトの白沙漠]]''' エジプトのしろさばく: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]中北部東寄りの1画を指す通称。 :: 黄褐色の砂沙漠の各所に大小様々な結晶質の奇岩が散在。多くの地域に、岩石が風化で崩壊した白い砂礫が広がっている。沙漠ツアーのスポットとして有名で、[[バフレイヤ・オアシス]]や[[ファラーフラ・オアシス]]を拠点にした沙漠ツアーや、[[カイロ|カイロ市]]発のツアーで訪れる観光客も少なく無い。 :'''[[エドワード湖]]''' エドワードこ: [[コンゴ民主共和国]]と[[ウガンダ共和国]]との国境上に位置。北岸は、赤道直下の数km南にあたる。 :: [[グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]に位置する大きな湖の1つ。[[アフリカの5大湖]]の内では、最も小さい湖。 :'''[[エレファンティネ島]]''' エレファンティネとう: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]南部([[上エジプト]])で[[アスワン市街|アスワン市]]を貫流している[[ナイル川]]に浮かぶ島。島内には[[古代遺跡|遺跡]]も遺っている。 !!!オ〜 !!カ行 !!!カ〜 :'''[[カッサラ地方]]''' カッサラちほう: 現在の[[スーダン共和国領|スーダン共和国]]の地域を大別するときにしばしば用いられることがある地域名。行政実体はない。「東スーダン地方」とも。 :: 現スーダン領東部の[[紅海]]沿岸部及び、沿岸山地を占めている。南部の山地は、[[エリトリア領|エリトリア国]]、[[エチオピア領|エチオピア連邦民主共和国]]北部に隣接した内陸部にも渡っている。 :: 中南部は、地域名と同名の[[カッサラ州]]の州域にあたる。 :: 2007年現在、中部南寄りでエリトリア国と国境を接している一画は、反政府勢力、東部戦線が実効支配を続けている。[[ハルトゥーム]]の中央政府と東部戦線とは、2006年に停戦協定を締結。2007年現在、東部戦線のスーダン国政への参加などを巡る和平交渉が重ねられている。 :'''[[上エジプト]]''' かみエジプト: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[ナイル流域|ナイル川]]上流を指す歴史的地域名。この場合の「上」は、「地図の上方(北)」ではなく、「ナイルの上流方向(南)」を意味する。 :: 現在は、[[カイロ]]よりも南の、エジプト領内のナイル流域を指す。2006年現在、エジプトでは、上エジプトのかなりの範囲が「外国人単独行動制限地域」(単独行動が制限される地域で、立ち入り禁止地域ではない)に指定されている。⇒ [[エジプトの外国人単独行動制限地域]] :: 「上エジプト」にあたる地域を一括する用法は[[古代エジプト]]の、[[先王朝時代|古代エジプトの先王朝時代]]から用いられていた。 :: 古代の地名で言うと、[[メンフィス|メンフィスの遺跡]](メン・ネフェル)よりも南で、現在の[[アスワン]]市街の南に位置したナイル川第1急湍〔きゅうたん〕のあたりまでが、上エジプトとみなされた。 :'''[[上ナイル地方]]''' かみナルちほう: 現[[スーダン領|スーダン共和国]]中南部の東寄りで、幾つかの州に渡っている地域の地域名。 :: 2006年現在、事実上スーダン中央政府から反独立した、南部自治地域。領域は、狭義の[[白ナイル]]上流域(広義の白ナイル中流域)で、南北方向が東西方向よりも長い。 :: 地域北部は、同名の[[上ナイル州]]の州域。地域中部以南の東縁は、スーダン - [[エチオピア|エチオピア連邦民主共和国]]国境の一部をなしている。 :: アラビア語による地域名は「アッ-アーリー・アン-ニルス(A'ali an Nils)」で、「上ナイル」を意味している。 :'''[[カルーン湖]]''' カルーンこ: ⇒ [[クァルーン湖]] !!!キ〜 :'''[[北アフリカ]]''' きたアフリカ: [[サハラ沙漠]]以北のアフリカ州とみなすと概ね正しい。 :: 領域の定義は幾通りかあるので、[[ワールド・ワイド]]な調査に従事する[[ブルーローズのメンバー|ブルーローズのメンバーシップ]]は、TPOに応じて、適切な定義を使い分ける対応が期待される。 :: まず、国連の定義を意識しておくといいだろ。種々の国際的な統計調査が、国連の定義と同様の範囲を「北アフリカ」として、処理されているからだ。2006年現在、国連による定義は、以下の現存国家の領域、及び、係争中の地域が北アフリカを構成するもの、としている。 :: [[アルジェリア民主人民共和国]] 、[[エジプト=アラブ共和国]](なお、エジプト領の[[シナイ半島]]は北アフリカに含めないのが慣例)、[[社会主義人民リビア=アラブ国]]、[[スーダン共和国]]、[[チュニジア共和国]]、西サハラ地域(2006年現在、[[サハラ=アラブ民主共和国]]と[[モロッコ王国]]とが係争中)、モロッコ王国 :: 地理学や、気象学、生態研究などの分野では、上記の国連定義の領域に加えて、しばしば以下の国家の領域幾つかを北アフリカに含めることがある。(必ずしも、以下の領域すべてを含めるわけではない) :: [[エチオピア連邦民主共和国]]、[[エリトリア国]]、[[ジブチ共和国]]、[[チャド共和国]]、[[ニジェール共和国]]、[[マリ共和国]]、[[モーリタニア=イスラム共和国]] :'''[[北スーダン地方]]''' きたスーダンちほう: 現在の[[スーダン共和国領|スーダン共和国]]を大別するときにしばしば用いられることがある地域大別。行政実体はない。西部は、同名の[[北スーダン州]]州域にあたる。 :: 「北スーダン」の地名は、スーダン領の内、「山地で他から隔てられた、[[紅海]]沿岸部を除いた地域の北部」を意味している。 :'''[[キレナイカ]]''': [[社会主義人民リビア=アラブ共和国]]の国土をなす3地域の1つで、同国の北東域にあたる。ベンガジ地方とも。 :'''[[近東]]''' きんとう: 現在、単独で使用される頻度が減ってきている地域名。ただし、[[地理用語|地理関連の用語]]というよりは、[[国際的な政治、経済関係の用語|国際関係の関連用語]]として用いられることの方が多い。 :: 指し示される範囲は、時代と共に大きく異動してきた(使用頻度が減ってきている理由になっている)。現在の公約数的な用法は、概ね「[[イラク|イラク共和国]]以東の[[西アジア]](西南アジア)に、[[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]を加えた範囲」になるだろう。 !!!ク〜 :'''[[クァッターラ低地]]''' クァッターラていち: [[エジプト=アラブ共和国]]の北西部で、沿岸部から少し奥まった地域に広がっている大きな窪地。底は、海抜−100m以下で、塩水の湿地などが散在。湿地以外の土地も、概ねは乾いた天然塩で覆われている。 :'''[[クァーラ・オアシス]]''': [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[クァッターラ低地]]西縁北部に位置している、小さな[[オアシス]]。 :'''[[クァルーン湖]]''' クァルーンこ: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]東部、南北中ほど北寄りで、[[ファイユーム・オアシス]]の北東ぶに位置している湖。 :: [[ナイル川]]から引かれた[[ユーセフ運河]]から淡水が流入しているが、湖自体は塩湖。(英語名[[モエリス湖]]) :'''[[クルドファン地方]]''' クルドファンちほう:⇒ [[コルドファン地方]] :'''[[グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]''': [[東アフリカ]]から[[西アジア]]まで連なっている、長大な渓谷の総称。(日本語では、通例「大地溝帯」と呼ばれる慣例) :: 普通は、[[モザンビーク共和国]]の中部から、[[レバノン共和国]]の東部に到っている、とされることが多い。 !!!ケ〜 !!!コ〜 :'''[[紅海]]''' こうかい: [[アフリカ大陸]]東岸北域と、[[アラビア半島]]の西岸から南西岸との間に位置し、北西から南東方向に細長い海。 :'''[[コルドファン地方]]''' コルドファンちほう: 1994年まで[[スーダン|スーダン共和国]]中部の行政州だった地域。「クルドファン地方」とも。 :: 現在は、[[北コルドファン]]、[[西コルドファン]]、[[南クルドファン]]に3分割されている。現在の3つの州を統合した行政実体はない。しかし、概ねスーダン領中部の[[ナイル水系]][[左岸|右岸、左岸,河川の〜]]を占めている地域の、歴史的結びつきは、なかなかに強い。 :'''[[コモロ諸島]]''' コモロしょとう: [[アフリカ大陸|アフリカ]]南東沿岸の沖合いで、[[モザンビーク海峡]]の北口に散在している諸島。[[マダガスカル島]]北西岸から、4つの大きめの島が、概ね北西方向に並んでいる。アフリカ側の3島が[[コモロ連合]]の領域を構成。マダガスカルに1番近い[[マヨット島]]他は、[[フランス領|フランス共和国]]とされているが、コモロ連合も領有権を主張している。 :: 諸島周辺の海中には、[[シーラカンス]]が生息していることが知られている。 !!サ行 !!!サ〜 :'''[[サッド]]''': [[ナイル水系]]の中流域で、現[[[スーダン共和国]]領の南部に広がる大湿原地帯。「スッド」とも。「サッド」は、アラビア語で「障害(物)」や「閉鎖」を意味する。 :'''[[サヘル島]]''' サヘルとう: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]南部([[上エジプト]])で[[アスワン県]]を貫流している[[ナイル川]]に浮かぶ島。 :: 位置は、[[アスワン市]]の南郊外。[[アスワンダム]]([[ロウダム|アスワン・ロウダム]])と中心市街南縁の中間あたりやや上流寄り(南寄り)のあたり。古代の石切り場跡に、岩に刻まれた碑文類がかなりの数遺っている。 !!!シ〜 :'''[[下エジプト]]''' しもエジプト: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[ナイル流域|ナイル川]]下流を指す歴史的地域名。この場合の「下」は、「地図の下方(南)」ではなく、「ナイルの下流方向(北)」を意味する。現在では、[[カイロ]]以北のナイル流域を指す。 :: 「下エジプト」にあたる地域を一括する用法は[[古代エジプト]]の、[[先王朝時代|古代エジプトの先王朝時代]]から用いられていたと思われる。 :: 古代の地名で言うと、[[メンフィス|メンフィスの遺跡]](メン・ネフェル)以北で、地中海南岸の[[ナイル・デルタ]]までとみなされた。 :'''[[白ナイル]]''' しろナイル: [[北アフリカ]]の東部で、[[スーダン共和国]]領南部の大湿地帯([[サッド]])の内を北流した後、[[青ナイル]]と合して、狭義の[[ナイル川]]本流をなす河川。川水が白濁していることが、呼称の由来。 :: 源流は、[[ウガンダ共和国]]と[[コンゴ民主共和国]]との国境線上に位置する[[アルバート湖]]から流出する[[アルバート・ナイル]]。 !!!ス〜 :'''[[スィーワ・オアシス]]''': [[エジプトの5大オアシス]]の1つ。[[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]南西部で、[[クァッターラ低地]]の東、[[エジプトの大砂漠|大砂漠,(北東アフリカの〜)]]の北に広がっている。 :: 海面水位よりも低く、北西 〜 南東方向に細長い[[オアシス地帯|オアシス]]の北西端は、現在のエジプト - [[リビア|大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]国境から、50kmほど。 :'''[[スィーワ湖]]''': [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[スィーワ・オアシス]]にある、大きめの泉、あるいは、さほど大きくない湖。スィーワ・オアシスに散在する大小の泉、湖沼の内では大きなものの1つ。近年、水圏面積は縮退しているが、「ファンタジー島」の通称で知られる砂州([[ファトニス島]])などが、観光スポットになっている。 :'''[[スエズ運河]]''' スエズうんが: 現、[[エジプト=アラブ共和国]]領の北東部に位置する[[スエズ]]県で、スエズ地峡に掘削された運河。地中海側の[[ポート・サイイド]]と、[[紅海]]に通じる[[スエズ湾]]側の[[スエズ]]市とを結んでいる。 :: [[アジア大陸]]と[[アフリカ大陸]]との地理的境界の1つ、とされている。 :'''[[スエズ地峡]]''' スエズちきょう: [[北アフリカ]]の[[ナイル・デルタ]]東縁に隣接する土地から、[[西南アジア]]の[[シナイ半島]]北西部にかけて続いている陸地を指す。スエズ地峡の内に、[[スエズ運河]]が設けられている。 :: どちらかと言うと、地理学の用語で、一般的な日常会話で言われることは、現在マレであるようだ。 :'''[[スエズ湾]]''' スエズわん: [[紅海]]の北端が2つに分かれた湾の内、西側の湾。 :: [[シナイ半島]]西岸と、[[アフリカ大陸|アフリカ]]北東岸の間の細長い湾。海岸線は皆[[エジプト領|エジプト=アラブ共和国]]。海域も、普通は全域がエジプト領海になる。湾奥北端の西岸には、[[スエズ港|スエズ市]]が位置。近傍から、[[スエズ運河]]が設けられ、[[地中海]]に通じている。 !!!セ〜 :'''[[西方沙漠,エジプトの〜]]''' せいほうさばく,エジプトの〜: 「エジプトの西方沙漠」は、[[エジプト=アラブ共和国]]領内の[[リビア沙漠]]を指す広域地域名。エジプト領内を、地形や環境から大別する際に、しばしば用いられる。[[ナイル川]]流域平地を縁取る渓谷の内、西側の岸壁(渓谷)以西のエジプト領にあたる。 :'''[[セムリキ川]]''' セムリキがわ: [[中央アフリカ地域]]の北東部、あるいは[[東アフリカ地域|東アフリカ]]の西部で[[西リフト・バレー(ウェスタン・リフト・ヴェァレィ)|西リフト・バレー]]を流れる河川。[[エドワード湖(レイク・ェドワァド)|エドワード湖]]から流出して[[アルバート湖(レイク・エァルベァト)|アルバート湖,アフリカの〜]]に流入している。 !!!ソ〜 !!タ行 !!!タ〜 :'''[[大砂漠,(北東アフリカの〜)]]''' だいさばく: 「(北東アフリカの)大砂漠」とは、[[サハラ沙漠]]北東部にあたる[[リビア沙漠]]の内で、現在の[[リビア領|大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]東部から[[エジプト領|エジプト=アラブ共和国]]北西部にかけて広がっている[[砂漠地帯(sand sea)|砂漠]]。単に「大砂漠(Great sand sea)」とも呼ばれる。「リビア砂漠(Libyan sand sea)」とも呼ばれ、しばしば「リビア沙漠(Libyan desert)」との混同を招くのはこの砂漠。砂嵐によって、100mを越える高さの砂丘の連なりが形成されることも珍しくない。 :'''大地溝帯''' だいちこうたい:⇒ [[グレート・リフト・バレー|グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]] :[[タッシリ・ナジェール]](山地): [[北アフリカ]]の[[サハラ砂漠]]中部に位置する乾燥した岩山の山地地帯。現[[アルジェリア民主人民共和国]]領南東部にて、域内中部から東寄りにかけて広がっている。東端は[[大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]との国境近くまで迫り、リビアの[[フェザーン]]地方との間が大きめの[[ワディ]](涸谷)で隔てられている。 :: タッシリ・ナジェールに遺る多数の岩絵群は、周囲の自然環境と併せて1982年以降、[[ユネスコ世界遺産]]の複合遺産に登録されている。 :'''[[ダフラ・オアシス]]''': [[エジプトの5大オアシス]]の1つ。[[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]南部に位置。 :: [[ナイル流域|ナイル川]]の[[上ナイル地方|上ナイル]]の西、およそ350kmほどにあたる。 :'''[[ダルフール地方]]''' ダルフールちほう: 現在の[[スーダン共和国]]領西部の南北中ほどで、やや北寄りの一帯を占める地域。「西スーダン」または「スーダン西部」と呼ばれることもある。現在は、普通、北ダルフール県、西ダルフール県、南ダルフール県の3県からなる地域を指す。行政実体は、ない。 :: 「西スーダン」とは言っても、現スーダン国土の北西端は含まれない。北西端は[[サハラ沙漠]]の縁辺になっていて、[[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]、[[リビア|社会主義人民リビア=アラブ国]]と、スーダンとの国境が交わっている地域にあたる。ダルフール地方とされている3県の県域は、西部でリビア、[[チャド共和国]]、[[中央アフリカ共和国]]と国境を接している。 :: 2003年頃から、地域で激化した民族紛争([[ダルフール紛争]])は、2006年現在も継続中。スーダン政府当局の関与も疑われる内、多くの国から、国連平和維持軍の派遣が望まれている。 :'''[[タンガニーカ湖]]''' タンガニーカこ: [[アフリカ大陸|アフリカ]]の南東部内陸に位置する大きな湖。湖面面積はアフリカで2位、世界で5位。淡水湖としては、[[バイカル湖]]に次いで、世界2位の面積。[[西リフト・バレー]]に属す地溝湖で、深さはバイカル湖に次いで世界2位。アフリカでは最深。 :: 概ね南北に細長い湖面は、[[コンゴ民主共和国(D.R.C.)|コンゴ民主共和国]]、[[タンザニア連合共和国]]、[[ブルンジ共和国]]、[[ザンビア共和国]]各国の領域に渡っている。 :'''[[タンガニーカ地域]]''' タンガニーカちいき: 現在は[[東アフリカ]]と[[中央アフリカ地域|中央アフリカ]]地域に渡って、[[タンガニーカ湖]]の周辺を漠然と指す、広域地域名として用いられる事が多い。現在の[[タンザニア連合共和国]]の領域と、[[コンゴ民主共和国(D.R.C.)|コンゴ民主共和国]]の領域とに渡っている。あるいは、[[旧タンガニーカ共和国|タンガニーカ共和国]]の領土、つまり、現タンザニア領の[[大陸部|アフリカ]]を指すこともある(タンガニーカ・テリトリィ)。 :: ただし、歴史的経緯があって、過去には指し示す範囲の異同が多かった。また、やはり、歴史的経緯があって、現在のタンザニアでは、公式に用いられることはマレになっている。 !!!チ〜 :'''[[チャド湖]]''' チャドこ: [[中央アフリカ地域]]で、[[カメルーン共和国]]、[[チャド共和国]]、[[ナイジェリア連邦共和国]]、[[ニジェール共和国]]の国境部に位置する湖。ただし、「湖」とは言っても、流入河川流域での水資源乱用と気候変動とが重なり、縮退が著しい。2006年現在、深度は最深部でも8m〜10m程度にすぎない。 :: 現在「4カ国の国境部」に広がっている地域の実態は、季節湖であり、乾季には、湖と呼ぶより「低湿地」と呼んだ方がふさわしくなる地域が広い。「年間を通じて、恒常的に湖と呼べる地域は、チャド湖とされている地域の内、チャドと中央アフリカ共和国2国の国境に渡る1角を占めているのみ」とすら言う意見もある。 :: 「チャド湖は、21世紀中に消滅する」と予測されているが、実は、既に、1908年、1984年、旱魃が著しかった年に全域が干上がったこともある。 :'''[[中央アフリカ地域]]''' ちゅうおうアフリカちいき: [[アフリカ州]]の中央部を、どちらかと言うと漠然と指す地域概念。(日本語では「中部アフリカ」と表記される例も増えてきているようだ。しかし「中部アフリカ」には、後述の国連定義による“Middle Africa”がある) :: よく似た地域概念に、国連定義の「中部アフリカ(Middle Africa)」がある。国連定義の中部アフリカは、以下の隣接9カ国の領土とされている。 ::[[アンゴラ共和国]]、[[ガボン共和国]]、[[カメルーン共和国]]、[[コンゴ共和国]]、[[コンゴ民主共和国]]、[[サントメ=プリンシペ民主共和国]]、[[赤道ギニア共和国]]、[[チャド共和国]]、[[中央アフリカ共和国]] :: 報道メディアなどで言われる「中央アフリカ地域」には、上記の国連定義の中部アフリカの他に、[[ブルンジ共和国]]、[[ルワンダ共和国]]が含められることが多い。まれに[[ザンビア共和国]]も含まれることもある。 :'''[[中近東]]''' ちゅうきんとう: 「中近東」は、「拡大近東」とでも呼ぶべき「[[グレイター・ミドル・イースト]]」に概ね等しい範囲を指す日本語。日本人に聞いてみると、「中東、及び、近東を一括した範囲」、と解されていることが多いらしい。 :: 「グレイター・ミドル・イースト」の地域区分が、公式に提案された2004年の[[G8]]首脳会談よりも以前から、日本では用いられていたようだ。 :'''[[中東]]''' ちゅうとう: 現在、「中東(Middle East)」が、指し示す範囲には幾通りかの用法が知られている。 :: 比較的一般的な用法は、「[[西アジア]](西南アジア)に、[[エジプト|エジプトエジプト=アラブ共和国]]を加えた範囲」になるだろうか。ただし、[[南カフカス地域]]の[[アゼルバイジャン|アゼルバイジャン共和国]]、[[アルメニア|アルメニア共和国]]、[[グルジア]]は含めないことが多いようだ。 :: 他の主要な用法には、[[IATA(国際航空運送協会)]]による定義や、国際的な政治、経済でしばしば使われる[[G8]]定義の、“グレイター・ミドル・イースト”(拡大中東、とでも呼ぶべきか?)がある。 :'''[[中部アフリカ]]''' ちゅうぶアフリカ:⇒ [[中央アフリカ地域]] :'''[[中部スーダン地方]]''' ちゅうぶスーダンちほう: 「中部スーダン地方」は、現在の[[スーダン共和国領|スーダン共和国]]を、便宜的に[[北部|北スーダン地方]]、東部([[カッサラ地方]])、西部([[ダルフール地方]])、中部、[[南部|南スーダン地方]]に5大別して、しばしば用いられる大別地域区分の1つ。スーダン領内を流れている[[ナイル水系]]流域中央部の内陸乾燥地が中心地域。「広義には、ハルトゥーム州、[[青ナイル地方]]に、[[コルドファン地方]]を併せた地域」と、思えばいいだろう。現在は、行政実体を持っていない。 :: ただし、同類の地域大別の内でも、かなり便宜性が高い地域区分になっている。 :: しばしば用いられる区分だが、例えば「スーダンの南北内戦」で言われた「北」の領域とは一致しない。また、[[ハルトゥーム州]]や[[コルドファン地方]]を、含んだり、含まなかったりすることもある。 !!!ツ〜 !!!テ〜 !!!ト〜 :'''[[東方沙漠,北アフリカの〜]]''' とうほうさばく,きたアフリカの〜: 「東方沙漠」は、[[アフリカ大陸|アフリカ]]北東部で、[[ナイル川]]の流域渓谷よりも東方で[[紅海]]沿岸部にまで到る乾燥地帯を広く指す広域地域名。 :: 上の地理的な定義では、[[エジプト領|エジプト=アラブ共和国]]から、[[スーダン領|スーダン共和国]]、[[エチオピア領|エチオピア連邦民主共和国]]、[[エリトリア領|エリトリア国]]に渡る広域を指す。 :: ただし、地理学関連ではなく、一般社会では「エジプト領内でナイル川流域と紅海との間に続く乾燥地帯」を指して「(エジプトの)東方沙漠」と呼ぶことが多い。スーダンやエチオピア、エリトリアなどで「東方沙漠」と言っても、まず、通じないだろう。 :: また、別称として「[[アラビア沙漠]]」がアフリカ側の各地でローカルに用いられる事も多い。[[スペイン語]]でも、地域を“Desierto ar?bigo”(アラビア沙漠)と呼ぶし、フランス語でも“D?sert Arabique”と呼ぶことはある。が、こちらは、地理学で言うアラビア沙漠とは範囲が異なる。 :'''[[トシュカ湖群]]''' トシュカこぐん: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]北部で、[[ナセル湖]](ハイダム湖)西方の沙漠に設けられた一群の人造湖の総称。ナセル湖湖岸に掘削された水路を通った水が[[ワディ・トシュカ|ワディ]]を通じて流れ、[[アル-ワディ・アル-ジャディッド県]]南東部の低地に形成された。 :: 2008年現在、エジプト当局は、トシュカ湖群の周囲に大規模な灌漑農耕地を開拓する計画「ニュー・バレー・プロジェクト」を推し進めている。 :'''[[トリポリタニア]]''': 現[[大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]領の北西部にあたる一帯を指す歴史的地域名。この地域は、[[キレナイカ]]、[[フェザーン]]と共に、リビアの歴史的な3地域の1つ。 :: [[地中海]]に面し、リビアの現在の首都、[[トリポリ|トリポリ,リビアの〜]]を擁す。 !!ナ行 !!!ナ〜 :'''[[ナイル川]]''' ナイルがわ: [[ナイル水系]]に属す河川の内、現[[スーダン共和国]]領内で[[白ナイル]]と[[青ナイル]]とが合流した後の部分が、狭義にナイル川と呼ばれる。下流では、[[エジプト・アラブ共和国]]領の地中海南岸で、大きなデルタ地帯(ナイル・デルタ)を形成している。 :: 「世界最大の川」と呼ばれることがあるのは、白ナイルとその上流の[[ヴィクトリア・ナイル]]を含めたナイル水系、本流のこと。 :'''[[ナイル・デルタ]]''': [[地中海]]の南岸東部で、[[ナイル川]]の河口部に形成された、大きな三角州地帯。世界最大級の沿海デルタの1つ。「世界最大の三角州」とも言われる。 :: 「[[カイロ市|カイロ]]の北から地中海沿岸部にかけてのナイル支流流域」と思えば概ね正しい。「ナイルの下流域が、幾つも支流に別れている地域」とイメージしても遠くない。 :'''[[中エジプト]]''' なかエジプト: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[ナイル流域|ナイル川]]中ほどを指す域名。 [[上エジプト]]の北寄りにあたる。 :: 上エジプト、[[下エジプト]]と違い、古い歴史的な地域区分ではないため、人による範囲の異同もある。概ね、[[カイロ]]よりも南で[[ルクソール]]までの、エジプト領内のナイル流域を指すことが多い。 :: 2006年現在、エジプトでは、中エジプトのほとんどの地域が「外国人単独行動制限地域」(単独行動が制限される地域で、立ち入り禁止地域ではない)に指定されている。(中エジプトの南にも、単独行動制限地域は広がっている)⇒ [[エジプトの外国人単独行動制限地域]] :'''[[ナセル湖]]''' ナセルこ: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[ナイル流域|ナイル川]]南部で、[[アスワン・ハイダム]]が作っている人口湖の正称。通称で「ハイダム湖」とも。東西の丘陵を満たした湖面は南北方向に長い不定形で、川幅が広がっている部分は南端の一部が[[スーダン共和国]]北部にも及んでいる。 :: 周辺には、「[[アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群]]」に含まれる[[ユネスコ世界遺産]]の[[遺構]]が複数あり、観光客も多数訪れる。 !!!ニ〜 :'''[[西アフリカ]]''' にしアフリカ: [[アフリカ州|アフリカ]]の最も西部を指す地域名。アフリカ大陸は、北を上として、概ね ┓ のような形状をしているので、[[ギニア湾]]よりも北の地域を指すことになる。 :: [[サハラ沙漠]]の南部以南で、歴史的に西スーダンと呼ばれていた地域と、ギニア湾及び大西洋に面している[[上ギニア]]の地域からなる。 :: 西と南とが、[[大西洋]]に縁取られている。ただし、[[カナリアス諸島]](スペイン領カナリア諸島)は含めなことが多い。北辺は[[サハラ沙漠]]と目され、[[地中海]]に面した[[北アフリカ地域|北アフリカ]]の諸国は含めないことが多い。 :: 東辺の定義は複雑で、話題に応じたいくつかの用例が知られている。時代ごとに、範囲の異同も認められる。 :: 2006年現在、国連は、後述の16カ国の領域、及び、[[U.K.(連合王国)]]領を、西アフリカと定義している。しかし、歴史研究や考古学では、歴史、文化的な経緯から、国連定義の地域の周辺領域を西アフリカに含めることが少なくない。 ::'''国連定義で、西アフリカとされている諸国''' [[ガーナ共和国]]、[[カーボ・ヴェルデ共和国]]、[[ガンビア共和国]]、[[ギニア共和国]]、[[ギニア=ビサウ共和国]]、[[コート・ディヴォワール共和国]]、[[シエラ・レオネ共和国]]、[[セネガル共和国]]、[[トーゴ共和国]]、[[ナイジェリア連邦共和国]]、[[ニジェール共和国]]、[[ブルキナファソ]]、[[ベナン共和国]]、[[マリ共和国]]、[[モーリタニア=イスラム共和国]]、[[リベリア共和国]]、その他、U.K.海外領[[セント・ヘレナ|セント・ヘレナ島]]など ::'''上記以外、しばしば歴史研究や考古学で、西アフリカに含められる地域''' [[ガボン共和国]]、[[カメルーン共和国]]、[[赤道ギニア共和国]]、[[チャド共和国]]、[[西サハラ地域]]、スペイン領[[カナリアス諸島]] :'''[[西サハラ地域]]''' にしサハラちいき: [[西アフリカ]]の北西端、あるいは[[北アフリカ]]の西端で[[北大西洋|大西洋]]に面した地域。2006年現在、ほとんどの部分が[[モロッコ王国]]に実効支配され、一部が[[サハラ=アラブ民主共和国]]に管理されている。モロッコ王国と、サハラ=アラブ民主共和国の双方が領有を主張。 :: 旧スペイン領サハラの一部だった土地で、国連は、「自治政府をもたない領域(United Nations list of Non-Self-Governing Territories)」リストに入れている。「西サハラ」が国際的な呼び方で、モロッコでは「南部地域」と呼んでいる。 :: 国連などの仲介により、住民投票で地域の帰属を決定することは、モロッコ王国、サハラ=アラブ民主共和国、両政府も合意した。しかし、住民投票有権者の範囲で合意がとれず、膠着状態が続いている。1991年から、国連平和維持活動(PKO)として、[[国連西サハラ住民投票ミッション(MINURSO)]]が派遣されている。 :'''[[ニジェール川]]''' ニジェールがわ: [[西アフリカ]]の南部で、[[ギニア湾]]に流出している川。 :: [[ナイル水系]]、[[ザイール川]]に次ぐ、[[アフリカ]]第3位の大河で、水系流域に数カ国の領土がかかっている国際河川。 :'''[[西リフト・バレー]]''' にしリフト・バレー: 「西リフト・バレー(ウェスタン・リフト・ヴェァレィ)」は、[[アフリカ大陸|アフリカ]]内陸部に連なる、大きな渓谷の連なりを指す地名。多くの場合、[[東アフリカ]]と[[中央アフリカ地域]]との、自然境界の一部とみなされる。 :: ウガンダとコンゴ民主共和国(D.R.C.)との国境部から、ルワンダ、ブルンジを経て、[[タンガニーカ湖]]に到っている。広義の[[グレート・リフト・バレー(グレィト・リフト・ヴェァレィ)|グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]の一部とされ、[[東リフト・バレー]]の南部に接合している。 !!!ヌ〜 :'''[[ヌバ山地]]''' ヌバさんち: [[現スーダン領|スーダン共和国]]で、[[コルドファン地方]]の南域に位置する山地。 :: 1980年代から激化したスーダンの南北内戦では、主に南部勢力の拠点になり、激しい戦闘が繰り広げられたこともある。 :'''[[ヌビア沙漠]]''' ヌビアさばく: [[スーダン共和国]]北東部を占める乾燥地帯。[[ナイル川]]流域の川谷と[[紅海]]との間に広がっている。 !!!ネ〜 !!!ノ〜 :'''[[ノー湖]]''' ノーこ: [[スーダン共和国]]領の中南部で、[[サッド]]地帯の北部に位置する湖沼。 !!ハ行 !!!ハ〜 :'''[[バフレイヤ・オアシス]]''': [[エジプトの5大オアシス]]の1つ。[[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]東部で、[[ファイユーム・オアシス]]の西南西に位置。 :: [[カイロ市]]の南西、[[ファラーフラ・オアシス]]の概ね北東にあたる。 :'''[[ハルガ・オアシス]]''': [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の西方沙漠で、概ね[[ルクソール]]の西方に位置する大きな[[オアシス地帯|オアシス]]。現在のエジプト領最大のオアシスで、エジプト3大オアシスの1つにも数えられる。 :: 「ハルガ・オアシス」のエジプト名「アル・ワハ=アル・ハルガ」は、エジプト訛りのアラビア語(アラビア語のエジプト方言)で「外地のオアシス(outer oasis)」を意味する。本流のアラビア語風では「アル・ハリージャ(al-Kh?rija)」。 !!!ヒ〜 :'''[[東アフリカ]]''' ひがしアフリカ: [[アフリカ州|アフリカ]]の東部を大まかに指す地域名。[[大地溝帯|アフリカの大地溝帯]]より東で、[[インド洋]]などに面していて、[[南アフリカ地域]]よりも北の地域、とイメージされることが多い。 :: 国連の定義では、以下の17カ国、及び、フランス海外領2つの領域が東アフリカとされている。 ::'''国連定義の東アフリカ地域''' [[ウガンダ共和国]]、[[エチオピア連邦民主共和国]]、[[エリトリア国]]、[[ケニヤ共和国]]、[[コモロ連合]]、[[ザンビア共和国]]、[[ジブチ共和国]]、[[ジンバブウェ共和国]]、[[セシェル共和国]]、[[ソマリア民主共和国]]、[[タンザニア連合共和国]]、[[ブルンディ共和国]]、[[マダガスカル共和国]]、[[マラウイ共和国]]、[[モザンビーク共和国]]、[[モーリシャス共和国]]、[[ルワンダ共和国]]、[[フランス領マヨット]](海外準県)、[[フランス領レユニオン]](海外県) :: 上記、国連定義の東アフリカの内、ザンビア、ジンバブウェ、マダガスカル、マラウィ、モザンビーク、の5カ国は、しばしば[[南アフリカ地域]]の国とされる。ブルンディ、ルワンダの隣接した2カ国は、国連定義では[[中央アフリカ地域]]の国と区分されているが、これもしばしば南アフリカ地域の国とみなされる。 :: また、地理的な意味では、時として、[[エジプト=アラブ共和国]]と[[スーダン共和国]]の領土も東アフリカに区分されることがある。しかし、これらの国は、普通は[[北アフリカ]]の国とされることの方が多い。 :: 地域では、1981年から営まれていた国際交易圏を改訂する型で、1994年から[[COMESA(東部、及び南部アフリカ共通市場)]]が営まれてきた。COMESA加盟国は、2000年から自由貿易圏を設定し営んでいる。 :'''[[東スーダン地方]]''' ひがしスーダンちほう:⇒ '''[[カッサラ地方]]''' :'''[[東リフト・バレー]]''' ひがしリフト・バレー: 普通は、[[アフリカ大陸|アフリカ]]から[[紅海]]を経て[[西アジア]]に渡って、渓谷が断続する長大な地形を一括して指す地名。 :: 狭義の[[グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]にあたり、「グレート・リフト・バレー(大地溝帯)」と呼んで、東リフト・バレーのみを指す事もある。 !!!フ〜 :'''[[ファイユーム・オアシス]]''': [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の、大きな[[オアシス]]。[[ナイル・デルタ]]の南西で、[[ナイル川]]流域渓谷から遠くない。概ね、ナイル川流域部と[[バフレイヤ・オアシス]]との間を占めている。 :'''[[ファイユーム地方]]''' ファイユームちほう: [[エジプト=アラブ共和国]]の[[ファイユーム・オアシス]]一帯を漠然と指す地域名。現在は、「[[乾燥地帯|沙漠]]内の灌漑地域」といったイメージが強く、その範囲は、人によりまちまち。「[[クァルーン湖]]に北を縁取られている」とのイメージは、概ね共通しているだろう。 :: 地理的には[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]東縁の[[オアシス地帯|オアシス]]だが、古くから[[ユーセフ運河]]が通じており、日常的には、通例、[[中エジプト地方|中エジプト]]の一部とイメージされる。 :'''[[ファラーフラ・オアシス]]''': [[エジプトの5大オアシス]]の1つ。[[エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]、概ね中ほど(西方沙漠エジプト領の中ほど)に位置。 :: [[バフレイヤ・オアシス]]の概ね南西、[[ダフラ・オアシス]]の概ね北西に位置。両オアシスを結んでいる沙漠道は、西に膨らんで湾曲したルートをとっていて、その西端部あたりに位置しているのが、ファラーフラ・オアシス。いわゆる[[5大オアシス|エジプトの5大オアシス]]の内では最も小さい。 :'''[[フェザーン]]'''(高原,地方): 現[[社会主義人民リビア=アラブ国]]領の南西部を占める沙漠地帯。フェザーン地方は、[[キレナイカ]]、[[トリポリタニア]]と共に、リビアの歴史的な3地域の1つ。 :: 西高東低のフェザーン高原は、主に岩山と[[岩沙漠|沙漠]]とを主にした乾燥地帯。東西の傾斜よりは緩いが、南高北低の地勢にもなっている。 !!!ヘ〜 !!!ホ〜 !!マ行 !!!マ〜 :'''[[マィォット島]]''' マィォット島: [[アフリカ大陸]]と[[マダガスカル島]]との間で、[[モザンビーク海峡]]北口に位置する[[コモロ諸島]]の島。諸島の内ではマダガスカル島側に1番近く、南東端に位置している。{{br}}(日本語表記では、「マヨット島」とも) :: [[フランス領|フランス共和国]]で、フランスの海外準県が営まれている。コモロ諸島の他の島を領土にしている[[コモロ連合]]も、領有を主張している。[[コモロ語]]による現地名は「マホレ島」。 :'''[[マグレブ]]''': [[北アフリカ]]の中部から西寄りの一縁の広域を指す地域名。 :: 中世アラブ人が用い始めた地域名で、元々はアラビア語で「日没の方向(西)」を意味した。アラビア語では「マグリブ」、マレに「マグレボ」とも。アラビア語の「マグリブ」は、イスラム教徒が重視する信仰習慣の1つ「日没時の礼拝」も意味する。英米語の「マグレブ」は、スペイン語の「マレコシュ」から変化したもの。(ただし、スペイン語の「マレコシュ」は、主に現在の[[マラケシュ]]を意味した) :: 地域名の「マグレブ」は、[[第2次世界大戦]]の前後には、フランス領北アフリカだった地域を指して使われることが多かった。2次大戦後、地域で諸国が独立するにつれマレにしか用いられなくなった。しかし、1989年に北アフリカのアラブ国家の首脳が協議し、共通の文化背景、歴史背景を基盤にした経済協力機構として、[[アラブ・マグレブ連合]]が1990年に結成された。 :'''[[マラ高原]]''' マラこうげん:⇒ [[マラ山地]] :'''[[マラ山]]''' マラさん: [[現スーダン領|スーダン共和国]]西部、[[ダルフール地方]]にある[[マラ山地]]内の最高峰。現スーダン領内で、第2位の高度の山でもある。マラ山地、山域の南東部に位置。頂上には、カルデラ湖「デリバ・クレイター(Deriba crater)」がある。 :: アラビア語による現地名は「ジュベル・マラ(Jebel Marra)」 :'''[[マラ山地]]''' マラさんち: 現在の[[スーダン|スーダン共和国]]西部に広がる[[ダルフール地方]]で、地域の中部から南に広がる山地。または、「マラ高原(Marrah plateau)」とも。風化した緩やかな山地が続き、縁辺は、やはり緩やかな丘陵の連なりや微傾斜地に続いている。 :: 「マラ山地」あるいは、「マラ高原(Marrah plateau)」と言うと、原則として、山地の高度が高い部分を指す。アラビア語による現地名は、「ジャバル・マラ(Jabal Marra)」だが、こちらは、マラ高原中東部の南寄りに位置する最高点、標高3088mの[[マラ山]]か、マラ山を中心にした高地地帯がイメージされることが多い。つまり、「ジャバル・マラ」は、普通言われる「マラ高原」よりも、狭めの山域に限定されたイメージが抱かれがちであるようだ。 :: マラ高原の平均標高は、概ね2200m内外。最高点のマラ山は、[[南ダルフール州]]北部で、[[西ダルフール州]]及び、[[北ダルフール州]]との州境から遠からぬ場所に位置している。 :: マラ高原の山並みはかなり緩やかだが、山域の輪郭は複雑な形状を示している。中央山塊に連なる、周辺丘陵地、裾野の微傾斜地までも含めると。西ダルフール全域、南ダルフールのほぼ全域と、北ダルフールの州域南部に渡っている。 :'''[[マリュート湖]]''' マリュートこ: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[ナイル・デルタ]]北西部で、[[地中海]]沿岸の近くに位置している、小さめの塩湖。[[アレクサンドリア市|アレクサンドリア,エジプトの〜]]中心市街、中ほどから西部の南に隣接している。 :'''[[マンサラ湖]] マンサラこ''': [[ナイル・デルタ]]の北東縁に位置する大きめの潟湖(ラグーン)で、塩水湖。北縁は、ナイル・デルタの外縁を縁取る幅の狭い砂州で、[[地中海]]と隔てられている。 !!!ミ〜 :'''[[南アフリカ地域]]''' みなみアフリカちいき: [[アフリカ州|アフリカ]]の南部を漠然と指す地域名。「地域」をつけるとは限らないが、アフリカには[[南アフリカ共和国]]も存在するので、ここでは「地域」をつけて用いることにする。 :: 大まかなイメージとしては、[[中央アフリカ地域]]よりも南の地域。地理的には、「中央アフリカ地域の[[コンゴ盆地]]南外縁に位置する丘陵地帯以南が南アフリカ地域」とも言われる。 :: 国連による定義では、以下の5カ国の領域が、南アフリカ地域とされている。 ::[[スワジランド王国]]、[[ナミビア共和国]]、[[ボツワナ共和国]]、[[南アフリカ共和国]]、[[レソト王国]] :: 上記の他に、しばしば次の諸国、地域も、南アフリカ地域に含まれることがある。 ::[[アンゴラ共和国]]、[[コモロ連合]]、[[ザンビア共和国]]、[[ジンバブウェ共和国]]、[[セシェル共和国]]、[[マダガスカル共和国]]、[[マラウイ共和国]]、[[モザンビーク共和国]]、[[マヨット島]]、[[モーリシャス共和国]]、[[レユニオン島]] !!!ム〜 !!!メ〜 !!!モ〜 :'''[[モエリス湖]]''' モエリスこ: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]東部、南北中ほど北寄りで、[[ファイユーム・オアシス]]の北東部に位置している[[クァルーン湖]]の英語名。 !!ヤ行 !!!ヤ〜 !!!ユ〜 :'''[[ユーセフ運河]]''' ユーセフうんが: [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]のいわゆる[[中エジプト]]地方で、[[ナイル川]]流域部の[[左岸|右岸、左岸,河川の〜]]に流れている水路(運河)。中エジプト地方の広い地域に、灌漑用水や生活用水を供給しながら、[[ファイユーム地方]]に到っている。 :: アラビア語名「バハール・ユーセフ(Bahr Yussef)」は、直訳すると「ヨセフの水路(waterway of Joseph)」を意味する。 !!!ヨ〜 !!ラ行 !!!ラ〜 !!!リ〜 :'''[[リビア高原]]''' リビアこうげん: [[エジプト領|エジプト=アラブ共和国]]北西部の沿岸地域から[[大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]北東部の沿岸地域に続いている岩地性の微高地。標高200m〜500mほど。現状の国境区分では、ほとんどがエジプト側に位置し、リビア側に位置しているのは極一部になる。 :'''[[リビア沙漠]]''' リビアさばく: [[アフリカ大陸|アフリカ]]北部で、[[サハラ沙漠]]の東部にあたる荒地地帯を指す呼称。[[社会主義人民リビア=アラブ国]]東部から[[エジプト=アラブ共和国]]西部に広がり、[[スーダン共和国]]領の北西縁にも渡っている。 :: 時として「リビア砂漠(Libyan Sand Sea)」と混同されるので注意。北アフリカで「大砂漠(Great Sand Sea)」とも呼ばれるリビア砂漠は、リビア沙漠の北部の一画を占めている。 !!!ル〜 :'''[[ルウェンゾリ山地]]''' ルウェンゾリさんち: [[中央アフリカ地域]]の北東部縁辺で、[[西リフト・バレー(ウェスタン・リフト・ヴェァレィ)|西リフト・バレー]]に沿うように連なっている山々を一括して呼ぶ地名。 :: 山域は、[[東アフリカ地域|東アフリカ]]と中央アフリカ地域との境界部に位置している。現存国家の領域で言うと、[[コンゴ民主共和国(D.R.C.)|コンゴ民主共和国]]と[[ウガンダ共和国(リェパブリク・オブ・ユギャンダァ)|ウガンダ共和国]]との国境部にまたがっている。 !!!レ〜 :'''[[歴史的ヌビア地域]]''' れきしてきヌビアちいき: 「歴史的ヌビア地域」は、[[アフリカ]]北東部の[[ナイル川]]流域で、現[[スーダン|スーダン共和国]]領北部から、[[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]領の南縁にかけてを指す歴史的地域名。古代の地域概念に基づくもので、現在も使われる地名で言うと、概ねスーダンの[[ハルトゥーム]]一縁から、エジプトの[[アスワン]]地域のあたりまでにあたる。(古代エジプトの伝統的な意識では、アスワンが古代エジプト本来の領域の北限とイメージされていた) :'''[[歴史的スーダン]]''' れきしてきスーダン: 中世に[[サハラ|サハラ沙漠]]より南の[[アフリカ]]に進出したイスラム教徒たちが名づけた地域名。アラビア語で「黒」の複数形を意味し、地域名としては「黒人(の土地)」が含意された。現在の[[スーダン|スーダン共和国]]領よりも広い領域を指した。 :: 西欧諸国がアフリカに侵出した後も、かなりの間、継承して利用されていた。現在は、現スーダン領と区別するために「歴史的スーダン」と呼ぶのが慣例。 :'''[[レユニオン島]]''' レユニオンじま: [[インド洋]]の南西海域で、[[マダガスカル島]]の東方800kmほどに位置する島。[[フランス共和国]]の海外県が設けられている。フランス語では、「ラ・レユニオン」。 !!!ロ〜 !!ワ〜 !!!ワ〜 :'''[[ワディ・ハンママート]]''': [[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の[[東方沙漠|東方沙漠,北アフリカの〜]]で、岩山地帯に刻まれた長い[[ワディ(涸谷)|ワディ]]。 :: クゥセイル(Quseir)の概ね西から[[ケーナ県]]の[[ナイル渓谷|ナイル川]]方面に通じている。現在は、[[エドフ]]の東方から、[[エル-バハール・エル-アフマル県]]方面に到る主要地方道が敷設されている。この道路は、ナイル流域と紅海沿岸部を結ぶルートの1つになっていて、交通量が多い。 :: 古代にも、ナイル流域部から[[紅海]]沿岸に到るルートとして用いられた。石器文化の遺跡や、古代の岩窟碑文などが複数知られている。 !地域別インデックス !!北アフリカのランド・マーク [[北アフリカ解説|北アフリカ]]{{br}}[[青ナイル]]、[[青ナイル地方]]、[[アガバート谷]]、[[アスワン・ダム]]、[[アスワン・ハイダム]]、[[アトバラ川]]、[[アフダル丘陵,リビアの〜]]、[[アラビア沙漠,エジプトの〜]]、[[アルバート湖]]、[[エカトリア地方|エクァトリア地方]]、[[エクァトリア地方]]、[[エジプトのクリスタル・マウンテン]]、[[エジプトの黒沙漠]]、[[エジプトの5大オアシス]]、[[エジプトの白沙漠]]、[[カッサラ地方]]、[[上エジプト]]、[[北スーダン地方]]、[[キレナイカ]]、[[近東]]、[[クァッターラ低地]]、[[クァーラ・オアシス]]、[[クルドファン地方|コルドファン地方]]、[[紅海]]、[[コルドファン地方]]、[[サッド]]、[[下エジプト]]、[[白ナイル]]、[[スィーワ・オアシス]]、[[スィーワ湖]]、[[スエズ運河]]、[[西方沙漠,エジプトの〜]]、[[大砂漠(,北東アフリカの〜)]]、[[タッシリ・ナジェール]](山地)、[[ダフラ・オアシス]]、[[ダルフール地方]]、[[中近東]]、[[中東]]、[[中部スーダン地方]]、[[トシュカ湖群]]、[[トリポリタニア]]、[[ナイル川]]、[[ナイル・デルタ]]、[[中エジプト]]、[[ナセル湖]]、[[ヌビア沙漠]]、[[ノー湖]]、[[バフレイヤ・オアシス]]、[[ハルガ・オアシス]]、[[東スーダン地方|カッサラ地方]]、[[ファイユーム・オアシス]]、[[ファラーフラ・オアシス]]、[[フェザーン]](高原,地方)、[[マグレブ]]、[[マラ高原|マラ山地]]、[[マラ山地]]、[[マンサラ湖]]、[[モエリス湖]]、[[ユーセフ運河]]、[[リビア沙漠]]、[[リビア高原]]、[[歴史的ヌビア地域]]、[[歴史的スーダン]] !!中央アフリカ地域のランド・マーク [[中央アフリカ地域解説|中央アフリカ地域]]{{br}}[[アルバート湖|アルバート湖,アフリカの〜]]、[[エドワード湖]]、[[セムリキ川]]、[[タンガニーカ湖]]、[[タンガニーカ地域]]、[[チャド湖]]、[[西リフト・バレー]]、[[ルウェンゾリ山地]] !!西アフリカのランド・マーク [[西アフリカ解説|西アフリカ]]{{br}}[[マグレブ]]、[[ニジェール川]] !!東アフリカのランド・マーク [[東アフリカ解説|東アフリカ]]{{br}}[[青ナイル]]、[[青ナイル地方]]、[[アトバラ川]]、[[アフリカの角]]、[[アルバート湖|アルバート湖,アフリカの〜]]、[[ヴィクトリア湖|ヴィクトリア湖,アフリカの〜]]、[[エドワード湖]]、[[カッサラ地方]]、[[グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]、[[コモロ諸島]]、[[セムリキ川]]、[[大地溝帯|グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]、[[タンガニーカ湖]]、[[タンガニーカ地域]]、[[中部スーダン地方]]、[[西リフト・バレー]]、[[東スーダン地方|カッサラ地方]]、[[東リフト・バレー]]、[[マィォット島]]、[[ルウェンゾリ山地]]、[[レユニオン島]] !!南アフリカのランド・マーク [[南アフリカ地域解説|南アフリカ地域]]{{br}}[[ヴィクトリア瀑布]]、[[グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]、[[コモロ諸島]]、[[大地溝帯|グレート・リフト・バレー(大地溝帯)]]、[[マィォット島]]、[[レユニオン島]] !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]] !!関連ページ *[[アフリカ]] *[[アフリカ州の現存国家]]