{{toc}} !北極圏のランド・マーク  [[北極圏]]に属す地名の内、「現存する国家や行政体の領域との関連が薄いもの」から扱っていきます。主に、自然地形の地名が増えるでしょう。 *例えば、[[ノルウェイ王国]]や[[アラスカ州]]は「現存国家」関係で、[[ノルウェイ海]]や[[アラスカ半島]]は「ランド・マーク」で扱うものとします。{{br}}歴史的地域名についても、多くは「ランド・マーク」で扱うことになると思われます。  日常語で使われる「ランド・マーク」の用法とは違いますし、もちろん[[ルールブック]]でも見当たらない用法です。 !注記  このページに記す記事は、皆「PCが予め知ってていい情報」とします。 !北極圏のランド・マーク :[[北極圏]] ほっきょくけん: [[北極]]を中心とした高緯度地方を指す。[[北極海]](北大洋)、[[北アメリカ]]大陸や[[北欧]]、[[アジア州|アジア]]の北部(概ね[[北アジア]]地域に近い)、[[グリーンランド]]などが含まれる。 :: 通例、「北緯66度33分あるいは34分以北」とされることが多い。北緯66度33分〜34分の線上では夏至の日に陽が沈まず、冬至の日には陽が昇らない。つまり、この線以北の地域では季節によっては白夜を迎える。 :: ただし、地理学、生態学、気象学などの専門分野では、それぞれに異なる定義が用いられている。 ---- :[[グリーンランド|グリーンランド(島)]]: [[北アメリカ州|北アメリカ]]の東北方向の近傍で、[[北極海]]から[[北大西洋|大西洋]]に渡って存在している、世界1の大きさの島。島域の大半は[[北極圏]]に属している。 :: 北で[[北極海]]に、北西で[[ネアス海峡]]に、西で[[バフィン湾]]から[[ディヴィス海峡]]に、南西で[[ラブラドール海]]に面している。ネアス海峡からラブラドール海にかけての海域を挟んで[[カナダ領|カナダ]]と対面。南で北大西洋に、南東で[[アーミンガー海]]と[[デンマーク海峡]]に、東で[[グリーンランド海]]に面している。[[デンマーク海峡]]を挟んで[[アイスランド]]と対面。グリーンランド海を挟んで、[[ノルウェー領|ノルウェー王国]]の、[[ヤンマイエン島]]、[[スヴァーバル諸島]]を望む。 :: [[デンマーク領|デンマーク王国]]の[[自治領|グリーンランド自治領,デンマーク王国の〜]]が営まれている。 :[[スカンディナヴィア(地域)]]: [[北ヨーロッパ]]地域に含まれる、広域地域を指す地域概念。しばしば、地理的な[[スカンディナヴィア半島]]の領域と混同されたり、政治的な「スカンディナヴィア諸国」の領域と混同されたりする。 :: 歴史的、文化的な意味では、また別の範囲を指すが、一般的には、地理的な意味や、政治的な意味で用いられることの方が、多いようだ。 :[[チュコト海]] チュコトかい: [[アジア州|アジア]]東端と、[[北アメリカ州|北アメリカ]]西端との間で、[[ベーリング海峡]]の北に広がる海域。[[北極海]](北大洋)の一部を成している。ロシア語で「チュコトスコ海」、英米語で「チュクチ海(Chukchi Sea)」とも。 :: [[チュコト半島]]の北岸が、海域の南西縁で、[[アラスカ半島]]の北西岸が南東縁。西方の[[ロンガ海峡]]を通じて[[東シベリア海]]に連なり、東方では[[ボフォート海]]に接している。 :チュチク海 チュチクかい:⇒ [[チュコト海]] :[[ハドソン海峡]] ハドソンかいきょう: [[北アメリカ州|北アメリカ]]北東部で、[[ラブラドール半島]]北岸の西部と、[[バフィン島]]南岸とに挟まれた海峡。南西方向で[[ハドソン湾]]に、南東方向で[[ラブラドール海]]に、北西方向で[[フォックス海峡]]に続いている。海峡東部のラブラドール半島岸には[[アンガヴァ湾]]が位置。 :: ラブラドール海を介して、ハドソン湾と[[北大西洋|大西洋]]とをつないでいる。 :[[バフィン湾]] バフィンわん: [[グリーンランド|グリーンランド(島)]]西岸の中部と[[バフィン島]]東岸との間の[[北極圏]]の海域。「湾」と呼ぶ慣例だが、実態は海峡になっている。ただ、北域は、[[エルズミーア島]]、[[デヴォン島]]、他に扼されていて、湾に近い。南方では[[ディヴィス海峡]]を介して、[[ラブラドール海]]に続いている。 :[[東シベリア海]] ひがしシベリアかい: [[アジア州|アジア]]北岸の海域を幾つかに区切る[[北極海]]縁海の1つ。 :: 南は、[[シベリア]]東部北岸に縁取られ、[[コルイマ川]]などが注いでいる。[[ノボシビルスク諸島]]と[[ウランゲリ島]]の間で、東は[[チュコト海]]に、西は[[ラプテフ海]]に通じている。北は、狭義の[[北極海]]。 :[[ベーリング海]] ベーリングかい: [[北太平洋|太平洋]]最北部の海域で、[[ベーリング海峡]]を介して、[[北極海]]の[[チュコト海]]に連なっている。 :: 北西は、[[カムチャッカ半島]]から[[チュコト半島]]にかけての[[北アジア]]南岸に縁取られ、北東は[[アラスカ]]に縁取られる。南縁は、[[アラスカ半島]]と[[アリューシャン列島]]とに縁取られる。 :: 時として[[北極圏]]に含められることもある。 :[[ベーリング海峡]] ベーリングかいきょう: [[北アジア]]東端、[[チュコト半島]]の[[デズネフ岬]]と、[[北アメリカ]]西端の[[プリンス・オブ・ウェイルズ岬]]の間の海峡。[[北極圏]]の[[チュコト海]]と[[北太平洋|太平洋]]の[[ベーリング海]]とをつないでいる。 :[[ラプテフ海]] ラプエテフかい: [[アジア州|アジア]]北岸の海域を幾つかに区切る[[北極海]]縁海の1つ。 :: 南は、[[シベリア]]中東部の北岸に縁取られ、[[レナ川]]、[[アナバル川]]他が注いでいる。 :: 東は[[東シベリア海]]に続いていて、西は[[ヴィリキッキー海峡]]が[[カラ海]]に通じている。北は、狭義の[[北極海]]。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]]