{{toc}} !マネトー (Manetho) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  マネトーは、紀元前3世紀頃の古代エジプト人。初期の[[プトレマイオス朝]]に仕え、古代エジプトの歴史伝承に伝えられた王朝譜を整理して『[[エジプト誌]]』を編纂した。「マネトン」とも。 !追加情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。 :'''小辞典版推奨判定''':「歴史+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' マネトーの生年、没年に関する記録は伝わっていない。 :: [[ヘリオポリス]]の神官団の高位神官だったとも伝えられている。おそらくは、[[太陽神ラー|ラー神]]の神官だったと思われる。 :: 彼が[[プトレマイオス1世]]と[[プトレマイオス2世]]の王朝で重用されたことは、多くの断片情報から確からしい。『エジプト誌』も、「プトレマイオス1世に献じられた」と、みなされることが多い。 :: あるいは、[[プトレマイオス3世]]の代まで存命し、王朝に仕えていた可能性も論じられている。 :: 彼がプトレマイオス朝に仕えたのは、[[古典ギリシア語]]を読み書きできたたことがきっかけだったと目されている。 :'''小辞典版推奨判定''':「言語+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' マネトーは、「セベニュトスのマネトン」の名でも知られる。「マネトー」も「セベニュトスのマネトン」も[[ヘレネス]]を通じて後世に伝わった名。彼の古代エジプト名は伝わっていない。 :: しかし、多くの断片的記録で、「マネトー」本来のエジプト名は[[トト神]]と関係した名だっただろうことが伝わっている。「トト神に愛でられし者」あるいは、「トト神の真実」といった名だったと言う。あるいは、「[[ネイト神]]に愛でられし者」「ネイト神の愛人」と呼ばれた、との異伝も伝わっている。 :: さらに、あまり賛同者の多くない説に、「我はトト神を見た」と言う意味の名だったとする説、「馬丁」を意味した名だったとする説もある。 :'''小辞典版推奨判定''':「魔術+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' マネトーは、古代エジプトの王朝についての歴史伝承を『[[エジプト誌]]』に編纂した他、宗教、祭儀などについての著作を幾つも記した。『ソティス女神の占星書』もマネトーの著作とされることもある。 :: [[プトレマイオス朝]]では、[[オシリス神]]とグレコ-マケドニア神とを融合させた[[セラピス神]]崇拝の創建に尽力した。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど  [[ルールブック]]では、マネトーについての短い記述が、[[限定情報]]の第34章に見られます。 //用途 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[歴史上の実在人物]] !!関連項目 *[[エジプト誌]] *[[メネス]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Manetho]] *[[Manetho and the King List|http://www.egyptologyonline.com/manetho.htm]]([[EGYPTOLOGY ONLINE|http://www.egyptologyonline.com/]]) !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}