{{toc}} !マラ山地 {{br}}マラさんち {{br}}(Marrah Mountains) {{br}}簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「マラ山地」は、現在の[[スーダン|スーダン共和国]]西部に広がる[[ダルフール地方]]で、地域の中部から南に広がる山地。または、「マラ高原(Marrah plateau)」とも。風化した緩やかな山地が続き、縁辺は、やはり緩やかな丘陵の連なりや微傾斜地に続いている。  「マラ山地」あるいは、「マラ高原(Marrah plateau)」と言うと、原則として、山地の高度が高い部分を指す。アラビア語による現地名は、「ジャバル・マラ(Jabal Marra)」だが、こちらは、マラ高原中東部の南寄りに位置する最高点、標高3088mの[[マラ山]]か、マラ山を中心にした高地地帯がイメージされることが多い。つまり、「ジャバル・マラ」は、普通言われる「マラ高原」よりも、狭めの山域に限定されたイメージが抱かれがちであるようだ。  マラ高原の平均標高は、概ね2200m内外。最高点のマラ山は、[[南ダルフール州]]北部で、[[西ダルフール州]]及び、[[北ダルフール州]]との州境から遠からぬ場所に位置している。  マラ高原の山並みはかなり緩やかだが、山域の輪郭は複雑な形状を示している。中央山塊に連なる、周辺丘陵地、裾野の微傾斜地までも含めると。西ダルフール全域、南ダルフールのほぼ全域と、北ダルフールの州域南部に渡っている。 '''【参照イメージ】''' *[[Jebel Marra Mountains - Pictures|http://encarta.msn.com/media_461523904_761559614_-1_1/Jebel_Marra_Mountains.html]]([[MSN Encarta|http://encarta.msn.com/]]) '''【参照地図】''' *[[Marra mountain|http://www.geonomy.com/geonomy/viewHome.do?zoom=6&lat=12.95&lon=24.27&searchText=Marrah%20Mountains#]]([[Geonomy (beta)|http://www.geonomy.com/geonomy/viewHome.do]]) *[[Map - Sudan|http://www2.unesco.org/mab/br/brdir/africa/Sudanmap.htm]]([[United Nations Environment Programme]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  マラ高原は、過去の火山活動で形成された火山の連なりがおよそ160kmにわたって続き、風化作用で緩やかになった準高原。そのため、「高原」と言いつつ、起伏は残している。平均標高は、2200mほど。  高原の周囲に付随した丘陵地も含んだマラ山地の山域は、かなり複雑な輪郭を示している。  山域西部には、高度はやや低めだが、比較的起伏がきつい山並みも残っている。  山地最高点の、[[マラ山]]は、噴火口の跡を火口湖として残している。現在の火山研究では、マラ山(Jabal Marra)は強いて言えば「休火山」になるが、最後に噴火したのは、B.C.2000年頃と推定されている。日常的な感覚では「死火山」の部類だ。  火山活動で形成された山地の地殻は、基本的に火成岩からなっている。中央山塊の東部に連なる、高度の低い丘陵地には、砂岩が多い。  中央山塊一帯は、高度の関係で、温帯に近い気候を示しているほか、南斜面を中心に降水量が多い。また、かつての火山活動の名残で、恒常的に湧き水が流出している泉も少なくない。  高山地帯から供給されている水資源の多くは、地下水となって主に、山地の東部に供給されていく。ただし、山地が降水期に入ると[[ワディ]](涸谷)を流れて地表も水流が流れていく。  マラ山地から、季節的流れを運ぶワディは、四方に刻まれているが、水流のほとんどは、南方と南西方向とに流れていく。山地の降水は、主に南斜面に注ぐ体。  南西部に向かうワディの流れは、チャド国境を越え、[[チャド湖]]にまで至る。マラ山は、チャド湖に水を供給している盆地状の広域地形の、東の分水嶺になっている。 ----  マラ山地中央山塊の土壌は、岩地が主で、ところによっては薄い土壌が被っている。砂分が多い土壌は、棘の多い低潅木と、雨季の後に繁茂する背の低い草地が見られる。  高度が低くなると、亜熱帯のようなまばらな低木樹木も見られるが、その分布は、山地南部から東部に向かってが比較的密。  北部では、低い高度の地帯でも樹木はほとんど見られない。その代わりステップに似た草地が優勢。ただし、山地の縁辺を離れると、水供給が乏しくなり、唐突とも思える景観で草地も途切れる。山地北部の裾野は、[[サハラ沙漠]]南東外縁の、岩地性、及び、砂礫性の沙漠に続いている。  北部でも、幾つかの大きめのワディには季節的な水流は流れるが、こえれらは、北ダルフール北部の沙漠内で干上がってしまう。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイデア・フックなど !!補足情報  通例、マラ山地山域への入山コースは、[[マラ山]]南山麓の[[ニャラ]]から、とされることが多い。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]] !!関連項目 *[[ダルフール地方]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Marrah_Mountains]] *[[Places of Interest|http://www.sudanembassy.org/default.asp?page=traveltourism_placesofinterest]]([[EMBASSY OF THE REPUBLIC OF SUDAN|http://www.sudanembassy.org/default.asp]],WASHINGTON, D.C. ) !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}