{{toc}} !ミゾラム州 ミゾラムしゅう 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。 :'''英語名''':Mizoram(ミゾゥレァム) :'''ミゾ語による現地名''':調査中 :'''ヒンディー語による現地名''':調査中  「ミゾラム州」は、[[インド共和国]]州の1つで、しばしば「[[セブン・シスターズ|セブン・シスターズ,インド北東地方の〜]]」と呼ばれる北東部7州の1州。  インド北東部は、[[バングラディシュ領|バングラディシュ人民共和国]]と[[ネパール領|ネパール王国]]とに扼される形で、幅の狭い回廊状の国土が他のインド諸州とつながっている。  ミゾラム州は、こうした北東部諸州の内、最も南東に位置している。州域の東縁から南縁にかけては[[ミャンマー領|ミャンマー連邦]]と隣接し、中西の縁から北西の縁にかけては、バングラディシュ領と国境を接している。  1987年に、インド連邦政府直轄地から独立。インド共和国の23番目の州になった。  分離独立派などの活動が活発な北東諸州の内では、2006年現在、ミゾラム州の情勢は比較的平穏。 '''【参照地図】''' *[[Indian States and Union Territories|http://www.censusindia.net/india.html]]{{br}}[[Mizoram|http://www.censusindia.net/mizoram.html]]{{br}}([[CENSUSS OF INDIA|http://www.censusindia.net/]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  ミゾラム州の州域面積は、21,081平方km。居住人口は、2001年の統計で 888,573 人。インドの0.7%弱の面積の州域に、0.09%ほどの人口が居住している計算になる。  州の平均人口密度は、1平方kmあたり42人ほど、という計算になる。 ----  南北に長い州域は、インド - ミャンマー国境部の[[アラカン山脈]]北部で、[[チン丘陵]]の西方にあたり、峻険な山地が多数の河川が流れる渓谷で分断されている。山地性の湖水も各所に散在。  山地は、平均でも1000m内外以上。主要な峰だけでも21を数えると言われ、最高点は、標高2210mのファウングプイ山(Phawngpui,「蒼き山」)。主要な峰は州域各所に分散し、他にも、様々な高度の山や丘陵が無数にある。主要河川の多くは、概ね南北方向の川筋に深い淵や湖水をなしている。大局的には、水系の流れは南流していく、とみていい。 ----  気候は、低緯度地方にしては温和。高度が高いため、夏でも涼しめ、冬の冷え込みも、さほどではない。例年、冬季の日中気温は、11℃〜21℃の間。夏季の日中温度は、20℃〜29℃の間。  熱帯モンスーンの影響で、降水量は多い。例年5月頃〜9月頃までが雨季にあたり、しばしば、豪雨に見舞われる。冬季には、ほとんど降水はみない。  地域の生物多様性は豊かで、植物相、動物相共に多彩。亜熱帯樹林が多いほか、地域の3割は竹林と目されている。 ----  地域は、しばしば、北部、中部、南部に3大別される。伝統的には、渓谷と川筋に分断された各所に散在した、地域的コミュニティーのまとまりが強かった。部族の伝統的なつながりが強いのも、地域の特徴だろう。  州都は、州域北部の中央に位置する[[アイゾウル]]。 ----  ミゾラム州の経済発展は、インド諸州の間でも、立ち遅れている方。  人口のほぼ7割が農業に従事しているが、地形の影響で、大規模農業ではなく、生産性も高くない。伝統的には焼畑農業が主流だった。工業は、綿織物を中心にした小規模な、工場制手工業の繊維産業が主流だった。  連邦政府が、1997年から2002年にかけて試みた、第9次5ヵ年計画では、「農業ベースの産業の開発」が奨励されていた。 ----  住民は、チベット=ビルマ語派の言語を[[母語]]にする[[ミゾ系|ミゾ族]]の諸部族が、圧倒的に多数派。ミゾ(Mizos)は、いくつかの同系部族の総称で、ミゾ系諸族全体の民族的まとまりは、むしろ弱い。ミゾラムのミゾ系部族の最大勢力は、ラシャイ族。  ミゾ系とされるエスニック・グループの、少なくともその中核集団は、ビルマ(現ミャンマー)から移住してきたと推定されている。現在、もっとも多数が集住しているのがミゾラム州。州人口の9割ほどがミゾ系と目されている。  「ミゾラム」の地名自体「ミゾ族の、ラム(土地)」を意味する。  ミゾラム州は、同じ北東部諸州に属す[[ナガランド州]]と並び、キリスト教徒が多数派である州の1つ。これは、[[U.K.(連合王国)]]が19世紀末に、ビルマの[[コンバウン朝]]を倒して、地域を、U.K.領インド帝国に併合する前後におこなわれた布教の影響。  ミゾ系諸族は、ほとんど全員がキリスト教徒と言われ、州人口の87%がキリスト教徒とされている。主要な教派は、カルヴァン派、バプテスト、ペンタコステ派、救世軍、など、新教系の宗派が多いが、カソリック信徒もいる。  少数派の宗教としては、[[チャクマ族]]が信仰する、土俗的仏教や、近年、アッサムやマニプールから移住してきた人々の、ユダヤ教的な宗教コミュニティー(一般には、正統的ユダヤ教ではないと目されている)もある。 '''【参照地図】''' *[[ミゾラム 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/index.php?action=showmap&country=178_9031_5&language=33]]([[Super Travel Net]] の[[インド 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/index.php?action=showmap&country=178_0_4&language=33]]) !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」 !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど !!基礎情報 *目標値8〜10程度の簡単な判定で、PCが知ってることにして構わないでしょう。場合によってはプレイヤーに事前提示しても可。 :'''面積''':21,081平方km :'''面積対比''':[[インド共和国]]の、0.7%弱 :'''人口''':888,573 人 :'''人口対比''':インド共和国の、0.09% :'''平均人口密度''':1平方kmあたり42人ほど :'''平均人口密度の対比''':インド全域の12%強{{br}}([[U.K.(連合王国)|U.K.(連合王国)の基本情報 2006年版]]の17%ほど、[[日本国|日本国の基本情報 2006年版]]の12%強) :'''政治体制''': ナガランド州の行政長は、インド共和国の他州同様、連邦政府に任命された州知事。「インド共和国大統領の代理人」と位置づけられている。 :: 他州同様、州知事は、行政実権はもたないが、州の行政府の監督、あるいは助言をする。たに、州の主席大臣の助言を得て、州の主要な大臣たちを任命する。 :: ミゾラム州の場合、州の行政実権を持つ役人は、州の選挙で多数を得た政党、及び、政治連合から派遣される。 :: 州議会は、40の議席で構成されている。 :: チャクマ族や、ミゾ系のライ族、マラ族は、連邦政府指定のエスニック・グループで、自分たちの部族社会に関する自治権を認められ、自治地方協議会を有している。 :'''地域''': 地域はしばしば、北部、中部、南部に3大別される。 :: 2006年現在、行政区としては8地区に区分されている。 :'''民族事情''': ミゾ系の諸族が、圧倒的多数派で、州人口の9割ほど、とされている。ミゾ系諸族は、インドの他州や、ミャンマー、バングラディシュなどにも居住するが、最も集住しているのが、ミゾラム州。 :: ミゾ系の人々は、伝統的に、部族ごとのまとまりが強く、部族を越えたまとまりは、むしろ弱い。ミゾ系諸族内の多数派はラシャイ族。 :: チャクマ族は、他の部族より遅い時期に、新たに地域に移住してきた部族。民族系統は、ミゾ系ではないことは明らかだが、どの系統のエスニック・グループかについては、[[諸説ある]]。 :'''言語事情''': 公用語は、英語と、公用ミゾ語。 :: 州人口の90%〜95%近くの人々が文字を読める。インドの中でも識字率の高い州として知られている。 :'''宗教事情''': ミゾ系諸族は、ほとんど全員がキリスト教徒と言われ、州人口の87%がキリスト教徒とされている。主要な教派は、カルヴァン派、バプテスト、ペンタコステは、救世軍、など、新教系の宗派が多いが、カソリック信徒もいる。 :: 少数派エスニック・グループの[[チャクマ族]]は、伝統的な精霊信仰を色濃く残し、ヒンドゥー教の影響も少なくない仏教を信仰。州域の南西部でミャンマー国境付近を中心に集住している。 :: 他に、近年、[[アッサム|アソム州]]や[[マニプール|マニプール州]]から移住してきた、ユダヤ教徒と自己規定している人々の宗教コミュニティーもある。[[喪われた支族]]を祖先にする、との宗教伝承を信仰している[[ブネイ・メネシャ]]と総称される諸派の一部だ。 :'''GDP''':2004年で、6億8500万U.S.ドル相当。 :'''GDPの対比''':[[インド共和国]]の、0.019%弱{{br}}(U.K.(連合王国)の0.04%弱、日本国の0.02%弱) :'''州民1人あたりGDP''':770U.S.ドル相当。 :'''州民1人あたりGDPの対比''':[[インド共和国]]平均の2割ほど{{br}}(U.K.の2%強、日本国の2%強) :'''通貨単位''':ルピー(略号=Re,Rs) :'''州都''':[[アイゾウル]](Aizawl) *基礎データは、主に、[[Wikipedia英語版:Mizoram]]から参照しました。 !!主要都市 *[[アイゾウル]](Aizawl){{br}}州域北部の概ね中央に位置。 *[[アガルタラ]](Agartala){{br}}州域北西部で、[[バングラディシュ人民共和国]]との国境近くに位置。 !!正規の出入国ゲート  「増補待ち」 !!主要国内交通路  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[インド共和国]] *[[インド共和国の有用地図集]] *[[ミゾ族]] !!資料リンク *[[Wikitravel英語版:Mizoram]]{{br}}[[Wikitravel英語版:North-Eastern India|http://wikitravel.org/en/North-East_%28India%29]] *[[Wikipedia英語版:Mizoram]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) *2007-01-15 (月) 10:05:43 鍼原神無 : Moyaさんからのご指摘、情報提供は、便宜上「検討」の項に移動させていただきました。{{br}}ご指摘を受け、州都名の表記を訂正させていただきました。 *2007-07-29 (日) 05:33:59 サークル・ミゾラム : Mizoram(ミゾゥレァム) ⇒ミゾラム  ミゾ語による現地名も同じ(ミゾラムとはミゾ語です) ヒンディー語による現地名は一般にミゾラム・プラデッシュ 主要なキリスト教宗派は長老派 公用語にはヒンディーも含まれる。アガルタラ?(Agartala)はトリプラ州。正規の出入国ゲートは空路でアイゾールのみ。 {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) *2007-01-15 (月) 08:53:44 moya : 首都Aizawlはアイゾウルまたはアイゾールです。ご訂正ください。 *2007-01-15 (月) 08:57:49 Moya : 外国人のミゾラム州への入境許可はインド各地にあるミゾラムハウスで許可を取ってください。 *2007-01-15 (月) 09:00:40 Moya : Lengpui空港で入境チェックがあります。なお禁酒州ですので酒類、イースト持ち込み禁止です。 *2007-01-15 (月) 09:22:28 鍼原神無 : Moyaさんへ>ご指摘、及び、情報提供ありがとうございました。早速、首都名を訂正させていただきました。 *2007-01-15 (月) 09:24:47 鍼原神無 : ご提供いただいた入域手続きなどに関する情報は、少し後に、本文に反映させていただきたく思います。本Wikiに目的にあった情報処理を検討する時間を、少しいただきたく思います。 {{comment}}