{{toc}} ![[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『聖書の世界(総解説)』 !!どんな本か  [[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『聖書の世界』は、キリスト教の、旧約聖書、新約聖書の概説書。偽典・外典を解説する章もある。  書名がわかりづらいが、しばしば『聖書の世界総解説』とも呼ばれる。正式書名は、Multi Book『聖書の世界』らしい(?)。シリーズ名旧称が「総解説」シリーズだったようだ。  同じ自由国民社から、以前刊行されていた「総解説」シリーズの1冊が、全面改訂されて2001年に刊行されたもの。 '''章立て構成''' *「聖書と宗教論争史」{{br}}聖書と諸宗教/聖書論争史 *「旧約聖書」{{br}}旧約聖書の世界/旧約聖書正典の成立/旧約聖書ダイジェスト=律法(モーセ五書),前の預言者,後の預言者,諸書 *「新約聖書」{{br}}新約聖書の世界/新約聖書正典の成立/新約聖書ダイジェスト=福音書,使徒言行録,書簡類,ヨハネ黙示録 *「聖書外典・偽典」{{br}}外典・偽典ダイジェスト=旧約聖書の外典・偽典,新約聖書の外典 *「聖書の世界へ」{{br}}聖書と考古学/死海(クムラン)写本/聖書の中の名句・人々/聖書と芸術=イエス像の変遷,キリスト教の音楽/聖書と翻訳=聖書翻訳史,初期日本語訳聖書と中国語訳聖書,「新共同訳聖書」 *索引 !!書誌情報 木田 献一、他 共編,[[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『聖書の世界(全訂新版)』,自由国民社,Tokyo,2001.{{br}}ISBN 4-426-62112-7 A5判、479頁、2500円+税。 *{{isbnImg('4426621127')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/02020568/p-sf0023]] !!感想コメント !!!「ブルーローズ」にどう役立つか *全般にトンデモ・ネタの類は薄い。 *「ブルーローズ」のプレイにどこまで役立つかは、GMのシナリオ傾向次第。むしろ、TRPG全般の資料本として役に立つかもしれない。 *プレイヤー専門で「[[ブルーローズ]]」を遊ぶ人が、もし宗教題材が好きなら、サイド・リーダー的な資料本として使えるかも。 *オリジナル・シナリオを作るGMさんにとっては、シナリオ傾向に応じてアイデア・ソースとして有用性はある。 *例えば、「旧約聖書正典の成立」「新約聖書正典の成立」「聖書外典・偽典」「聖書と考古学」「死海(クムラン)写本」、この辺はシナリオ・メイクのアイデア・ソースとして面白い。 *よく言えば手堅い解説、悪く言えばややキリスト教よりの保守的な記述が目立つようだ。聖書関連の題材を扱う時は、参考資料としてベーシックに近い扱いで参照してもいい。ただし、ややキリスト教中心の整理であることを意識して、突っ込んだ題材を扱う時はさらに他の資料も相互参照していくといいだろう。{{br}}例えば、ユダヤ教との絡みを扱う時は、[[新書館のHANDBOOK]]『[[世界の宗教101物語|新書館のHANDBOOK『世界の宗教101物語』]]』や『[[ユダヤ学のすべて|新書館のHANDBOOK『ユダヤ学のすべて』]]』などを参照していくといいだろう。 !!!「ブルーローズ」を離れてみたらどんな本か? *よく言えば手堅い解説、悪く言えばややキリスト教よりの保守的な記述も散見される。{{br}}が、「聖書の世界」という題名では、やむを得ない範囲かもしれない。 *正典成立史に関しては、年代面では手堅い記述が多い。しかし、ユダヤ教との関連付けは、なお、キリスト教中心の整理が散見される。 *外典・偽典の解説については、保守的な記述が目立つかもしれない。 !リンク *[[書籍紹介]] !!関連項目 *[[Multi Bookシリーズ]] !!資料リンク *[[一覧:聖書の世界]] *[[一覧:聖書]] *[[一覧:木田献一]] *[[bk1 - 著者インデックス - 木田献一|http://www.bk1.jp/webap/user/SchAuthorBibList.do?authorKana=%E3%82%AD%E3%83%80+%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%81&adultFlg=0&authorId=110000323730000&author=%E6%9C%A8%E7%94%B0+%E7%8C%AE%E4%B8%80]] !感想コメント(新規) *記名書込の選択肢もありとします(記名書込みは、当然、当人以外の書き換え不可になります)。 {{comment}} !検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}