{{toc}} ![[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『世界の神話伝説(総解説)』 !!どんな本か  [[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『世界の神話伝説』は、世界各地の神話の概説書。  書名がわかりづらいが、しばしば『世界の神話伝説総解説』とも呼ばれる。正式書名は、Multi Book『世界の神話伝説』らしい(?)。シリーズ名旧称が「総解説」シリーズだったようだ。  同じ自由国民社から、以前刊行されていた「総解説」シリーズの1冊が、増補改訂されて2002年に刊行されたもの。 // 全体が、11の神話圏(文化圏または文化系統)に大別され、〜 //'''章立て構成''' !!書誌情報 吉田 敦彦、他 共著,[[Multi Book|Multi Bookシリーズ]]『世界の神話伝説(増補改訂版)』,自由国民社,Tokyo,2002.{{br}}ISBN 4-426-60711-6 A5判、285頁、2000円+税。 *{{isbnImg('4426607116')}} *[[bk1の購入案内をみる|http://www.bk1.co.jp/product/02194704/p-sf0023]] !!感想コメント !!!「ブルーローズ」にどう役立つか *「ブルーローズ」のプレイにどこまで役立つかは、GMのシナリオ傾向次第。むしろ、TRPG全般の資料本として役に立つかもしれない。 *プレイヤー専門で「[[ブルーローズ]]」を遊ぶ人は、神話の類が好きなら、サイド・リーダー的な資料本として楽しめるかもしれない。 *章ごとにまとめられた各神話の「神話世界」について、大づかみでもイメージを掴み易いのが特徴。{{br}}神話アイテムやキャラクター、遺跡、古文書などの解説はあまり見られない。あっても、副次的な扱い。あくまで「神話世界」の概説がメイン。 *総華的な概説なので、散漫な印象を受けるかもしれないところが弱点か(?)。 *神話世界の歴史的変遷もわかりづらいことが多い(章によっても違うようだが)。{{br}}例えば、[[メソポタミア|メソポタミア地域]]ならシュメール神話、バビロニア神話、アッシリア神話の異同、インドなら、ヴェーダ神話からヒンドゥー神話への変遷などがわかりづらい *オリジナル・シナリオを作るGMさんにとっては、シナリオ傾向に応じてアイデア・ソースとして有用性はある。 *この本は、まず概要を掴む用だろう。この本で題材の候補を選ってから、より細かい飼料ソースにあたっていく使い方がいいと思う。あくまで、概説書であって、神話事典ではない。 *「ブルーローズ」のシナリオ・メイクに即して考えるなら、例えば、地理的に、あるいは時代的にかけ離れた文化圏の神話を比較して、架空の超古代設定を考えるアイデア・ソースに向いているだろう。  !!「ブルーローズ」を離れてみたらどんな本か? *全般的に総華的な総解説との印象。アプローチ方法がよくわからないのは欠点ではないのか? 強いて言えば、神話体系についての文化史的な概説か? *あるいは、神話を伝えた歴史社会についての解説が、大づかみに過ぎるのかもしれない。かと言って、神話物語の原文を読み解いていくような分析も薄い。 *神話世界のアウトラインを整理した概説書、と言うところでは。 !リンク *[[書籍紹介]] !!関連項目 *[[Multi Bookシリーズ]] !!資料リンク *[[一覧:吉田敦彦]] *[[bk1 - 著者インデックス - 吉田敦彦|http://www.bk1.jp/webap/user/SchAuthorBibList.do?authorKana=%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%80+%E3%82%A2%E3%83%84%E3%83%92%E3%82%B3&adultFlg=0&authorId=110001071330000&author=%E5%90%89%E7%94%B0+%E6%95%A6%E5%BD%A6]] !感想コメント(新規) *記名書込の選択肢もありとします(記名書込みは、当然、当人以外の書き換え不可になります)。 {{comment}} !検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}