{{toc}} !ムーラ川 ムーラがわ 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語名''':Mura(ムゥラ) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  ムーラ川(ムゥラ)は、[[中央ヨーロッパ]]の南域で、[[オーストリア領|オーストリア共和国]]、[[スロヴェニア領|スロヴェニア共和国]]を流れ、[[クロアチア共和国]]と、[[ハンガリー共和国]]との国境なして流れる国際河川。  ドナウ水系の1つで、やはり国際河川である[[ドラバ川]]に合流した後、さらに[[ドナウ川]]に流出していく。 '''【参照イメージ】''' *[[ムーラ川に関するフリー・ファイル集アーガイブ|http://commons.wikimedia.org/wiki/Mura]]([[Wikimedia Commons]]) '''【参照地図】''' *[[Austria|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/austria.htm]]([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  ムーラ川(ムゥラ)は、オーストリア東部でアルプス山系東部の[[ニーデレ・タウエルン山脈]]南斜面から流出。水源は、オーストリアの[[ホーヘ・タウエン国立公園]]の領域に含まれていて、流出点は標高1,989mあたりにある。  上流は、ニーデレ・タウエルン山脈と[[グルクタール・アルプス]]との間の山間地を、概ね東流(わずかに北方向に傾いた流れ)。[[グラーツ市]]の北方あたりで大きく屈曲し、概ね南流(わずかに東方向に傾いた流れ)に転じる。  グラーツの東、[[ライプニッツ市]]の東を流れた後、オーストリア - スロヴェニア国境の手前で再度屈曲。短距離、両国国境に沿って東流した後、南東流に転じてスロヴェニア領北東部を横断。  その後、スロヴェニア - クロアチア国境の一部を南東流、さらにクロアチア - ハンガリー国境上を南東流して、西からクロアチア領内を流れてきた[[ドラバ川]]に合流。(ドラバ川は、さらにクロアチア - ハンガリー国境に沿って流れていく)  川長は465kmで、オーストリア領内で295km、スロヴェニア領で98km、クロアチア領からクロアチア - ハンガリー国境にかけてが72km。 ----  「ムゥラ川(Mura)」は、英語で用いられる地名。クロアチア語、スロヴェニア語でも同じ。  ドイツ語では「ムゥル川(Mur)」、マジャール語では「ムロ川(Mura)」。 ----  流域最大の都市、グラーツ市よりも下流の中流域(オーストリア領内)では、河川用船舶の航行が可能。  クロアチア領のムーラ川とドラバ川の間の地域は、「ムーラ川に挟まれた土地」を意味する「メーディムーライェ(Medimuraje)」と呼ばれ、スロヴェニア領のムーラ川以北は、「ムーラ川の向こう側」を意味する「プレクムーライェ(Prekmurje)」と呼ばれている。  クロアチアの、メーディムーライェ地域では、しばしば洪水が起き、特に[[左岸|右岸、左岸,河川の〜]](西岸)側が被害を被ることが多い。メーディムーライェ地方では、河川流域に防水の役割も担った樹林が茂り、その規模は流域最大とも言われている。 ----  ムーラ川の下流域では、古くは、舟のような作りの浮き水車が動力に用いられていた。1930年代頃までは、多数が実用されていた。  記録によればこの仕掛けは、古代末の4世紀に遡る発明だ、とされている。その後、浮き水車は、地域に進出して来た南スラブ族とマジャール人が採用し、流域で多用された。現在も稼動する浮き水車は、少なくともスロヴェニアの流域地域で2、3の例が知られている。 '''【参照イメージ】''' *[[Image:Plavajoci mlin na Muri|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f7/Plavajoci_mlin_na_Muri.jpg]]{{br}}[[Image:Floating mill-river Mura|http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Floating_mill-river_Mura.JPG]]{{br}}(ムーラ川の浮き水車、[[Wikimedia Commons]]) !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  ムーラ川では、極少量の砂金が採取されることがあると、古代から知られていた。現在は、普通、流域の金鉱脈は、現代のビジネスで採算が採れるような純度ではない、と目されている。  古代から、流域は、真偽も定かでない財宝伝説の舞台として語られることがあった。流域の、組織だった資源調査がなされたのは1、8世紀の後半頃から、とされている。  !GM向け参考情報 *GM向けの捕捉情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど !!別称類  英語名が、“Mura(ムゥラ)”。  ドイツ語による現地名は、“Mur(ムゥル)”。  クロアチア語で「ムゥラ(川)」、スロヴェニア語でも「ムゥラ(川)」。  マジャール語(マジャル語)では「ムロ(川)」(Mura)。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]]{{br}}⇔ [[ヨーロッパ州のランド・マーク]] !!関連項目 *[[ドラバ川]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Mura]] *[[The Drava News On-Line|http://www.dravanews.hu/index.php]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}