{{toc}} !ダフラ・オアシスのムト (暫定版) !記事内容、追加調査中の暫定版です。 :'''アラビア語名の音''':Mut(ムート) :'''英語表記''':Mut :'''フランス語表記''':(調査中) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「ムトの町」は、[[エジプト=アラブ共和国]]の[[ダフラ・オアシス]]で、地域に散在する多数の集落(村)の中心地になっている街。ダフラ・オアシスのうちでは、最も大きく最も現代化した町並みになっている。  およそ7万5千人ほどが居住するとされるダフラ・オアシスで、1万5千人以上がムトの町で暮らしている。 :'''【参照地図】''': *[[エジプト=アラブ共和国(ジュムフーリーヤ=ミスル・アル・アラビーヤ)|エジプト=アラブ共和国]]の主要都市図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[エジプト=アラブ共和国主要都市図|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f4/Egypt-region-map-cities.gif]] *エジプトの略地図([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]){{br}}[[Egypt|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/egypt.htm]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。 :'''小事典版推奨判定''':「情報+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' ムトの街は、オアシス地帯の南寄りに位置。[[ハルガ・オアシス]]の概ね西方、地図上の直線距離でおよそ190kmほどにあたり、[[ファラーフラ・オアシス]]の概ね南南東、地図上の直線距離でおよそ300kmにあたる。 :: どちらのオアシスからも中心地を経由した舗装された自動車道が、ムトの街に至っている。ただし、どちらの自動車道も、[[西方沙漠|西方沙漠,エジプトの〜]]で、風化しきらずに残った谷地地形を通っていて、大きく屈曲している。 :: ファラーフラ・オアシスからの道は、北方からムトの街に入り、ハルガ・オアシスからの道は、北東方向から街に至っている。両方の道が交わるあたりが、ムトの町の中心タフリール広場。 :: タフリール広場の南に少し離れたガーマ広場は、さらに南方に向かう旧キャラバン道に続いている。未舗装(と、想定)の道で、[[スーダン領|スーダン共和国]]北西縁を極短距離横切って、[[リビア領|大リビア=アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国]]の[[キレナイカ地方|キレナイカ]]南東部に至っている。 :'''【参照用地図】''': *エジプト=アラブ共和国地図([[EGYPT|http://lexicorient.com/egypt/index.htm]],[[LOOKLEX]]){{br}}[[エジプト=アラブ共和国地図|http://lexicorient.com/e.o/atlas/egypt.htm]] :'''小事典版推奨判定''':「交流+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' ムトの街には、安めだが比較的快適な宿泊施設や、食堂が複数ある。これらは必ずしも観光客向けではないが、サービスは悪くない。(トシュカ・プロジェクト関係者など商用客を想定したサービス、と想定) :: ムトの街まで足を伸ばす観光客は、決して多くはないが、皆無ではない。街には、小さな博物館や観光案内所も整備されている。オアシス内の各地を回る、運転手やガイドつきのサービスもある。ファラーフラ・オアシスや、バフレイヤ・オアシスにあるような、沙漠ツアーのサービスは、ダフラではレギュラー・プログラムではなく、かなり高いオプションで要相談になる(と、想定)。 :'''小事典版推奨判定''':「歴史+知性 目標値10〜12」、「情報+知性 目標値12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' ムトの町近傍には、古代から、ダフラ・オアシスの中心的な集落が営まれていた。 :: 現在の町並みの北西30kmほどに離れた位置に、崩壊した日干しレンガの堆積がマウンドのようになった古代ムトの遺跡が遺る。地名は[[ムト女神]]にちなんだもの。 :: マウンド化した古代集落の概ね東方10kmほどに近接しているのが、[[アル-クァーサル|ダフラ・オアシスのクァーサル]]。8世紀頃にオアシスにイスラム教が伝わった後に築かれた、中世アラビア風の城壁都市だ。半ば、ゴースト・タウン化しているが、現在も700人ほどの居住者がいる。 :: 現在のムトの町は、それ以前の集落が、再開発され、コンクリート作りの平屋が多い。[[トシュカ・プロジェクト]](ニュー・ヴァレイ・プロジェクト)に関連した産業で、新規に移入してきた人口を受け入れて大きくなり、再開発された。 :: ムト近傍には、他に、次のような遺跡、史跡が知られている。 *[[アル-クァーサル|ダフラ・オアシスのクァーサル]]=中世のラブ風城砦都市。 *[[古代ムトのマウンド|古代ムトの遺跡]]=古代都市の日干しレンガが崩壊し[[遺丘]]状になった地区。{{br}}アル-クァーサルの概ね西方、地図上の直線距離で10kmほどに位置。 *[[デール・イルハガル]]=ローマ時代の1世紀に建立された石造りの神殿跡。{{br}}マウンド化した古代都市跡南部の東方に至近。石灰岩の丘の上にある。 *[[ムザワア岩窟墓群]]=ローマ時代に営まれた墓域。石灰岩の丘の岩壁に掘削された岩窟墓群。{{br}}デール・イル・ハガルの北東、アル-カスルの概ね西方にあたる。 *[[バラート村]]=ハルガ・オアシスからムトの町に至る自動車道の途上、ムトの東北東30km弱ほどに位置する農業集落。オアシスらしい農村で、イスラム教の聖者廟がある。 *[[バシェンディー村]]=バラート村の概ね東方8kmほどにあたる。舗装自動車道から北にはずれたあたりで、やはりハルガ・オアシスに至る未舗装の旧キャラバン・ロード近傍に位置。バラート村よりも小さい。{{br}}近傍にエジプト王朝時代からローマ時代まで続けて営まれた墓域がある。{{br}}近傍の砂丘の下には、古代エジプト時代の神殿址が埋もれているとされているが、本格的な発掘調査は公式にはなされていない(と、想定)。1951年に、砂嵐で砂丘が崩れたときに現れたが、その後再び埋もれてしまった。   //-- //「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど !!参照地図 *[[DAKHLA-Intro|http://lexicorient.com/egypt/dakhla.htm]]([[EGYPT|http://lexicorient.com/egypt/index.htm]],[[LOOKLEX]]) *[[Map of Mut|http://www.touregypt.net/Map25.htm]]([[Dakhla Oasis|http://www.touregypt.net/dakhla.htm]],[[Tour Egypt!|http://www.touregypt.net/]]) !!補足情報 *ムトの町と[[ハルガ・オアシス]]との間は、日に3便程度のバス便が発着。{{br}}ムトの町と、ファラーフラ方面との間は、週に数便の著距離バスがある程度。 !!別称類  「増補待ち」。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[ダフラ・オアシス]] !!資料リンク *[[Mut|http://lexicorient.com/egypt/dakhla08.htm]]{{br}}[[Mut: The ancient city|http://lexicorient.com/egypt/dakhla09.htm]]{{br}}([[EGYPT|http://lexicorient.com/egypt/index.htm]],[[LOOKLEX]]) *[[The Town of Mut|http://www.touregypt.net/muttop.htm]]([[Dakhla Oasis|http://www.touregypt.net/dakhla.htm]],[[Tour Egypt!|http://www.touregypt.net/]]) *[[Wikipedia英語版:Dakhla_Oasis]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}