{{toc}} !ニンフ 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''英語''':Nymph(ニムフッ) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「ニンフ(ニムフッ)」は、古代ギリシアの神話、伝説に伝えられた、精霊または妖精の1類。  基本的には自然物の化身で、多くは若い女性の姿を持つ精霊の総称。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  よく知られるニンフ(ニムフッ)は、山川、泉、森、樹木、草花、海などの精霊。特定の場所、地方(地域)のニンフも語られ、さらに、町や都市(ポリス)のニンフなどが語られることもあった。  また、同じ本体を持つ何人かのニンフの姉妹が語られることもあった。  ニンフは人間より遥かに長い寿命を持つが定命の存在(motal)で、神のような不死性(immortality)は持っていない。にも関わらず、ホメロスはニンフを「ゼウス神の娘たち」と呼んでいる。  ニンフは、それぞれの本体である、樹木なり、川なりが滅びる時、寿命を終えると考えられるが、本体が存続している間にも個体が死ぬこともある。 ----  時に神々や人間と交わり、半神や英雄の母となるニンフの物語は多い。  ニンフたちは通例、歌と踊りを好む柔和な女性とイメージされることが多い。しかし、[[テッサリアのキュレーネ|キュレーネ]]のように、素手でライオンを打ち倒すような、荒々しい野生を体現するニンフも珍しくはない。  ニンフは、時として人間に恩恵を与えるが、時として人間に怒って害をなすこともある。  例えば、ニンフが集う人里はなれた泉の水を飲むと、予言を得られる、との言い伝えは多い。泉のニンフ、[[ナイアデス]]自体が予言の力を持つとも言われる。  ニンフの群れを従える神格としては[[デュオニソス神]]と、[[アルテミス女神]]とが有名だ。デュオニソス神に付き従うニンフの群れは、[[パーン]]や[[サテュロス]]、[[シレノス]]らと伴に、奔放に踊り狂いながら野山を進む。しばしば、サテュロスたちと交わる。  アルテミス女神に従うニンフたちは、女神の潔癖な処女神としての性質を強く反映した性質とイメージされる。  あるいは、[[カリュプソー]]や[[キルケー]]も、ニンフの群れをつき従えている。 ----  ニンフは総称だが、いくつかのサブ・グループが知られている。 *[[ナイアデス]]は、泉や川など淡水のニンフ *[[オレイアデス]]は、山のニンフ *[[ナパイアイ]]は、谷間のニンフ *[[アルセイデス]]は、森のニンフ *[[ドリュアデス]](又は[[ハマドリュアデス]]、[[ドリュアス]])は、樹木のニンフ *[[オケアニデス]]は、海の神[[オケアノス|オケアノス神]]の娘たちで、海のニンフ *[[ネレイデス]]は、海の神[[ネレウス|ネレウス神]]の娘たちで、海のニンフ  こうしたサブ・グループとは別に、ニンフの間にも身分に似た権威の高低はあるようだ。例えば、高位の神の妻となったニンフは、通例、他のニンフたちからも敬意を払われる。 !さらに詳しい情報 *「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!別称類  「ニンフ」の、古典ギリシア語風の音は「ニュムペー」。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[神話、伝説のキャラクター]] //関連項目 //資料リンク !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}