{{toc}} !オイングス {{br}}(簡易版) *[[シームレス・ワールドの用語|小辞典ワールド編]]解説。 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 ![[PC|プレイヤー・キャラクター]]が予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、[[PC|プレイヤー・キャラクター]]が知ってることにしていい」情報とします。  特に無し。  「オイングス」については、[[「関連技能を持たないPCは、予備知識なし」の処理|+αのワールド用語]]でも不自然ではないと思われます。 !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  「オイングス」は、[[アイルランド|アイルランド島]]の民話で語られる妖精王の1人。神話的な物語でも語られ、[[ボアンド女神]]と[[ダグダ神]]との密通の子、とされた。「オェングス」とも、「マク・インド・オーグ」とも。時代が下ると「マク・オーグ」とも。  妖精王としては[[ボイン渓谷]]にある[[ブルグ・ナ・ボーネ]]から通じる[[地下異界|シード(異界)]]に住まうとされた。ブルグ・ナ・ボーネから通じる地下異界は、ダグダ神の領域だったが、オイングスはトリックめいた謎かけで、居住を許され妖精王となった。  神格としては、[[トゥアター・デ・ダナン]]の属す青年神とされ、少年神の姿でイメージされることもあった。愛と若さ、美を司る神とされた。  黄金製の竪琴を持ち、4羽の小鳥を頭の周りにつき従わせているとも、オイングスがキスをすると、キスをしたところから小鳥が飛び立つ、ともされた。  アイルランドには、ラブ・レターの末尾に“xxxx”を記す古い習慣があるが。これは、オイングスに付き従って飛んでいる4羽の小鳥を意味した、と言われる。 ----  密通の結果、ボアンド女神がオイングスを身ごもった時、ダグダ神は持ち物である竪琴を奏で、太陽を9ヵ月間空に留めた。つまり、神通力で日時が進まないようにしたので、女神の夫神は出産に気づかなかった、する物語だ。  誕生後、オイングスは、やはりダグダ神の息子である[[ミディル神]]に預けられ、養育された。  成長したオイングスは、ブルグ・ナ・ボーネから通じる異界へ渡り、ダグダ神の宮殿を訪ねる。ダグダに「昼と夜に居させてほしい」と願い許されると。何日も宮殿に留まった。ダグダ神が問いただすと、オイングスは「昼と夜とは永遠のことだ」と答えた。ダグダ神はオイングスが異界に永遠に留まることを許す。こうしてオイングスは父神の宮殿を得て、異界を統べる妖精王になった。  「[[フィン物語群]]」の1編、『[[ティアルミドとグラーネの追跡]]』では、主人公である美青年[[ティアルミド・ウァ・ドゥネ]]が、オイングスに育てられた養子として語られている。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」。 ![[GM|ゲーム・マスター]]向け参考情報 *[[GM|ゲーム・マスター]]向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など。  「増補待ち」。 !リンク *[[+αのワールド用語]] *[[小辞典]] !!関連項目 *[[アイルランド島]] *[[シード(異界)]] *[[ダグダ神]] *『[[ティアルミドとグラーネの追跡]]』 *[[ティアルミド・ウァ・ドゥネ]] *[[トゥアター・デ・ダナン]] *[[ブルグ・ナ・ボーネ]] *[[ボアンド女神]] *[[ボイン渓谷]] *「[[フィン物語群]]」 *[[ミディル神]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Aengus]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Irish gods|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Irish_gods]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Mythological cycle|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Mythological_cycle]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}