!公用語 こうようご (Official Language) !PCが予め知ってていい情報  「公用語」とは、国家、地方行政体、国際機構などで、公の会議や公文書などに用いることが定められている言語を指す。  例えば、国連では、2005年現在、英語、フランス語、ロシア語、中国語(北京官話)、スペイン語、アラビア語の6言語が公用語に定められている。  多くの国家で、法規(ことに憲法)やそれに類した規定条項で定められるが、特に規定文がなく「事実上の公用語」が認められる事例もある。例えば、[[U.K.(連合王国)]]政府における英語、[[U.S.A.(合衆国)]]政府における英語、[[日本国]]政府における日本語など。  ただし、U.K.では、[[ウェールズ]]の自治府は英語とウェールズ語を、[[スコットランド]]の自治府は、英語とスコットランド・ゲール語とを公用語に定めている。  U.S.A.でも、英語と他言語とを州の公用語に定めている州政府もある。一方で、プエルトリコ系やメキシコ系(チカーノ)、韓国系、カンボジア系などの新アジア移民が増加している州で、「英語を公用語とする」との明文規定を設ける州も増している。しかし、「英語『のみを唯一の』公用語とする」旨を明記したアリゾナ州の州法は、1998年に連邦最高裁で違憲と裁定された。  現在、ほとんどの国で公用語は、公教育の初等課程から義務づけられることが多い。 !追加情報 :'''小辞典版推奨判定''':「言語+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値12〜14」 ::'''やや詳しい情報''' 公用語に定められた言語は、公的な書記法が1つのスタンダードを形成し、間接的に言語の標準化を推し進める効果をもたらす。 :: 日常使用される“生きた言語”は、本来、地域偏差や階層ごとの偏差もあれば、歴史と共に暫時変化していく。しかし、公用語に選ばれた言語には、変化の速度が緩やかになり、地域偏差が標準化されていく傾向が生じる。 :: 逆に、公用語に指定されない少数言語は、社会的に劣位にたたされることがある。民族コミュニティーが弱体化し、主流民族に吸収同化される結果に至る例もある。 !GM向け参考情報 !用途  冒険の舞台となる国の公用語は、下調べしていくことをお勧めします。  各国の公用語については、例えば[[ウィキペディア|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8]]などを使えば、簡単な調べはつきますので。まず、公用語を調べ、次いで、必要に応じた程度、主要な言語の事情を調べ。そのうえで、各国の言語事情をどこまでシナリオに関らせるか、関らせないかを検討していくといいでしょう。  あるいは、言語事情などよりアクション性を優先したい、といった狙いのあるシナリオでは、どうすれば不自然ではなく言語事情に関らずに済むかを検討するといいでしょう。例えば、少数民族の領域、少数言語が主流の地域で冒険しても、パラシュート降下した後、あれこれあって[[ポケット・ユニヴァース]]に転戦するような想定のシナリオでは、言語事情を絡めなくてもすませられます。  冒険と言語事情との関らせ方については「[[ハウス処理:『主要国の言語』の処理|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]]」などに、処理法の例示提案がなされています。参照してみてください。 !リンク *[[公用語|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E7%94%A8%E8%AA%9E]] *[[共通語|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%80%9A%E8%AA%9E]] *[[標準語|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%99%E6%BA%96%E8%AA%9E]] *[[母語|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%8D%E8%AA%9E]] **([[ウィキペディア|http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8]]) !活用や検討 !!活用 !!検討 *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は書き換えられても仕方なし、ってことで) ----