{{toc}} !ポート・サイイド市 ポート・サイイドし :'''アラビア語名の音''':B?r Sa??d)(ブール・サイィド) :'''英語名''':Port Said(ポート・サイド) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  ポート・サイイド市は、[[エジプト=アラブ共和国]]北部にて[[ナイル・デルタ]]の北東外縁に位置。[[スエズ地峡]]北縁の西岸に位置して、[[スエズ運河]]の北の玄関口にあたる港湾が、地中海に面している。市域はフリー・ゾーン(非関税地帯)になっている。  [[ポート・サイイド県]]の行政中心地でもある。  英語などで、時として、「ポート・サイド」と読まれるが、地名は、[[ムハンマド・アリー朝]]の王族だったサイイドの名にちなんだもの。 '''【参照イメージ】''' *[[ポート・サイイド及び周辺|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b0/Suez_Canal%2C_Port_Said_-_ISS.jpg]]{{br}}(ポート・サイイド及び周辺のイメージ,[[Wikimedia Commons]]){{br}}写真はスエズ運河の北方やや東寄り上空からのもの。写真に向かって、右手で、手前の地中海に面している市街地が、ポート・サイイド市の市域になっている。 '''【参照地図】''' *[[Egypt,Map|http://www.britannica.com/eb/atlas?geogId=62]]([[Egypt|http://www.britannica.com/nations/Egypt]],[[Encyclopedia Britanica online]]) *[[エジプト=アラブ共和国主要都市図|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f4/Egypt-region-map-cities.gif]]{{br}}(エジプト=アラブ共和国主要都市図,[[Wikimedia Commons]]) !追加情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。 :'''小事典版推奨判定''':「操縦+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' [[スエズ運河]]の北の玄関、ポート・サイイド市の港湾には、スエズ運河の通航順を待つ船舶が常時数隻停泊している(と、想定)。これは、スエズ運河では、船舶は船団〔コンボイ〕を組んでから通航する方式が採られているため(参照 ⇒ [[スエズ運河]])。 :'''小事典版推奨判定''':「交流+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' [[ポート・サイイド市]]の市街は、[[マンサラ湖]]の北東端に形成された大きな砂州を、ほぼ占めている。この砂州は、歪んだ4角形に近い形状をしているが、内でも賑やかな中心市街は、[[地中海]]と[[スエズ湾]]の両方に面した北部。 :: 主要産業は、まず、観光業、貿易業、漁業も営まれている。 :: ポート・サイイド市のスエズ湾を挟んだ対岸には、[[ポート・フアード]]の港町が開けている。ポート・フアードは、ポート・サイイド市の人口増加、ポート・サイイド港で扱う乗降客、貨物量の増加に対処するため、1927年に新たに創建された町。港は、ポート・サイイド港の副港(と、想定)。ポート・サイイドの市街地と、ポート・フアードの港町は、スエズ運河を横断する有料ボート(渡し舟)で結ばれている。 :: ポート・サイイド、ポート・フアードの両港からは、米、綿花、塩などの産物も積み出されている。市街地以外の県域では、石油精製、化学工業、繊維産業なども営まれている。 ::(ポート・サイイド港には、観光客の乗降が多いが、ポート・フアード港の方はもっぱら貨物船の発着が主、と想定) :'''小事典版推奨判定''':「交流+知性 目標値8〜10」「情報+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' ポート・サイイドの町には、19世紀の西欧風の町並みが目立つ。 :: 高級店が立ち並ぶ区画もあるが、ローカルなスークもある。 :: ローカル・スークには、外国製品を扱うスーク・アフランギと、食料品なども扱っている商業市場、スーク・トガーリとがある。普通、スークは、アラブ都市風の入り組んだ街区であることが多いが、町並み自体が西欧風のポート・サイイドのスークは、スーク・トガーリ、スーク・アフランギのそれぞれが細長い敷地を占め、露天商も並ぶアーケイドと言った風情。8:00頃から20:00頃まで開いている。 :: ポート・フアードの町では、渡し舟の船着場あたりからメイン・ストリートが延びている。このメイン・ストリートは、西欧風の町並みで、フリー・ゾーン(非関税地帯)になっている。メイン・ストリートに通じる小さな辻の幾つかでは、ポート・サイイドよりアラブ色の濃いローカル・スークも営まれている。 :'''小事典版推奨判定''':「歴史+知性 目標値10〜12」 ::'''やや詳しい情報''' ポート・サイイドの町は、[[スエズ運河]]が開通した1869年に開港された。名は、[[ムハンマド・アリー朝]]第4代総督で、スエズ運河の開削をレセップスに許可した[[サイイド・パシャ]]にちなむ。スエズ運河が開通したのは、ムハンマド・アリー朝第5代イスマイリ・パシャの代のことだった。 :: ちなみに、スエズ運河の中ほど[[アフリカ]]側に位置する[[イスマエレーヤ]]の町名は、[[イスマイリ・パシャ]]にちなんで着けられたもの。 :'''小事典版推奨判定''':「魔術+知性 目標値10〜12」「歴史+知性 目標値14」 ::'''やや詳しい情報''' 19世紀の開港以来発展したポート・サイイドには、1976年にコプト教の主教管区が設けられた。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど !!参照地図 *[[Egypt Map|http://www.asiatravel.com/egypt/gifs/map.gif]]{{br}}(エジプトの行政区区分地図,[[Asiatravel.com|http://www.asiatravel.com/index.html]]) //[[|]]([[Egypt Google Satellite Map|http://www.maplandia.com/egypt/]],[[maplandia]]) *[[Bur Sa`id, Egypt Page|http://www.fallingrain.com/world/EG/19/Bur_Said.html]]([[Directory of Cities, Towns, and Regions in Egypt|http://www.fallingrain.com/world/EG/]],[[World Index]]) *[[Suez canal 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/?action=selmap&country=152_9015_6&language=33]]([[Nile Delta 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/?action=selmap&country=152_9014_6&language=33]],[[Super Travel Net]]) *[[Bour Said|http://www.worldcitydb.com/bour_said_450440.html]]([[Egypt|http://www.worldcitydb.com/egypt_country.html]],[[World City Database]]) *[[National Geographic Society - Maps]]{{br}}インタラクティブ・マップ。“Port Said”で検索していくといい。 !!用途、用法  ポート・サイイドは、港、及び町の規模では[[アレクサンドリア|アレクサンドリア,エジプトの〜]]に及びませんが、各国船舶や諸国の旅行者の往来は、[[スエズ]]と共に多く、アレクサンドリアをしのぎます。アレクサンドリアの方は、リゾート地としての性格も強いからです。  諸国の旅行者の往来が多く、人口密度も高いポート・サイイドは、派手なアクションには向きません。その代わり、セッション冒頭でのちょっとしたアクション、ミッション途上での探索や、NPC間の情報戦めいた駆け引きには適した舞台と言えます。 !!地勢と環境  ポート・サイイド県もポート・サイイドの市街も、地勢は平坦。  気候は、地中海性気候。 *ポート・サイイドの気候については、エジプト観光局Webサイトのコンテンツにて月別のデータが公開されています。{{br}}⇒ [[エジプト観光局Webサイト|http://www.egypt.or.jp/index.html]]の[[アレキサンドリア情報|http://www.egypt.or.jp/local/Alexandria.html]]の内に、「ポート・サイド」の記事があります。 //人口分布 !!主要スポット :ファラスティーン通り: スエズ運河に面した通り。19世紀の西欧風の建物が並び、第2次世界大戦前の植民地都市、例えば上海や香港の目抜き通りのような風情。 :: 通りの中ほど北寄りにポート・サイイド国立博物館が位置。通りの南端は、ポート・サイイドの小港に面し、スエズ運河事務所が位置する埠頭に臨む。埠頭のすぐ手前でスエズ運河に面した角には、スエズ対岸のポート・フアードに渡る渡し舟の船着場がある。 :ポート・サイイド国立博物館: 運河沿いにある国立博物館は、小ぶりで大きな展示品もない。 :スエズ運河事務局: ファラスティーン通りの南端で、スエズ運河に直交するように掘り込まれた小港と、その南でより大きく掘り込まれた大港との間の埠頭に位置。 :ポート・サイイド駅: スエズ運河事務局が位置する埠頭の西側に位置。埠頭から、大港に面したムスタファ・カメル通り沿いに西に進むと左手にポート・サイイド駅が。駅からは、貨物便の引込み線が大港に伸びている。 :: 鉄路は、[[イスマイレーヤ]]を経て、[[スエズ]]や[[カイロ]]に通じている。 :スーク・アフランギ(外国製品市場): ムスタファ・カメル通りの中ほどから、角を曲がった通りを少し進むと、スーク・アフランギの南端に入る。スエズ運河が流れる方向と平行に設けられた通りの350mほどが、スーク・アフランギになっている。 :シェル広場: ポート・サイイド駅の西で街区数ブロックを隔てた位置にあたる。長方形の広場は、駅に近い方の短辺ショハダー通りに開いたコの字型。ポート・サイイド駅を左手に見ながら、ムスタファ・カメル通りを西端まで進み、ショハダー通りに出たところで左折、1〜2ブロック進むと右手はシェル広場。 :: ショハダー通りに接した辺以外の、広場の3方は、外国人向けの高級店に囲まれ、各国の旅行者で賑わう。 :スーク・トガーリ(商業市場): 小港北側で、フィラスディーン通りと直交しているサアド・サアグルール通りをずっと西に進んだ後、一本南側に入った裏通りがスーク・トガーリになっている。 :: シェル広場の北東端から、ショハダー通りを地中海方面に進むと、サアド・サアグルール通りと直交する交差点の手前で、左手にスークの東端が開けている。スエズ運河が流れる方向と直交向きに設けられた細い通りの530mほどが、スークになっている。 :軍事博物館: 古代から近代までの武器や防具などが展示されている。4次に渡る中東戦争で使用された武器や、作戦地図の展示もある。 :: 博物館は、市街でも地中海に面したビーチ寄りの一角で7月23日通りに面している。ポート・サイイド駅の北方600mほどにあたる。 !!正規の出入国ゲート :スカイ・ゲート: 近傍に国際空港はない。最も近いのはカイロ郊外の国際空港。 :海港: ポート・サイイド港 !!主要交通路 :空路: 調査中 :鉄路: スエズ運河沿いを[[イスマイレーヤ]]に至る鉄路が、[[スエズ]]や[[カイロ]]へも通じている。 :主要自動車道: スエズ運河沿いにイスマイレーヤに至る自動車道が主要地方道。他に、ダミエッタとの間にも地方道が敷設されている。 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔[[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[エジプト=アラブ共和国]] *[[エジプト=アラブ共和国の諸地域]] *[[スエズ運河]] *[[ポート・サイイド県]] *[[マンサラ湖]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Port_Said]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Port_Fouad]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Bur Sa'id Governorate|http://en.wikipedia.org/wiki/Bur_Sa%27id_Governorate]] *[[Port said Travel Guide|http://www.world66.com/africa/egypt/portsaid]]([[World66]]) *[[アレキサンドリア情報|http://www.egypt.or.jp/local/Alexandria.html]]([[エジプト観光局Webサイト|http://www.egypt.or.jp/index.html]])の内に、「ポート・サイド」の記事があります。 !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) *2007-02-06 (火) 09:02:41 鍼原神無 : 少し補完しました。 {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}