{{toc}} !ケーナ市 ケーナし(簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''アラビア語名の音''':(エナ) :'''英語名''':Qena(クェナ) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  ケーナ市は、[[エジプト=アラブ共和国]]のいわゆる[[中ナイル地方]]南部で、[[ナイル川]]流域に位置する都市。ナイル川が大きく東に屈曲しているあたりに立地。  市域至近の郊外に、[[プトレマイオス朝]]時代の[[遺構]]を遺す[[デンデラ]]の町が位置。  ただし、2007年現在、ケーナ市よりも下流(北)は、エジプト当局によって[[外国人単独行動制限地域|エジプトの外国人単独行動制限地域]]に指定されている。デンデラも単独行動制限地域の内。 '''【参照地図】''' *[[Egypt,Map|http://www.britannica.com/eb/atlas?geogId=62]]([[Egypt|http://www.britannica.com/nations/Egypt]],[[Encyclopedia Britanica online]]) *[[エジプト略図|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f4/Egypt-region-map-cities.gif]]{{br}}(エジプト=アラブ共和国主要都市図,[[Wikimedia Commons]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  ケーナ市は、[[ケーナ県]]の行政中心地。ナイル川に沿って細長いケーナ県の中部北寄りに位置。エジプトの他県同様に、大統領に任命された知事が、中央政庁から派遣され県を統治している。  市域は、ナイル川の両岸に渡っているが、中心市街、及び、主要部は[[右岸|右岸、左岸,河川の〜]]を占めている。市の人口は、25万人弱(統計順去年不詳)、とのこと。県の人口の8%〜9%ほどがケーナ市に居住している見当になる。  ケーナ市では、製陶業が盛んに営まれている。特産品としては、水瓶が有名。市域の近縁では、他のケーナ県同様、農牧業も営まれる。  地域の気候は、[[乾燥気候]]。ナイル川流域に、農牧地が断続。主作物は、小麦、ナツメヤシ、綿花など。 ----  ケーナ市のあたりは、ナイル川が東に大きく屈曲している地域。[[紅海]]沿岸地方に比較的近い。市街の西郊外から、北西方向に敷設されている主要道が、紅海沿岸に至っている。  地域は、古くから交通の要衝地として栄えた。[[第2次世界大戦]]中には、紅海方面を警戒しての防備の拠点とされた。  ただし、現在のケーナ市は19世紀頃から再興されたもの。イスラム時代には、南33kmに現存するクースの町が中心地になっていた。  市街には、2、3のホテルがあるが、国内各地から来る、主に商人たちで満室であることの方が多い。レストラン、カフェ・テリアの類も鉄道駅の近辺に少なくないが、観光地的な店構えではない。 ----  ケーナ市市街のナイル川下流域方面では、基幹道に警察当局による検問所が設けられている(と、想定)。 *[[デンデラ]]の項の記述を、イメージ・ソースとして参照されたし。 ----  現在のケーナ市の位置には、古代には、グレコ・ローマン時代にケナポリスと呼ばれた交易拠点、都市的集落があった。現在の市街でも各所に遺跡が散在している。が、あまり本格的な調査はなされていない(と、想定) '''【参照地図】''' *[[ケーナ市周辺の集落地図|http://millennium.arts.kuleuven.ac.be/shenhur/Location.htm]]([[van de Faculteit Letteren|http://millennium.arts.kuleuven.ac.be/index.htm]]) !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  ケーナ市の特産品である陶器の内、特に有名なのは、「ゴッラ」と呼ばれる大きな素焼きの水瓶。  この水瓶は、注いだ水分が、瓶に染み込み、表面から少しずつ気化蒸発していく。気化蒸発の時に熱が放散され、瓶の内の水は低温に保たれる。ケーナ市産のゴッラは、エジプト各地で用いられている。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など '''【参照地図】''' *[[Nile South 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/?action=selmap&country=152_9003_6&language=33]]([[南エジプト 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/?action=selmap&country=152_9002_5&language=33]],[[Super Travel Net]]) *[[Qina, Egypt Page|http://www.fallingrain.com/world/EG/23/Qina.html]]([[World Index]]) *[[Qena|http://www.worldcitydb.com/qena_468259.html]]([[World City Database]]) *[[National Geographic Society - Maps]]{{br}}インタラクティブ・マップ。“Qena”で検索するといい。 !!補足情報 :ケーナ市に散在する遺跡について: 詳細は調べ切れていません。追加調査をしていきたいと思います。 :: とりあえず、次のような想定を、フィクション設定として提案しておきます。 *鉄道駅など、中心市街地の地表には[[遺跡]]は見られず、郊外に近いあたりに行くと、小規模な[[遺構]]が廃墟のように遺って遺跡もいつくか散在。 *地表に露呈した遺構は、いずれもグレコ・ローマン時代のものと想定し、イスラム時代に廃れたもの、と想定。 *大規模な遺構は遺っておらず、本格的な学術調査がなされたことは、公式には無い(と、想定)。 !!人口分布 '''【参照資料】''' *[[Egypt|http://sedac.ciesin.columbia.edu/gpw/country.jsp?iso=EGY]]([[Gridded Population of the World, version3]]){{br}} 統計に基づいた人口分布地図が公開されています。(コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意)  2000年の統計に基づく、GPWvr3の人口分布図を見ると、ケーナ県の人口密度は、ほとんどが、最高密度(1平方kmあたり、1000人以上)の表示がされている。  ケーナ市の人口は、県域の平均人口密度よりも高い密度で集住、と想定。 !!地域の交通路  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[エジプト=アラブ共和国]] *[[エジプト=アラブ共和国の諸地域]] *[[上エジプト]] *[[ケーナ県]] *[[中エジプト]] *[[ルクソール]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Qena]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Qena_Governorate]] *[[Qina|http://www.infoplease.com/ce6/world/A0840688.html]]([[Infoplease]]) *[[Wikitravel英語版:Middle Egypt]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}