{{toc}} !マルティニーク島 マルティニークとう (簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''フランス語表記''':Martinique :'''英語表記''':Martinique !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  「マルティニーク島地域圏」は、フランス共和国の海外行政圏の1つ。  [[カリブ海]]東部海域で、[[ウィンドワード諸島]]内の[[マルティニーク島]]で営まれ、海外県も兼ねている。 :'''【参照地図】''': *マルティニーク島略地図([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Martinique-Map|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fd/Martinique-Map.png]] //'''【参照イメージ】''': //マルティニーク島の衛星イメージ([[NASA]],[[Wikimedia Commons]]){{br}}[[ImageImage:Martinique 14.6346N 61.0051W Landsat7|http://commons.wikimedia.org/wiki/Image:Martinique_14.6346N_61.0051W_Landsat7.jpg]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  マルティニーク島地域圏は、現在のフランス共和国で営まれている4つの海外地域圏の1つ。“本土領”の地域圏とは異なり、1つの県(海外県)が、地域圏を兼ねている扱い。  2003年に海外地域圏を兼ねることになった。植民地から海外県に変更されたのは、[[第2次世界大戦]]後の1946年のこと。 ----  首府(県庁)は、[[フォール・ド・フランス]](Fort-de-France)。島北部の南西岸に位置。元々は、植民地時代に、軍事拠点として設けられた城砦(Fort)サン・ルイ砦を中心にした港町だった。  1902年の[[プレー山]]噴火で、山麓にあった旧行政中心のサン・ピエールが壊滅。同年、行政府がファール・ド・フランスに移転された。ちなみに、サン・ルイ砦は、現在もフランス軍の施設として利用されている。  フォール・ド・フランスは、地域行政府と地域議会を擁し、[[フランスの国民議会|フランス共和国の議会]]にも代議員の議席を有す。地方議会の議長が、行政府の長を兼務するが、これは“本土領”の県と同様の制度。  かつてのの行政中心サン・ピエールは、「[[アンティル諸島]]のパリ」と呼ばれた港町で、フランス領だけでなく、カリブ海域の有力な地域センターになっていた。そうした歴史の上に、マルティニーク島は、現在も多数の観光客を引きつけている。 ----  土地面積は、1,128平方km。  40万人をやや越える人口が居住(2007年)。平均人口密度は、1平方kmあたり355人の計算になるが、例えばフォール・ド・フランスには1/3強の人口が集住している。他の人口は、島の南部に偏っているようだ。 ----  住民は、アフリカ系黒人、黒人と白人の混血であるムラータが多い。どちらも、ほとんどが植民地時代の奴隷の子孫だ。少数派には、白人、インド系を主にした南アジア系、華人(中国系)もいる。  [[フランス語]]が公用語に定めらているが、日常的には、フランス語ベースのアンティル・クレオールが用いられている。  宗教事情は、カソリック信徒が多数派。 ----  植民地時代は、サトウキビやコーヒーのプランテーションで栄えた。「マルティニーク」の島名は、カリブ族の言葉で「花(の島)」を意味したとも、「女性(の島)」を意味したとも言われる。島名のごとく、砂糖の貿易で栄えたが、砂糖交易の価値が失われるにつれ、経済的に凋落した。  現在の主要産業は、観光業、及び関連したサービス業、そして農業。主作物は、サトウキビ、コーヒー、バナナなど。精糖業、ラム酒醸造などの食品加工業も営まれている。  マルティニーク地域圏は、現在でもカリブ海域の内では、経済状況が良好な方だ。地域圏の[[GRP]]は、2006年の統計で76億5千万ユーロ、96億1千万U.S.ドルに相当した。同年の島民1人あたりGRPは、19,050ユーロ、23,931U.S.ドルに相当した。(どちらの比較もMERベース)  観光地であることも関わって、俗に「フランス“本土”で手に入る物は、最新のブランド品まで含めて、なんでもマルティニークで手に入る」とも言われている。そのせいか、域外からの輸入額は、輸出額の4倍ほどの入超になっている。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  1493年、[[クリストファー・コロンブス]]が海域に到来。この頃は、[[カリブ族]]の部族集団が先住していた。この頃は、[[カリブ族]]の部族集団が先住していた。その後の研究で、カリブ族が到来する以前は、[[アラワク族]]が先住していたことが解明されている。  17世紀前半、まず、[[U.K.(連合王国)]]の入植団が入り、前後してフランスの開拓団100人ほどが[[セント・キッツ島]]から入植。島の北西部で、後に[[サン・ピエール]]に発展する植民地を開拓しはじめた。  サトウキビの農耕地を開拓する入植者と、カリブ族の部族集団は果敢に戦ったが、4、5年の内に大勢は決し、劣位に追い込まれたカリブ族は、フランス人たちにより1660年頃までには島を追われた。この過程で、17世紀中葉頃には、フランス系植民地が、マルティニーク島で優位にたっていった。  1642年、ルイ13世の勅令で、フランスのサトウキビ・プランテーションで、アフリカからの黒人奴隷を用いることが公認された。  18世紀後半、ヨーロッパでの[[7年戦争]](1756年〜1763年)の余波で、マルティニーク島は、1762年にU.K.軍に占領された。敗戦処理をした1763年の[[パリ条約]]では、[[フランス王国]]は、マルティニーク島などの領有権を、カナダ全域の領有権と交換した。当時のフランスにとって、砂糖の交易が莫大な収益をもたらす事業だったため、と思われる。  1794年から1802年にかけて、ヨーロッパで[[フランス革命戦争]](革命政府をヨーロッパ諸国との戦争)が闘われている間、マルティニーク島などカリブ海域のフランス領は、U.K.軍の侵攻を受けた。この時は、[[アミアンの講和]]によって、領有件はフランスに返還された。 //Between 1794 and 1815, there was a strong British interest in Martinique, with Britain controlling the island during the French Revolutionary Wars from 1794 to 1802, after which the British returned the island to the French with the Treaty of Amiens and Napol?on Bonaparte reinstated slavery. //Led by Victor Schoelcher, the French officially abolished slavery in 1848. Martinique got its independece after the wars they fought. !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など  「増補待ち」。 !!別称類 !!![[主要国の言語|ハウス処理:「主要国の言語」の処理]] *フランス語表記=Martinique,r?gion fran?aise d’outre-mer *英語表記=Oversea region of Martinique *スペイン語表記=Martinica,departamento de ultramar *アラビア語名の音(調査中) *ロシア語表記=Мартиника,заморский департамент *中国語表記=馬提尼克海外大区 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[ランド・マーク]] !!関連項目 *[[ウィンドワード諸島]] *[[カリブ海]] *[[カリブ諸島]]([[西インド諸島]]) *[[小アンティル諸島]] *[[マルティニーク島]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Martinique]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Lesser_Antilles]] *[[Wikimedia Commons:Martinique|http://commons.wikimedia.org/wiki/Martinique]]{{br}}マルティニーク地域圏]]関連のフリー・ファイル集アーガイブ。 !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}