{{toc}} !シャルム・エル-シェイク (簡易版) !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 :'''アラビア語名の音''':Sharm ash-Shaykh(シャルム・アッ-シェーフ) :'''英語名''':Sharm el-Sheikh(シャルム・エル-シェイク) !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  シャルム・エル-シェイクは、[[シナイ半島]]の東岸南部に位置する[[エジプト|エジプト=アラブ共和国]]の海浜リゾート地。  エジプト領の[[紅海沿岸|紅海]]リゾート地の内で、最も高級なスポットの1つ。町全体が、ワールド・ワイドにも有名な、ダイヴィングの拠点。欧米風で外国人向けのホテルが多数あって、「エジプトで最も物価の高い町」とも言われている。  外国人は、14日以内ならヴィザ無しでも地域に留まれるため、観光客の数は多い。  この地では、しばしば政治、経済、学術などの国際的な会合も開かれる。中東和平に関する国際会議も度々開かれ、重要な協定が締結されたりもした。 ----  2005年7月。エジプト領シナイ半島のリゾート地複数で、連続して過激派のテロが実行された。シャルム・エル-シェイクも一連のテロの内で、自爆テロに見舞われた。事件後の捜査で、エジプト当局からは、実行犯は、ワッハーブ主義者の過激派だった、と公表された。 '''【参照イメージ】''' *[[Photos:Egypt - Sharm El-Sheikh|http://www.trekearth.com/gallery/Africa/Egypt/Delta/South_Sinai/Sharm_El-Sheikh/]]([[Trek Earth]]) *[[Wikimedia:Category:Sharm el-Sheikh|http://commons.wikimedia.org/wiki/Sharm_el-Sheikh]]{{br}}スエズについてのフリー・ファイル集アーガイブ。 '''【参照地図】''' *[[エジプト=アラブ共和国主要都市図|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f4/Egypt-region-map-cities.gif]]{{br}}(エジプト=アラブ共和国主要都市図,[[Wikimedia Commons]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  本来「シャルム・エル-シェイク」は、[[南シナイ県]]の下位行政区の地区名。南寄りの「シャルム・イル-ミーヤ」と北寄りの「ナアマ・ベイ」2つのリゾート・スポットを持つ。地区の範囲は、2つのリゾート・タウンを含んで、その周辺も広がっている。  シャルム・イル-ミーヤは、[[シナイ半島]]最南端の岬([[ラス・ムハンマド]])及び、付随した小湾から、北東に岬を1つ越えた小湾(マーヤ・ベイ)に臨んでいる。シャルム・イル-ミーヤの北7kmほどの海浜地帯が、ナーマ・ベイ。  「外国人は、14日以内ならヴィザ無しでも地域に留まれる」特別区であり、地域を出入りする際は、検問でパスポートとヴィザの提示を求められる。地域には、エジプト各地からの出稼ぎ労働者も多数居住。 ----  南のシャルム・イル-ミーヤは、マーヤ・ベイに面したかつての漁村から発展した町。リゾート・ホテルもあるが、オールド・スーク(アラブ風の市場町)などもある。アカバ(ヨルダン領)や、エジプトのハルガダとの間を定期就航しているフェリー便は、マーヤ・ベイに隣接した港に発着する。  ナアマ・ベイは、より新しく開発された街区で、大通りの両側に高級ホテルが整然と立ち並ぶ。通りの東側(海岸側)に並ぶホテル群は、ビーチにも面した大きなホテルが多い。 ----  シャルム・エル-シェイクは、1950年大までは小さな漁村と、近傍で[[アカバ湾]]のティラン海峡を監視するエジプト海軍の基地があるだけの地区だった。1957年から1967年までは、国連平和維持軍の駐屯基地が設けられていた。  1967年にイスラエル軍が侵攻(第3次中東戦争)し、シナイ半島全域を占領。シャルム・イル-ミーヤのあたりに現在のような西欧風の街区が造成されたのは、このイスラエル占領時代のこと。  1979年にイスラエル国とエジプトとの間で、平和条約が調印され、イスラエルはシナイ半島の返還を約した。1982年に、最後のイスラエル軍が、シナイ半島から撤収を終了したが、一番最後まで部隊が駐屯していたのが、シャルム・エル-シェイクだった。  シャルム・エル-シェイクが、現在のような高級リゾート地に変貌したのは、エジプトに地域が返還された後に再開発された結果。 !さらに詳しい情報 *「難易度が、ある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など !!参照地図 *[[Sinai 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/?action=selmap&country=152_9016_6&language=33]]([[北エジプト 地図|http://www.supertravelnet.com/maps/index.php?country=152_9001_5&language=33]],[[Super Travel Net]]) *[[National Geographic Society - Maps]]{{br}}インタラクティブ・マップ。“Sharm el-Sheikh”で検索するといい。地図に“Sharm el-Sheikh”として表示されている街区は「シャルム・イル-ミーナ」の町(2007年10月現在)。 !!人口分布 '''【参照資料】''' *[[Egypt|http://sedac.ciesin.columbia.edu/gpw/country.jsp?iso=EGY]]([[Gridded Population of the World, version3]]){{br}} 統計に基づいた人口分布地図が公開されています。(コンテンツの上部に記されている統計準拠年には注意)  2000年の統計に基づく、GPWvr3の人口分布図を見ると、シャルム・エル-シェイクのあたりは、1平方kmあたり25人〜249人の表示がなされている。これらの地域は、南シナイ県では人口密度の高い地域になっている。  周辺の環境なども考え、ほとんどの地域人口が都市や町に集住、実際の平均人口密度は表示内で高め、と想定。 !!関連項目 *[[アカバ湾]] *[[エジプト=アラブ共和国]] *[[紅海]] *[[南シナイ県]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Sharm_el-Sheikh]]{{br}}[[Wikipedia英語版:South_Sinai_Governorate]] *[[Wikipedia英語版:2005_Sharm_el-Sheikh_attacks]] *[[Wikitravel英語版:Sharm_el-Sheikh]]{{br}}[[Wikitravel英語版:Sinai]] *[[Sharm el-Sheikh Travel Guide|http://www.world66.com/africa/egypt/sharmelsheikh]]([[World66]]) *[[Sharm El Shiekh|http://www.southsinai.gov.eg/interface/sharm.html]]{{br}}南シナイ県のオフィシャル・サイト([[South Sinai Governorate|http://www.southsinai.gov.eg/mohafthat/sinaa.asp?id=5]])から辿れるホーム・ページ。英文表示と、アラビア語表示を選択できる。 !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}