{{toc}} ![[キルデア|キルデアの町]]の聖ブリギット {{br}}キルデアの せいブリギット {{br}}(簡易版) *[[シームレス・ワールドの用語|小辞典ワールド編]]解説。 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 ![[PC|プレイヤー・キャラクター]]が予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、[[PC|プレイヤー・キャラクター]]が知ってることにしていい」情報とします。  「[[キルデア|キルデアの町]]の聖ブリギット」は、[[カソリック教会|ローマン・カソリック]]、[[正教会]]、[[聖公会]]の聖人。[[聖パトリック]]、[[聖コルンバ]]と共に、[[アイルランド|アイルランド島]]の守護聖人とされている。  5世紀半ばにアイルランドで生まれ、6世紀前半に没した、と伝えられている。  「聖ブリギット」がアイルランド風の読み方で、フランス語や英語、他では「聖ブリジット」とも。「ゲールのマリア」の名でも知られる。  2月1日が、聖ブリギット・デーの祝日。アイルランドでは、伝統的にこの日が「春の最初の日」とされる。乳児、鍛冶屋、養鶏業者、私生児などの守護聖人。 :'''【参照イメージ】''': *聖ブリギットの図像([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Stbrigid|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/09/Stbrigid.jpg]] !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  教会伝承では、聖ブリギッドは、現在の[[ラオース県]]の[[ダンドーク]]近郊で、451年に生まれ、525年に[[キルデア修道院]]で没した、と伝えられている。  古代末期 〜 中世初期の聖人には珍しくないが、聖ブリギットの伝承は、長い期間に渡って語り継がれたものがベースで、細部には[[定かでない]]部分も少なくない。  伝承では、ブリギットの父親は、[[キルデア地方|キルデアの町]]の部族長で異教徒(ケルト神の信者)だった、と伝えられている。母親は、奴隷としてアイルランドに連れてこられたポルトガル出身者だった、とも、[[聖パトリック]]から洗礼を受けてクリスチャンになった[[ピクト人]]だった、とも言われる。ブリギット自身も、聖パトリックによって洗礼を受けた、とも伝えられている。  修道女になる前から、貧しい人々や病人に施しを繰り返し、その慈善の度が過ぎると、父の怒りをかっていた、とされる。ある日、父の宝剣を施したため、父親はブリギットを修道女にすることにした。ブリギットが洗礼を受けた、と伝えられる468年のことかもしれない。  修道女としては、はじめ[[聖メル]]の監督下に置かれた。伝承では、彼女は、キルデア地方を中心に、各地に修道院を創建した、とされる。470年頃に創建された[[キルデア修道院]]も、聖ブリギットの創建による、と信じられている。  525年に死亡した後、キルデア修道院の付属教会の墓地に埋葬された。しかし、遺体は、いつの頃からか、[[ダウン県]]の[[ダウンパトリック]]にある[[ダウンパトリック聖堂]]で、聖パトリック、聖コルンバと共に埋葬されている。明らかに、「アイルランドの守護聖人」信仰と関係しているだろう。  あるいは、[[ポルトガル|ポルトガル共和国]]の[[リスボン]]にある[[サン・ジョアン・バプティスタ教会]]では、アイルランド貴族に寄進された、と伝えられる聖ブリギッドの聖遺物が現在も保管されている。この聖遺物は、聖ブリギットのものと信じられている頭蓋骨だ。  伝承を総合すると、ブリギットを聖人とみなすような信仰は、アイルランドでは彼女の生前から成り立っていたように思われる。  さらに、アイルランドの修道士たちが[[大陸ヨーロッパ|ヨーロッパ]]各地で布教に勤めた時期に、彼らを通じて聖ブリギット信仰も各地に伝えられた。 ----  聖ブリギットに関する伝承は、聖パトリックや[[聖コルンバ]]の伝承と比べても、定かでない点や、にわかには信じがたい点が多い。  極端な意見では、「キリスト教化以前のアイルランドで崇拝されていた[[ブリギット女神]]への信仰を、教会がキリスト教化する過程で生まれた伝承」として、聖ブリギットが実在したことを疑う説すらある。{{br}}(実は、キルデアには、キリスト教化以前、19人の女神官に護られたブリギット女神の聖地があった、とのケルト伝承も伝わっている)  非実在説は、極端な説としても、聖ブリギットの伝承には、ブリギット女神の伝承をキリスト教風に再話したと思しいものが多い。  修道女だったブリギットが、中世に実在していたとしても、伝承には同名のブリギット女神への信仰が、キリスト教化しながら混入したことも、確からしい。また、キルデア修道院の影響力が、政治的にも広がった時期に、聖ブリジット伝承が形成された、と指摘する説もある。  例えば、聖ブリギット・デーとされている2月1日は、アイルランドのケルト信仰では、[[インボルクの祭り]]の日だった。  あるいは、「聖ブリギッドが作りはじめた」と伝えられている、草で編んだ「ブリギットの十字架」だが、現在、このアイテムは、聖ブリギット以前の民俗に遡るもの、と考えられているうえ、聖ブリギット伝には、かなり後年になってから記されるようになったことは確認されている。  現在でも、ブリギットの十字架は、アイルランドのクリスチャン間では、聖ブリギットのシンボルとして扱われたり、厄除けのために使われたりする例が見られる。 :'''【参照イメージ】''': *ブリギットの十字架の1例([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Saint Brigid's cross|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/bd/Saint_Brigid%27s_cross.jpg]]{{br}}「ブリギットの十字架」には、編み方にいくつかのバージョンがある。写真は典型的な1例。 !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  「増補待ち」。 ![[GM|ゲーム・マスター]]向け参考情報 *[[GM|ゲーム・マスター]]向けの補足情報、[[マスタリング・チップス|チップス集]]、[[アイデア・フック]]など。 :'''【参照イメージ】''': *聖ブリギットの像([[Wikimedia Commons]]){{br}}[[Image:Gross stmartin brigida von kildare|http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/0a/Gross_stmartin_brigida_von_kildare.jpg]] !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]]{{br}}⇔ [[歴史上の実在人物]]、[[神話、伝説のキャラクター]] !!関連項目 *[[アイルランド島]] *[[キルデア修道院]] *[[サン・ジョアン・バプティスタ教会]] *[[正教会]] *[[聖公会]] *[[聖コルンバ]] *[[聖パトリック]] *[[聖メル]] *[[ダウン県]] *[[ダウンパトリック]] *[[ダウンパトリック聖堂]] *[[ダンドーク]] *[[ピクト人]] *[[ブリギット女神]] *[[ポルトガル共和国]] *[[ラオース県]] *[[リスボン]] *[[ローマン・カソリック]] !!資料リンク *[[Wikipedia英語版:Brigid_of_Kildare]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Irish saints|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Irish_saints]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Medieval Ireland|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Medieval_Ireland]]{{br}}[[Wikipedia英語版:Category:Medieval Gaels|http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Medieval_Gaels]] *[[Wikimedia Commons:Category:Brigid of Kildare|http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Brigid_of_Kildare]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイデア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}