{{toc}} !シュタイアーマルク (Steiermark) 簡易版 !簡易版です。気づいたとこの増補、改訂、優先に大歓迎。 !PCが予め知ってていい情報 *「判定処理なしに、PCが知ってることにしていい」情報とします。  シュタイアーマルクは、[[オーストリア共和国]]の東部の南域に位置する州。2007年現在、連邦制の共和国を構成している9つの州の1つ。英語名は、「スティリア(Styria)」。  州域の過半が、オーストラリア領西部から連なっている[[ヨーロッパ・アルプス]]の東縁に締められて山がち。州域南東部に比較的狭い準平地があり、東に隣接している[[ブルゲンラント州|ブルゲンラント]]南部の平地に連なっている。(ブルゲンラントが、オーストリア領全域の南東縁を占めている)  アルプス山中から流出した、[[ムーラ川]]が州域を通った後[[スロヴェニア領|スロヴェニア共和国]]に流出。同様に、アルプスから流出した[[ラアバ川]]、他が、ブルゲンラントの南端を通った後[[ハンガリー領|ハンガリー共和国]]に流出していく。 '''【参照イメージ】''' *[[シュタイアーマルクのフリー・ファイル集アーガイブ|http://commons.wikimedia.org/wiki/Steiermark]]([[Wikimedia Commons]]) '''【参照地図】''' *[[AUSTRIA|http://europa.eu/abc/maps/members/austria_en.htm]]([[Gateway to the European Union|http://europa.eu/index_en.htm]]) *[[Austria Map|http://www.lonelyplanet.com/mapshells/europe/austria/austria.htm]]([[Lonely Planet]]) *[[Austria|http://go.hrw.com/atlas/norm_htm/austria.htm]]([[HOLT RINEHART WINSTON WORLD ATLAS]]) !やや詳しい情報 *「簡単な判定に成功すればわかる情報」とします。  シュタイアーマルクの州域面積は、16,392 平方km。居住人口は、2001年の統計で、1,183,303人。平均人口密度は、1平方kmあたり72人ほどになる。  州の南縁は、オーストリア - [[スロヴェニア|スロヴェニア共和国]]国境になっている。東でブルゲンラント南部に隣接し、北では[[ニーダーエスターライヒ州|ニーダーエスターライヒ]](東寄り)、[[オーバーエスターライヒ州|オーバーエスターライヒ]](西寄り)と接している。西では[[ザルツブルク州]]と、南西では[[ケルンテン州|ケルンテン]]と隣接。 ----  州都は、州域東部の概ね中央やや南寄りで、ムーラ川流域に位置する[[グラーツ市]]。  州域は、伝統的に、「上シュタイアー」「東シュタイアー」「西シュタイアー」に3大別されている。あるいは、東西のシュタイアー地方を併せて「下シュタイアー(ウンターシュタイアー)と呼び、上シュタイアーと2大別することもある。 (旧くは、[[現スロヴェニア領|スロヴェニア共和国]]の[[シュタイエルスカ地方]]を「下シュタイアー」と呼んだ時期が長かった。しかし、現在この用法は、オーストリアの日常生活ではマレにしか言われない、歴史的地域名になりつつある、とみていいだろう)  現行の行政区分は、グラーツの都市圏も併せて、17の行政区に細分されている。地域には、スロヴェニア語の話者も少なくない。(ことに、グラーツ市周辺あたりから以南で目立つ、と想定)。 ----  州域は山がちだが、山裾のなだらかな丘陵地には、草地、牧草地も多い。  鉄鉱石が豊富で、伝統的には、鉱業と工業が盛んだったシュタイアーマルクだが、他の先進国同様、3次産業への経済構造変化が進んでいる。例えば、2004年の統計では、シュタイアーマルクは、オースリア内の州で、最も大きな経済成長率を示し、人口も増加している。ことに、州都グラーツが、経済成長を牽引した。  他方、州内の一部地域の間に、経済格差も生じている。例えば、鉱業への依存度が高い、上シュタイアー地域には、経済成長に取り残された行政区が少なくない。 ----  シュタイアーマルクは、歴史的には、[[神聖ローマ帝国]]の公領地だった地域。第1次大戦まで地域に含まれていた下シュタイアー地方([[現在のシュタイエルスカ地方|シュタイエルスカ地方]])も含めて、オーストリア王国、オーストリア=ハンガリー王国に継承された。 '''【参照地図】''' *[[Steiermark(Styria)|http://www.thomasgraz.net/glass/map-A-st.htm]]([[THOMAZGRAZ.net|http://www.thomasgraz.net/glass/index.html]]) *[[Steiermark(Styria)|http://www.austria-360.at/steiermark/map.html]]([[Austria 360|http://www.austria-360.at/index.html]]) *[[Steiermark|http://europa.eu/abc/maps/regions/austria/steier_en.htm]]([[Gateway to the European Union|http://europa.eu/index_en.htm]]) !さらに詳しい情報 *「難易度がある程度高い判定に成功すればわかる情報」とします。  地域は、ローマ帝国領パンノニアの一部だった。ローマに征服される以前は、「ノリクム」と呼ばれた地域の一部で、ケルト文化圏で主にタウリスキ族の勢力圏だった時期が長い。ケルト族が開発した古代鉱山の遺跡も多い。少なくない古代鉱山は、ケルト族以前に遡る。 ----  古代末の民族大移動期には、幾つものゲルマン系諸族が地域を席捲したが、7世紀はじめ頃から、スラブ系諸族が移入。  スラブ系諸族の部族国家はカルタニアと呼ばれ、やがてシャルルマーニュ大帝に従属的になると、しばらくアヴァール族と、西欧との緩衝地帯のような位置を占めた。この間、ゲルマン人が再移入。ローマン・カソリックの聖職者も地域に入り、司教座を設けていった。  「シュタイアーマルク」が公領地として成立したのは、1180年のこと。 !GM向け参考情報 *GM向けの補足情報、マスタリング・チップス、アイディア・フックなど  「増補待ち」 !リンク *[[小辞典]]{{br}}⇔ [[小辞典ワールド編]] !!関連項目 *[[オーストリア共和国]] !!資料リンク *[[Wikitravel英語版:Styria]]{{br}}[[Wikitravel日本語版:シュタイアーマルク州]] *[[Wikipedia英語版:Styria (state)|http://en.wikipedia.org/wiki/Styria_%28state%29]] !活用や検討 !!活用 *このページの記事を踏まえた、[[アイディア・フック]]、使ってみた[[シナリオ]]、セッション・レポ、などなど {{comment}} !!重要な改訂の情報 *内容に追加、変更があった場合のみ、でいいでしょう。{{br}}(誤字脱字の訂正や、文章を整える程度では記録不要) {{comment}} !!検討 *このページの記事内容についての質問、重要な疑問、改訂の要望など *検討の項は記名記入を推奨(無記名記入は、随時書換え対象になりえます) {{comment}}